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【鎌倉の暮らし】〈カフェ坂の下〉店主・真子舞さん「好きなことを仕事にする人達が集って、知恵をシェアして暮らす。」

  • 2020.5.30
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山と海に囲まれて、のんびりしたこの場所には、暮らしを大切にする人達が集まっています。鎌倉だからこそできる特別な時間の過ごし方や、生活や仕事の輪でつながった信頼できるお店を9組のみなさんに教えてもらいました。今回は〈カフェ坂の下〉店主/真子舞さんの鎌倉の暮らしをご紹介します。

植物に囲まれた部屋で穏やかな時間を過ごす〈カフェ坂の下〉のオーナー真子舞さん。古民家カフェブームの火付け役となった伝説のカフェは、若き舞さんのおうち時間から始まった。鎌倉で生まれ、レジェンドサーファーの父と料理上手で華道を得意とする母を持つ舞さんは、若くして3人の子の母となった。育児に追われる日々でも「出かけられないなら家で楽しもう」と自宅をカフェのように飾り付け友人をもてなしていたのが〈カフェ坂の下〉の原点に。

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自宅のテラスをカフェのようにディスプレイして気分を盛り上げる。
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自家栽培している食べられるお花「エディブルフラワー」をトッピングした、目にもおいしいおからマフィン。「マフィンの隠し味に使うのは、近くのオーガニックマーケットで購入した有機レモン」

そんな折、父親の死をきっかけに、自分らしく生きる母親の姿を子ども達に見せていきたい、と店を始めることを決意。知人の紹介で築90年の海の前の古民家を借り、DIY好きの友人やガーデニングがセミプロの友人と1年かけ自分達の手でリノベーションした。アイリッシュ系アメリカ人の祖父の影響で幼少期から慣れ親しんでいた、看板メニューのふんわりしたパンケーキが大ヒットし、行列のできる人気店に。

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ハーブ類は塀を利用したプチガーデンで。敷地が狭くてもできるアイデア。

好きなことを仕事にする魅力的な人達が集まる鎌倉で、知恵をシェアして暮らす。そんなコミュニティに支えられ、14年の間カフェは続いている。家で過ごす時間が多くなった今も、庭で育てたハーブでお菓子を焼き、花を飾る。美意識をもって心地よく暮らすことを心がける舞さん。今の状況を、自分が何をしたいか立ち止まって考える機会として「神様からのギフトの時間みたい。家から出られなかった子育て中の頃と同じで、その先に想像もできなかったようなワクワクした未来が待っているから、これからが楽しみ」と微笑む。

鎌倉の大仏モチーフのエコバッグなどをはじめ、お気に入りを普段使いに

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カフェ坂の下の店長、浅田さんによるMOUNTAINJAMのキュートなエコバッグは買い物のお供に。大仏2,500円〜。
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美しいシルエットと上質なリネン素材が好きでリピート中の〈griot.〉のエプロン各9,300円。
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〈ドテラ〉のアロマを愛用。万能といわれるアロマの王様、フランキンセンスがお気に入り。

【My Hot Places】

1.〈リリーズ〉/鎌倉
「お花はいつもここで購入。セレクションのセンスが抜群」

2.〈パラダイス アレイ ブレッド&カンパニー〉/鎌倉
「自然発酵で作られる個性的なパンに魅了されます」 みとめしょうてん

3.〈三留商店〉/坂ノ下
「オリジナル調味料や輸入食材が置いてあり、すごく重宝!」

4.〈エノテカ・ロンディーノ〉/稲村ガ崎
「駅前のワイン店。最近はオーガニックワインがお気に入り」

Profile/真子舞(まなご・まい)

鎌倉出身。3児の子育て中に〈カフェ坂の下〉を開業、今年14年目を迎える。現在は、野菜たっぷりの彩り豊かなフードケータリングと生花を使ったフラワーデコも展開している。オリジナリティあふれるカラフルなテーブルコーディネートが人気。

※新型コロナウイルスの影響で、今号で紹介する店舗や場所の情報は変更の可能性があります。また、外出自粛に関する状況は日々変化します。慎重な判断の上での行動をお願いいたします。

(Hanako1185号掲載/photo:Yumi Saito text:Eriko Matsumoto , Tomohiro Okusa, Akemi Kan , Reina Shirasaka edit:Kei Kimura ,Hanako Kajiyama ,Kana Mizoguchi(Mo-Green)coordination : Yukie Mori (BRISA ))

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