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「産後のお腹」は隠すべき?有名トレーナーのメッセージに称賛の声

  • 2020.6.3
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一般的に出産後の膨らんだお腹は隠すものという「通説」に対し、世界的に有名なフィットネストレーナーが疑問を投げかけた。このメッセージに多くの女性から共感の声が集まっている。(フロントロウ編集部)

カリスマトレーナーの「ありのままの美」に対するメッセージ

出産は、体や心にさまざまな変化をもたらす出来事。そして妊娠と出産を経ることで、もちろん体型にも変化が生まれる。

画像: カリスマトレーナーの「ありのままの美」に対するメッセージ

そんな「産後の体」について、世界中で人気のフィットネスアプリ『Sweat』の創設者でありカリスマフィットネストレーナーのカイラ・イチネスが、自身が体験したあるエピソードをインスタグラムに投稿。そこで発信した言葉が、多くの女性に勇気を与えている。

産後のお腹は「隠すべき」ものではない!

一児のママであり、インスタグラムのフォロワー数1,250万人以上を誇るインフルエンサーでもあるカイラは、企業からギフトが届くことも少なくないようで、出産を終えたあるときファッションブランドからハイウエストのスイムウェアとワークアウトレギンスが届いたという。喜んだカイラだったけれど、そこに添えられていたメモを読んで不快な気分になったという。

画像: 左:モデルのマーサ・ハント 右:フィットネストレーナーのカイラ・イチネス
左:モデルのマーサ・ハント 右:フィットネストレーナーのカイラ・イチネス

そのメモには、「これはあなたの“mum tum(お母さんのお腹)“を覆うのに最適です」と書かれていたという。mum tum(お母さんのお腹)とは、産後の膨らんだ下腹部などを表現するときによく使われる言葉で、産後のお腹を隠すことを勧めるメッセージだった。

この出来事についてカイラは、自身のインスタグラムに長文のメッセージを投稿。まずカイラは、「ハイウエストのボトムスやワンピース型の水着はなにも悪くないけれど、それを女性の体の一部を“隠す”ためのものとして扱うことに違和感を感じた」とコメント。そしてカイラは、「女性に自分の体の一部を隠すべきだというメッセージは、決してエンパワーメントするものではないし、私はこれには全く賛同できない」と続けた。

さらに一番の問題は、贈ったブランド側がカイラが産後のお腹を隠すことを望んでいるだろうと確信して、悪気なく行なっていることだと指摘。カイラは、「もし私がもっと自信がなかったり自尊心が低かったりしたら、このメモを読んで『なんて、ありがたいの。彼らは私の問題を解決しようとしてくれてるのね!』って、このブランドを支持していたかもしれない。そう思うとぞっとする」とつづった。

つづけて、「それぞれの身体には個性があって、それは素晴らしいこと。私たちが自分の体を隠さなきゃいけないと考えるなんて、あってはいけないことなの(とくに赤ちゃんを育ててきたお腹はね)。そんなメッセージを広める人を、私は絶対に支持できない」と、ありのままの姿こそが美しいのだと語った。そして最後にカイラは、「私は自分の娘にはこのような固定概念に縛られない世界で育って欲しい」と、想いをつづり長い文章を締めくくった。

画像: 産後のお腹は「隠すべき」ものではない!

このエピソードを通じて、世間で勝手に決められたボディイメージのために、自分を恥ずかしいと思ったり自分自身を隠すことが、いかに当たり前のこととなっているのかに疑問を投げかけたカイラ。

このメッセージには多くの女性から共感の声が集まっており、なかにはセレブや有名フィットネストレーナーからのコメントも。同じくママであり俳優のシェイ・ミッチェルは、「よく言った!」という称賛のコメントを送り、この投稿には19万以上ものいいねが贈られている。(フロントロウ編集部)

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