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大阪市立美術館が約3カ月ぶりに開館 華やかなフランス絵画を楽しんで

  • 2020.5.29
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特別展「フランス絵画の精華ールネ・ユイグのまなざし」を会期延長して開催

2月29日から休館となっていた大阪市立美術館が、5月26日から再開。延期となっていた、特別展「フランス絵画の精華ールネ・ユイグのまなざし」を8月16日(日)まで会期を延長して開催します。

重厚な大阪市立美術館の建物。

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出典:シティリビングWeb
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出典:シティリビングWeb

今回の特別展では、17世紀から19世紀まで、フランス絵画の最も偉大で華やかとされる300年間の名品が展示されます。ヴェルサイユ宮殿美術館や、オルセー美術館、大英博物館など、誰でも一度は名前を耳にしたことがある、フランスやイギリスの代表的な美術館から、油彩画・素描など約80点が集められました。

日本では、フランス絵画といえば印象派が人気ですが、この特別展をじっくり見ると、もっと大きな歴史の流れの中で、フランス絵画史が理解できるように感じます。何より、豪華な宮殿の宴や、美しい衣装をまとった女性の絵画が本当に華やかで見ごたえがあるので、詳しい知識がなくても十分楽しめます。

もう一つ注目してほしいのが、展示方法。一般的に美術展では、絵画作品は図録通りに並べることが多いそうです。そうすると、人物の顔の向きなどが、来館者の目線と逆行してしまうこともあるそう。今回は、そうした違和感がないよう、随所に工夫を凝らしたそうです。大阪市立美術館の館長 篠 雅廣さんは「目に優しいエレガントな展示を楽しんでほしい」と胸をはります。

確かに、歩いていくと、描かれている人物と自然と「目が合う」ような流れになっていました。

「みなさん、美術館に、失われた日常を取り戻しに来てください」と呼びかける篠館長。そういえばほんの3カ月前までは、「今度の日曜、〇〇展やってるから美術館行こか?」って、すごく日常的な会話でした。そんな普通の感情を忘れてしまっていたくらい、心が自粛モードだったんだなぁと実感。「美術館に行く」という“普通”のありがたさを、かみしめに行きませんか?

「フランス絵画の精華ールネ・ユイグのまなざし」

2020年05月26日(火)~ 2020年08月16日(日)

大阪市立美術館(天王寺公園内)

https://www.osaka-art-museum.jp/

休館日 月曜日(8月10日は開館)および、6月16日(火)、17日(水)

※入館時は健康チェックシートの記入が必要です。事前にWebから出力していくと便利ですよ。

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