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箸の新スタンダードは26cm。食卓の景色を変える意欲作「STTIK」

  • 2020.6.6
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この状況もあり、すっかり料理が習慣化している人も多いのでは。料理を追求すると次にこだわりたくなるのが、食器や調理グッズ。そこで手始めに提案したいのが、和洋が混在する現代の食事シーンにもなじむ、カトラリーのような箸「STIIK(スティック)」だ。

箸の長さの「理想」を大胆にリデザインし機能美を追求

昔から日本人にとって、もっとも大切な食の道具のひとつである箸。既に型が決まっているアイテムゆえ、デザインを進化させるのは難しいが、より現代のニーズにあわせて実用的に仕上げられたのがこちらの「STIIK」だ。

一般的に、箸選びの際に欠かせないとされる目安が「一咫半(ひとあたはん)」という尺度である。これは、親指と人差し指を斜めに繋いだ長さのことで、お箸の世界ではこの「一咫半」の1.5倍の長さが、理想のサイズとされている。しかし、これはあくまでも江戸時代に決められた理想の箸の寸法だ。それから300年以上が経ち、日本人の体型が変化した現在では「一咫半の1.5倍の長さ」の箸が、必ずしも我々にとって最適とは言いきれないだろう。

STTIK 26cm 2 膳 1 セット 3,000 円(税抜)Harumari Inc.

「STIIK」はそこに着目し、現代人にとっての「一咫半」の長さを26cmと提案。従来の考えかたよりも長めにデザインすることで、グリップの安定感が増し、使い心地をアップさせたという。また素材には、熊本産の孟宗竹(もうそうちく)を使用。竹特有のしなやかさと、さまざまな用途に耐えうる強さを兼備しているのもポイントが高い。

オリンピックイヤーでもある2020年を日本の食から盛り上げていこうという経緯で製作された2020年の限定色「ガリ」。※ 2021年の東京オリンピック閉会時期まで販売。Harumari Inc.

そんな機能美を実現したデザインがグローバルでも認められ、先日、世界三大デザイン賞のひとつ「Red Dot Award 2020 : Product Design」を受賞。現在は、日本をはじめ、スウェーデンやイタリア、フランスなどでも取り扱いが開始されており、この進化した日本の箸はワールドワイドに浸透していくことだろう。

「用の美」を体現したこの逸品は、食卓の風景にちょっとした変化を生み、食事を楽しむ一助になってくれるかもしれない。

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