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フライパンの寿命ってどれくらい?素材やコーティング別に紹介!

  • 2020.6.1
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フライパンは鉄やダイヤモンドコーティングを施したものなど、素材やコーティングによって、寿命や使い方が違ってきます。素材やコーティング別の寿命や買い替えサイン、使い方などもまとめましたので、ご紹介します。

現在使っているものの買い替えだけでなく、それぞれの特徴をつかんで、今後新しいものを買うときの参考にして下さいね。

■素材&加工別フライパンの寿命



フライパンの寿命は、素材やフライパンに施した加工によって違いがあります。まずは素材や加工方法別にまとめましたので、詳しくみていきましょう。

・鉄
鉄製のフライパンは、使い方によっては半永久的に使えるいわれています。他の加工をされたものよりも、耐久性が最も優れているといわれ、料理人のほとんどが鉄製のフライパンを使っているほどです。

アヒージョなどに使う人気のスキレットも、鉄製フライパンの一種です。使っていくうちに油がフライパンになじんでいくので、長持ちします。

・テフロン加工
テフロン加工されたフライパンの寿命は約1年と短いです。テフロンとはフライパンの調理面をフッ素樹脂で加工したもの。約1年と寿命が短い理由は、フッ素樹脂が熱や摩耗に弱いためです。

寿命は長くても3年なので、加工がはがれてきたかも? と思ったら、すぐに買い替えることをおすすめします。ちなみにテフロンという名称は、デュポン社が商標登録しているので、デュポン社以外では使えないのだとか。

・ダイヤモンド加工
ダイヤモンド加工の場合の寿命は、2~3年です。ダイヤモンド加工もテフロン加工の1つといわれていますが、フッ素樹脂の中に「ナノダイヤモンド」という人工のダイヤモンドを混ぜて加工したもののことをいうそうです。

テフロンは1年という寿命でしたが、こちらは2~3年まで長持ちするといわれています。フッ素樹脂にナノダイヤモンドを混ぜることで、熱や摩耗に強くなりテフロンよりも長く使えるのです。

・マーブル加工
マーブル加工での寿命は、1~3年といわれています。マーブル加工もダイヤモンド加工と同じく、テフロン加工の一種で、何層の加工を施すかで、フライパンの耐久性が上がり、寿命が変わってくるそうです。

このタイプのフライパンの多くは1~2年という寿命ですが、8層まで加工を施した場合だと、3年以上は使えるといわれています。




■寿命以外のメリットも大事!素材別フライパンの特徴



これまではフライパンの加工別の寿命をみてきましたが、素材ごとの特徴はどんなものでしょうか。次は素材別に特徴をまとめましたので、ご紹介します。

・アルミニウム
アルミニウム製のフライパンは、なんといっても軽いのが特徴です。鉄製や他の素材のものと比べても軽く、女性でも扱いやすくなっています。また、熱伝導がよいため火加減も調節しやすいというメリットがあります。パスタなどの調理によく使われるようです。

デメリットとしては、料理初心者では扱いにくいところと、IH調理器では使えない、高温調理ができない、などがあります。軽く火加減が調節しやすいと聞くと初心者でも扱いやすそうですが、食材がくっつきやすいという理由があります。寿命は鉄製のフライパンに近く、お手入れが必要になってきますが、約10年以上もちます。

・鉄
鉄製のフライパンは、耐久性や熱伝導性が優れていて、傷もつきにくく丈夫なのが特徴です。また鉄製のものは使っていくほど、油がなじんで、焦げ付きにくくなります。調理面から食材に鉄分が溶け出すので、鉄分も補給できるのもメリットの1つです。

ただし他のフライパンに比べて重さがあり、初めて使う際には、空焼きなどの下準備をしなければならなく、他のものに比べて手間がかかるのも、鉄製のフライパンの特徴です。お手入れをすることで、約10年以上使うことができます。お手入れや使い方によっては、半永久的に使用も可能です。

・ステンレス
ステンレス製のフライパンはさびに強く、使い方によっては長く使うことができます。鉄製に比べると必要な下準備がいらず、汚れも落としやすいので、お手入れも楽にできます。また高温調理も可能で頑丈です。

保温性に優れていて、中火でも十分火を通せるため、ガス代の節約になると言われています。反面、焦げやすく食材がひっつきやすいのと、重さがあるのが難点ですが、コツをつかんで慣れてしまえば長く使うことができるでしょう。焼く・煮る・揚げるなどさまざまな料理に使えるフライパンです。

・セラミック
セラミック製のフライパンは、丈夫で焦げにくく、耐熱性が高いのが特徴です。テフロンなどのフッ素樹脂加工とともに、多くの人から愛されています。セラミックは温度が上がると、遠赤外線を放出するので、その遠赤外線効果で食材をしっかりと火を通すことができます。

空焚き時に有害な気体が発生するフッ素樹脂加工に比べ、セラミックは有害な気体が空焚き時でも発生しないため、安全性の高いフライパンといわれています。初めに油ならしをすることと、急に温度を上げないことに注意すれば、長く使うことができます。




■そろそろ寿命?フライパンの買い替えサイン



フライパンの素材や加工別の寿命は分かったけど、買い替えのサインがいまいち分からないという方も多いのではないでしょうか。次はフライパンの買い替えのサインについて詳しくみていきましょう。

・焦げ付きが気になる
フライパンを使ううえで、そろそろ寿命を感じるときは、焦げ付きが気になった時ではないでしょうか。いつも朝に目玉焼きを作っているけど、ある時期から焦げ付いて…、なんて時はありませんか。そういう時はフライパンの買い替えサインかもしれません。

そもそも焦げ付きが気になるようであれば、テフロンなどの加工されたフライパンの場合、加工が剥げてきている可能性もありますので、買い替えた方がいいでしょう。

・加工が剥げている
フッ素樹脂などの加工されたフライパンの場合、加工が剥げてくると、買い替えの時期です。加工が剥げてきても普通に使用はできるのですが、上記のように焦げ付きやすくなるなど、料理をする時に支障が出てきます。

また加工が剥げたままで使用すると、食材と加工が混ざってしまうことがあります。加工の中でも、フッ素樹脂などは有害物質などが含まれているため、加工が剥げてきて、表面が見えてきたら買い替えをするようにしましょう。

・取っ手が壊れている
フライパンを長い間使っていて、フライパン自体が古くなってきたときに、取っ手が壊れてとれてしまうことがあるのではないでしょうか。取っ手が壊れてとれてしまったときは、買い替えをした方がいいでしょう。

何かのお祝いやプレゼントでもらったもの、高級なフライパンなど思い入れがあるフライパンであれば、着脱式の取っ手を代用するのも一つの手です。またフライパンのメーカーによっては、修理サービスを行っているところがあるので検討してみるのもいいでしょう。

・サビついてきている
特に鉄製のフライパンに多いのが、フライパン自体がサビついてきているときです。サビついてきたときは、お手入れや修理などである程度改善します。しかしながら、サビ具合によっては、サンドペーパーを使って、フライパンを磨いたり、手間がかかる作業になります。

下手にサビを取ろうとすると、穴を空けてしまったりする恐れもありますので、そのときはいっそのこと買い替えましょう。サビがついたままフライパンを使うと、食材と混ざるかもしれませんが、サビ自体は無害だといわれています。サビが気になる方は、買い替えた方がいいかもしれません。




■寿命を延ばすコーティングフライパンの使い方



ちょっと注意をするだけで、コーティングフライパンの寿命を延ばすことができます。コーティングフライパンの寿命を延ばす使い方をご紹介します。

・強火での調理や空焚きは控える
フライパンを使ううえでやってしまいがちなのが、強火での調理や、空焚きをしてしまうこと。コーティングフライパンでは強火での調理や空焚きはやめましょう。特にフッ素樹脂加工のフライパンは、空焚きをしてしまうと有害な気体を発生させるので注意が必要です。

また多くのコーティングフライパンは、強火での調理をしてしまうと、コーティングが傷ついて、コーティングフライパン自体の寿命を縮めてしまいます。コーティングフライパンは、強火にしなくても、十分食材に火を通すことができます。

・金属製のヘラや包丁は使わない
金属製のヘラや包丁は、コーティングフライパンには向いていないと言われています。ダイヤモンド加工などのコーティングフライパンは、金属製のヘラでも使用可能になっています。しかしコーティングを傷める恐れがありますので、寿命を延ばしたいのであれば、使わない方がいいでしょう。

包丁もフライパンで使ってしまうと、コーティングの剥がれの原因になるので、やめましょう。コーティングフライパンでヘラを使う際は、金属製の代わりに、シリコン製や木製などのヘラを使うのをおすすめします。

・できた料理はすぐに皿に移す
コーティングフライパンでできた料理は、すぐに皿に移すようにしましょう。フッ素樹脂加工のフライパンだと、表面に小さな穴がたくさんあり、その小さな穴から油などが入り、コーティングが剥がれる恐れがあります。

これは他のコーティングフライパンでもいえることで、コーティングフライパンの表面に傷があると、そこから油などが入る可能性もあります。料理をした後は丁寧に洗い、布などでしっかりと拭いて乾燥させておく必要があります。

・金たわしやクレンザーは厳禁
コーティングフライパンを洗う際は、金たわしやクレンザーを使うのはやめましょう。コーティングされた表面を金たわしやクレンザーで洗ってしまうと、コーティングが剥がれてしまう原因になるためです。

洗うときは柔らかいスポンジや中性洗剤で洗うのがおすすめ。ゴシゴシ洗うのも、コーティングに傷をつけてしまいますので、やさしくなで洗いをすることが大切です。なで洗いをしてもとれない焦げ付き汚れは、シリコン製などのヘラやキッチンペーパーで取り除いた後に洗うといいでしょう。

・重ねて保管するときは布やプチプチを挟む
コーティングフライパンを保管するとき、他のフライパンや鍋と重ねて保管していませんか。これ、実はやらない方がいいんです。重ねて保管することで、摩擦でコーティングフライパンが傷つく恐れがあるため。コーティングフライパンの場合、保管はできれば重ねずに保管するようにしましょう。

そうはいっても、スペースの関係で、他のフライパンなどと重ねて保管しなければならない場合もあります。コーティングフライパンを重ねて保管する際には、布やプチプチなどを挟んで保管するといいでしょう。




■寿命を延ばす鉄製フライパンの使い方



コーティングフライパンの寿命を延ばす使い方についてご紹介しました。鉄製のフライパンの場合も、扱いに気を付けることで寿命を延ばすことができます。その方法をご紹介します。

・洗剤で洗わない
鉄製のフライパンの場合、洗剤は使わずに基本的には「水洗い」のみでいいといわれています。洗剤で洗うのは初めだけです。サビを防ぐためと、洗剤で洗ってしまったら、初めにする「油ならし」の意味が無くなるからです。

油ならしは焦げ付きやサビを抑えるために行うお手入れです。もし洗剤を使って洗った場合は、油ならしをもう一度する必要があります。また鉄製のフライパンを使い終わったら、すぐに洗うようにしましょう。サビを防ぐためです。洗ったら布などで拭き、乾燥もお忘れなく。

・油返しをする
鉄製のフライパンを使うには、油返しをするのも重要になってきます。油返しとは、2回目以降に料理をする前に行うお手入れのことです。先ほどの油ならしは初めに行うもので、油返しは鉄製のフライパンで料理をするごとに行うお手入れです。

やり方はまず、鉄製のフライパンを中火で1分程度温め、油を約100CCほどフライパンに入れます。油を2~3回ゆっくり広げるように回したら火を消して、油を油ポットに戻します。このお手入れをフライパンを使うときに毎回行うと焦げ付きにくくなりますので、必ず行うようにしましょう。

・塩を使って焦げ予防
鉄製のフライパンで困るのが、焦げ癖と呼ばれるもの。この焦げ癖は塩を使えばある程度は、予防することができます。塩と聞くと、逆に焦げてしまうのではないかと思いがちですが、ひとつまみの塩で鉄製のフライパンの焦げ予防になるんです。

まずフライパンに塩をひとつまみ入れ、乾煎りをします。熱くなったらそのままふきんなどでフライパンをこすります。10秒ほどこすればいいでしょう。すぐに使う場合は塩を拭きとり、使わない場合は塩を洗い流します。




■フライパンの寿命を知って長く使おう



今回はフライパンの素材やコーティングごとの寿命、フライパンの買い替えサインのほか、寿命を延ばすフライパンの使い方についてもご紹介しました。毎日使うことの多いフライパンは日々の生活にはなくてはならない存在です。

フライパンの素材やコーティングによっても寿命の延ばし方が違ってくることがお分かりいただけたかと思います。ぜひ参考にしてみてください。

(E・レシピ編集部)

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