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パンをスペシャルにするアイディア和菓子。京都の老舗店が生んだ「スライスようかん」

  • 2020.6.5
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高級食パンを買わなくとも、今やパンを美味しく食べるための便利グッズや調味料がたくさん登場している。そのなかで、パンに付ける調味料のジャンルでありそうでなかったニーズに応えてくれたのが、京都の老舗和菓子店「亀屋良長」の「スライスようかん」だ。

パンにジャムを塗る感覚で餡をのせて食べる人は意外といるようで、昨今ではその需要に応えて餡を瓶に詰めた商品をよく見かけるようになった。しかし、この形状だと餡が冷えると固くなってしまい、パンにスムースに伸ばすのが難しいという欠点があった。

そんなストレスをスライスチーズならぬ、「スライスようかん」という方法で提案しているのが、「亀屋良長」の薄いシート状のようかんだ。京都を拠点とする老舗店の職人がひとつひとつ手作業でつくる商品ゆえ、その味は格別。丹波大納言小豆の粒あんようかんに、沖縄の塩を効かせたバターようかんはそのままでも美味しくいただける。

スライスようかん(小倉バター)1袋 2枚入り 500円(税抜き)Harumari Inc.

作り方は簡単で、食パンに乗せて5分間トーストするだけ。バターとようかんがグツグツと溶け出し、熱々の小倉バタートーストが完成する。ケシの実の食感がアクセントで効いた優しい味わいで、食べ応えも十分だ。

商品の開発者である「亀屋良長」8代目の吉村さん曰く、スライス羊羹は日常のシーンで生まれた商品だという。

「パンにたまたまスライスチーズを乗せたときに、『すごく楽だな』と思ったんです。そんな私の面倒くさがりな性格からスタートしたアイディアですが、今までありそうでなかった楽しいものになりました」。

商品はオンラインか京都の店舗でしか購入できない希少性も魅力で、現在注文が殺到しているとのこと。賞味期限は1ヶ月と短いが、買いだめして毎日のご褒美にしたい、日本の和菓子の魅力を堪能できる逸品だ。

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