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【中村倫也】究極の“1人で7役”を演じる!素顔は“照れ屋”の女性好き?!

  • 2020.5.27
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【MOVIE:INTERVIEW】

一人の人間の中で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている“7人の僕”が主人公の映画『水曜日が消えた』。全く異なるキャラクターを7役演じた中村倫也さんだが、役作りに関して伺うと「監督が絵で描くイメージや台本など、色々なものをヒントにしながら、自分の中でリンクするものを探し合わせていきました。“水曜日”の役が一番難しかったですよ。彼はさわやかなスポーツ少年なんですけれど、僕自身にさわやか要素がひとかけらもないので。水を浴びればさわやかになるんじゃないかと思い、“水曜日”を演じる前は本気の滝行をしてから撮影に臨んだりもしていました(笑)」

作品の中では、違う曜日が交互に話すシーンも印象的。見事に違う7人を演じ切った中村さんは、完成した試写を観て「どの曜日も不思議とシンパシーを感じるところがあった」と語る。「生きていると、いろんな瞬間があるじゃないですか。すごくオシャレに気を使うときもあれば、スーパーだけだし部屋着でいいやっていうときもある。(VOCEを見ながら)赤のリップを塗りたかったり、ベージュにしたい気分の日もあるじゃないですか(笑)。そういう色々な顔って自分の中にもあるなぁと思うんです。優しい瞬間や冷たい瞬間、この映画ではそれがリンクしていく話ではあるんですけれど、“どんな自分も受け入れていいんだよ”というような勇気をもらえた気がします。すべてを受け入れることで初めてスタートが切れる。色々なものを許容できるようになったら、人生がどんどん豊かになっていくよなと改めて思いました」

“水曜日”が消えて、“火曜日”が水曜日の日常を満喫するシーンでは、図書館司書の瑞野(深川麻衣)に一目惚れする姿も見どころの一つ。慣れない初々しさがちょっぴり微笑ましくもあったが、実際の中村さんは一目惚れしやすいタイプ?「あんまりしないけれど、惚れたって思ったら場が許される限りすぐに言いますね。何人かで食事をしているときでも、『あ、すげぇ好き。惚れたわ』って言うと思います。駆け引きとかめんどくさいじゃないですか。だからまず“好きになった”っていう名刺を渡すみたいな感覚で、そこからアプローチ。迷惑になる前までは追い続けると思います。ちなみに、照れ屋な女の子が好き。会話をしているときにちょっと褒めたりしたら顔が赤くなっちゃうみたいな。可愛いですよね」

Q.撮影中の印象的だった出来事は?A.きたろうさんが、カットのたびに面白いことを言うんですよ

照れくさいからなのかな?(笑)それがとっても好きでした。

Q.1週間の中で、一番気分が上がるのは何曜日?A.金曜日!

バナナマンさんのラジオ『バナナムーンGOLD』を聴けるから。僕のルーティーンです。

Q.この世から消えてほしいものorことは?A.ゴルフでダフること(笑)

去年の10月にゴルフ場デビューして友達とよく行っているんですけれど10球に1回くらいダフるんです。これ、本当になくなってほしいな。

VOCE2020年7月号 中村倫也
VOCE2020年7月号 中村倫也

中村倫也(なかむらともや)●1986年12月24日生まれ。東京都出身。2005年に俳優デビュー。2018年にNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で注目を浴びると、翌年ドラマ『初めて恋をした日に読む話』、『凪のお暇』に出演、映画実写版『アラジン』では主人公の吹き替えを務め話題に。現在放送中の日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』で主人公を演じるなど幅広く活躍。今後は映画『騙し絵の牙』『サイレント・トーキョー』が公開予定。

映画『水曜日が消えた』

幼い頃の交通事故がきっかけで、一つの身体の中で曜日ごとに入れ替わるようになった“7人の僕”。その中でも“火曜日”は一番地味で退屈な存在だった。ある日、“火曜日”が目を覚ますと、周囲の様子がいつもと違うことに気付く。……“水曜日”が消えたのだ。水曜日を謳歌する“火曜日”だったが、その日常は徐々に恐怖へと変わっていく――。近日公開予定。

映画『水曜日が消えた』
映画『水曜日が消えた』

撮影/瀬津貴裕(biswa.) ヘアメイク/松田陵(Y's C) スタイリング/小林新 取材・文/高橋夏実

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