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もう失敗しない「だし巻き卵」のコツ|簡単ふわふわ!

  • 2020.5.28
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和食の基本でありながら「いつまで経っても上手く作れない…」と多くの人を悩ませるのが、「だし巻き卵」品よく「だし」の効いた味付けも、ふんわりと綺麗に巻かれた焼き方も、実は結構難しいですよね。改めて「基本のコツ」をマスターして、苦手を克服しましょう。お店のような本格的な仕上がりで、家飲みにも、これからのお弁当づくりにもぴったり!

失敗しらず!基本の「だし巻き卵」

だし汁をたっぷりと入れてあるので、焼き上がりはしっとりふわふわ。きれいに焼くには慣れが大切。何度もトライしてみましょう。

1. 材料(2人分)

卵は惜しみなくたっぷり使いましょう。片栗粉が上手に焼くカギ。

卵 ─ 3個
だし汁 ─ 70㏄
みりん ─ 小さじ1
片栗粉 ─ 小さじ1
薄口醤油 ─ 小さじ2/3
大根おろし ─ 適宜

2. 「だし巻き卵」の基本レシピ

調味料をひと煮立ちさせる手間がおいしさのポイント!

1. 鍋にだし汁、みりん、薄口醤油を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら火を止めて冷まし、片栗粉を加えて混ぜる。
2. 卵は卵白を切るように割りほぐし、混ぜながら1に加える。
3. 卵焼き器を中火で熱してサラダ油(分量外)を薄く引き、2の1/3量を流し入れて軽く混ぜながら広げ、奥から手前に巻く。巻き切った卵を奥に寄せ、残りの卵液を2回にわけて入れ、 同じように焼く。
4. 3を熱いうちに巻きすで巻き、形を整えて粗熱を取る。2~3㎝厚さに切って器に盛り、大根おろしを添える。

3. これで失敗しない!「焼き方」のコツ

フライパンを熱しすぎないように注意!毎回油を敷くのも大切です。

1. 卵液の1/3量を流し入れ、菜箸で軽く混ぜながら全体に広げます。卵を入れるとジュッと音がするくらいまで、卵焼き器を熱しておくのがポイント。

2. 奥から手前に、すき間ができないように卵を巻きます。菜箸で押さえつつ、フライ返しで返すようにすると巻きやすくなります。

3. 巻き終わった卵を奥に寄せます。油を含ませたキッチンペーパーなどで底面をふき、油を馴染ませましょう。

4. 残りの卵液の半量を流し入れ、巻いた卵を少し持ち上げて下にも卵液を広げます。1~4を繰り返します。

卵と調味料だけでOKの「だし巻き卵」は、いざという時の一品にもなります。コツさえ掴めば簡単にお店の味が作れるようになるので、ぜひこの機会に練習してみては?

教えてくれたのは...田中伶子先生

田中伶子クッキングスクール代表。全国料理学校協会理事、東日本料理学校協会副会長、NPO日本食育インストラクター協会理事。福岡女子大学卒業後、1964年に料理教室を開設。家庭料理の基礎から食のプロ養成まで指導にあたるほか、TV番組の出演や雑誌の執筆、食品・流通・広告会社等での商品企画、講演会など幅広く活躍中。

取材/首藤奈穂 撮影/馬場わかな スタイリング/佐々木カナコ、来住昌美 調理アシスト/中村奈津子、戸嶋幸江、杉本涼子、戸崎小百合、廣瀬弘子 再構成/CLASSY.ONLINE編集室

※この記事は『結婚できる和食教室』(光文社刊)を再構成したものです。

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