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生活費まで出し渋る困ったケチ夫、4つのタイプと対処法

  • 2020.6.7
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一言でケチな夫と言っても、いろいろなタイプがいます。

自分にはお金をかけないけれど家族には惜しみなく使う「家族を大切にするケチ夫」、逆に自分には投資するのに生活費は出し渋る「家族にケチ夫」、羽振りがいいのはフリだけで実はお金に細かい「見栄っ張りケチ夫」などなど…。

その中でも一番妻にとって迷惑なのは、妻にだけお金を出し惜しみする「釣った魚にエサはやらないケチ夫」でしょう。今回は「困ったケチ夫のタイプと対処法」についてお話ししましょう。

■夫はどれ? 最近のケチ夫4つのタイプ
自分の夫はケチなのか? それともケチではないのか? そんな疑問を持ったことはありませんか?

付き合っていた頃と結婚してからでは、お金の使い方がガラリと変わる男性は少なくありません。しかし、家計やお金の使い方については夫婦でも話し合いにくいことなので、ましてや親や兄弟、友だちには相談しにくいですよね。

最近のケチ夫のタイプには、大きく次の4つに分けられます。

1.趣味らしい趣味がないケチ夫

お金がかかるから、あえて趣味を持たないという全般的なケチです。趣味にお金をかけても生活の糧になるわけではないからと趣味を持とうとせず、ずっと家でゴロゴロするから妻は困るタイプです。

2.損することが許せないケチ夫

例えば、福引きが外れた時、買い物をしたあとにほかの店で安く売っていたのを知った時などに、執拗に悔しがるのがこのタイプ。自分が少しでも損をすることをとても嫌がります。飲み会などはあらかじめ会費が決まっているか、ほかの人が多めに出してくれるのがわかっている時しか行かないというタイプです。

3.見えるところだけ見栄っ張りのケチ夫

このタイプは、外ではケチと思われたくないので、周りにおごるなど気前が良さそうに振る舞いますが、家の中など他人に見られないところでは途端に出費を渋ります。自分はブランド物を身に着けていても、妻や子どもはユニクロでいいと考えています。

4.「働くなら扶養範囲で」税や保険にうるさいケチ夫

妻はバリバリ働きたくても、「扶養範囲内で働いてくれ」と反対するケチ夫。妻が扶養家族から外れることで、手取り給料が減るのは我慢できないタイプです。世帯収入が増えることより、自分の収入が減る方が嫌なのです。

あなたの夫は、どのケチ夫タイプですか? ただし、お金を使わない=ケチと思われがちですが、そもそもお金を使うことに興味がない人もいて、それはケチとは言えません。そういうタイプなら、家計は妻に託しますし、お金に執着せず、世間体も気にしないので、そこが見分けるポイントでしょう。

■良いケチ夫、困ったケチ夫



収入が少ない人ほどケチと思われがちですが、実はケチの度合いと収入の多さは必ずしも正比例となりません。お金持ちだからといって、ケチな人はケチなのです。

ただし、ケチ夫でも良いケチと困ったケチがいます。良いケチ夫は、自分自身のことは節約をするけれど、一番大切に思っている妻や家族には必要なら惜しまずお金を使うタイプ。周りの人からはケチと思われているかもしれませんが、妻にとってはありがたいケチ夫なわけです。

一方、困ったケチ夫は、自分自身や外部の人には見栄を張ってお金を使うのに、身近で大事なはずの妻や家族には惜しむタイプ。お金で愛は買えないと言われますが、家族にだけケチというのは、夫から大事にされていないと感じ、妻の不満につながるのでしょう。

「夫が家計管理をしているため、もらえる生活費自体が少なく設定されているうえ、なかなか渡してくれない。催促すると逆ギレされて…(32歳 結婚3年目 子ども1人)」

「共働きのせいか私の収入をあてにして、いろいろな支払いを押し付けてくる。もろもろの税金や子どもの塾代、家族旅行代など『俺、お金ないから』の一言ですまされる(38歳 結婚10年目 子ども2人)」

「生活費の明細を細かくチェックしてくる。夫は、子どもにかかるお金には何も言わないけれど、私の洋服代や美容院代は『どうしてこんなにかかるの?』と聞かれるため、生活費に計上できず独身時代の貯金を切り崩しながらしのいでいます(28歳 結婚2年目 子ども1人)」

付き合っていた頃は気づかなかったけれど、結婚して世帯が一緒、家計も一緒になった途端、ケチ夫の所業に悩んでいる妻は少なくないようです。





■ケチ夫を黙らせる3つの対処法



妻や家族にお金を使わない内向きケチ夫」には、どう対処すればいいのでしょうか? それは、ケチ夫独特の思考回路を理解することから始めてみるのです。

ケチの良いところは、自分は合理的で数字に強いと思っているので、根拠のある数字を示せば納得させやすいところです。そのため、世帯支出を円単位で細かくチェックして納得できないものはカットしようとしますが、裏を返せば、数字的な裏付けをもって必要性を示せば説得しやすいと言えるでしょう。

例えば、ケチ夫に「どうしてこんなに食費がかかるの? 子どももまだ小さいんだから、月4万円で収まるよね」と言われたとしましょう。しかし、総務省統計局「家計調査(2019年)」の調査によると、2人世帯の全国平均の食費は1カ月約7万5000円という結果が出ています。そういった公的な数字を提示しながら、「あなたは4万でやれるというけれど、実際2人世帯でも食費はこれくらい平均でかかっているの。節約しても6万円はかかると思う」と説明してはいかがでしょうか。

それでもケチ夫がグチグチと言うようなら、今度は行動で示してみましょう。例えば、十分な食費がもらえないならおかずを一品だけにする、食材の安いものだけを使った同じメニューを出し続けてみます。

そこで「おかずが少ない」「いつもモヤシばかりのメニューだね」と夫が文句を言ってきたら、「そうだよね。でも、食費が足りなくて…」と、妻にケチケチすると自分にも害が及ぶことを夫にも実感してもらってはいかがでしょうか。わざと意地悪をしているケチではない限り、夫も態度を多少は改めてくれるでしょう。

もしくは、二択にしてケチ夫に選ばせるというのも一つの手です。例えば、子どもに習い事をさせたいとなった時、ケチ夫が難色を示したら「じゃあ、子どもに習い事をさせるか、その分は貯金に回すか、どっちがいいと思う?」と聞いてみましょう。

その場合、ケチ夫がどちらを選んでも、妻にとって納得がいく選択肢とするのがポイントです。二択にすることでケチ夫も「自分が決めた」という満足感を得られますし、そのお金を夫の趣味など家族とは無関係な無駄遣いに流用されることを予防できます。

■見栄っ張りケチ夫には周囲を味方に



ケチ夫の中には、妻の交際費や美容代、被服代に理解を示さず、家計予算に全く計上しない場合もありますね。特に、産休育休中であったり求職中だったりすると、夫に強く言えない妻も多いでしょう。

男性にとって、女性はどういうところにお金がかかり、それは決して贅沢(ぜいたく)ではないことを理解するのは難しいようです。「美容院代、もったいないね。1000円カットじゃダメなの?」「友だちとのごはん代、そんなにかかる?」など、悪意なく聞いてくることもあります。

そういう場合は、ケチ夫が一番気にする部分、世間体や体面などを持ち出すことで理解してもらうのはいかがでしょうか。

例えば、「この間、いつも同じ服を着てるよねって義理のお母さんに言われて。そういえば私、全然洋服を買ってないよね」「ママ友のランチは情報交換会の意味もあるんだけど、出ないと私や子どもが仲間はずれになるかも…」と、外部の評価と絡めて言うのがいいでしょう。

妻を困らせるケチ夫の多くは、自分が損をするのは嫌だけど、世間体が悪いのはもっと嫌という見栄っ張りタイプ。その部分を活用して、家庭内で起こるお金のトラブルや不満をうまく回避していきましょう。





(佐藤栄子)

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