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「井上と会わなくなったおかげで肌の色つやがよくなりました(笑)」ノンスタ石田、外出自粛の逆境を活かし、視聴者参加型の“オンライン舞台”に挑戦!<インタビュー>

  • 2020.5.27
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5月30日(土)にオンライン配信されるコメディー「訳アリ物件ノゾキミ荘の住人たち」の脚本・主演を務めるNON STYLE・石田明にインタビュー!
KADOKAWA

【写真を見る】外出自粛期間中の“おうち時間”の過ごし方を明かしてくれた石田明。「家族と過ごす時間がたくさんできたことはよかったと思います」

NON STYLEの石田明が脚本・主演を務める“視聴者参加型”のコメディー「訳アリ物件ノゾキミ荘の住人たち」が、5月30日(土)、ツイキャスにて計2回ライブ配信される。

本作は、オンラインミーティングツール「Zoom」を活用して、アパート「ノゾキミ荘」の住人に扮した出演者たちが、画面の中を“部屋”に見立てて物語が進行。視聴者はコメント機能を利用して書き込みが可能で、出演者たちはそのコメントに対してリアクションを取りながら、アドリブ感満載の芝居を繰り広げていく。

石田が演じるのは、家賃1万円ながら“おばけが出る” “監視カメラで常に覗き見される” “その映像が不定期で生配信される”という訳アリ物件「ノゾキミ荘」の管理人。そして、くまだまさし、ブロードキャスト!!・房野史典、銀シャリ・橋本直、ジェラードン・にしもと、コロコロチキチキペッパーズ・ナダル、伊藤修子、谷川愛梨の個性あふれるメンバーがアパートの住人役で共演する。

NON STYLE石田 脚本・主演コメディー 「訳アリ物件ノゾキミ荘の住人たち」キービジュアル
(c) YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.

今回ザテレビジョンでは、「笑える環境を作りたい」と意気込む石田にインタビューを敢行。本作の見どころをはじめ、オンラインによる舞台興行の可能性について、また、外出自粛期間中に気付いたことや“おうち時間”の過ごし方についても語ってもらった。

「生なんだけど生じゃない、“半生(はんなま)”なものができたら面白いかなと」

自身が脚本&主演を務めるコメディーをオンラインで配信!「まだ劇場でライブができない状況の中、お笑い離れしている人たちに笑っていただけたら」と意気込みを語る石田明
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――今回の「訳アリ物件ノゾキミ荘の住人たち」は“視聴者参加型コメディー”と銘打たれていますが、具体的な内容を、作者の石田さんのほうから解説していただけますか。

石田明:僕が脚本を書いて主演を務めます。参加型の新感覚コメディーということで、視聴者のみなさんは、ただただ覗き見する“ノゾキ魔”になるのか、それとも、出演者の中に混じって、いろんな行動をさせたり、セリフを言わせたりする“おばけ”になるのか…(笑)。

ベースとなる物語はありますけど、見ている人たちが書き込むコメントによってどんどん話が変わっていくので、生なんだけど生じゃない、“半生(はんなま)”なものができたら面白いかなと。まだ劇場でライブができない状況の中、お笑い離れしている人たちに笑っていただけたらうれしいです。

最初にこの話が立ち上がったとき、他にも書き物の仕事を2つぐらい抱えてる状況だったんですけど、この形はぜひやってみたいなと。ただ、公演の時期はもう少し先でもいいかなと思ってたんですね。でも、担当者が「石田さん、これは面白いっすよ! 早くやりましょう!」って、燃えに燃えていまして(笑)。「ゴールデンウィーク中にやりたいです!」ってワケのわからんことを言い出したんですよ。さすがにそれは無理なので、5月末に公演を行うということで、なんとか書き上げました。

――「訳アリ物件に住む住人たちを覗き見する」というコンセプトは、すぐに思いついたんですか?

石田:はい、けっこうすぐ思いつきましたね。まず考えたのは、基本的に家で楽しむ有料のライブ配信なので、あんまり騒いだりしたら、ご近所さんに迷惑をかけてしまうんじゃないかと。だけど、覗き見というスタイルにすれば、しゃべっていても周りには声が聞こえてない、みたいな状況も作れるし、しゃべるシーンを有効的に使える。覗き見っていうのは、ご近所さんに優しい設定なんです(笑)。

「吉本でも選りすぐりの“ヤバいヤツら”を集めました(笑)」

キャストには、選りすぐりのヤバいヤツらが集結。「心地いい緊張感をキープしたまま、メチャクチャくだらんことをやるっていうことに挑戦したいんです」
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――共演者のキャスティングは石田さんの希望通り?

石田明:完全に僕の人選ですね。物語の舞台が、おばけがいてずっとカメラで監視されている訳アリ物件ということで、いかにもそういうところに住んでいそうな“ヤバいヤツら”を集めました(笑)。吉本にはヤバいヤツがいっぱいいるんですよ。その中でも選りすぐりの人選です。

――そんな個性的なメンバーに期待していることは?

石田:伊藤修子という女優がいるんですけど、さっそくトラブルが発生してまして…。

――トラブルとは?

石田:もしかしたら伊藤さんは、今回の配信で使うZoomがわかってないんじゃないかっていう(笑)。今、みんなで必死にいろいろ機材を集めてつながるようにしてるんですけど、伊藤さんだけ全くシステムについてこれてない。作品の趣旨がわかっているのかどうかも不安なんです(笑)。でも、オファーを受けてくれてるわけですからね、どんなリアクションをしてくれるのか、楽しみではあるんですけど。

あと、期待してるっていう意味では、ジェラードンのにしもと。彼に関しては、完全に当て書きなんですよ。ハマリ役ですね。普段ジェラードンのコントで演じているようなキャラを演じてくれるんじゃないかなと。

――石田さんから共演者に対して、リクエストは?

石田:みんなには、あまり説明をしないでおこうかなと思ってるんですよね。今回は、演者がいろいろわかった上でスタートしてしまうのは、ちょっと違うような気がしていて。やっぱり、“半生(はんなま)”にこだわってますから、演者側にも、より生の感覚を楽しんでもらいたい。みんながドキドキしてるほうが、いい意味でトラブルも発生するでしょうし、心地いい緊張感をキープしたまま、メチャクチャくだらんことをやる、っていうことに挑戦したいんです。

「視聴者のみなさんに“Sっ気”があればあるほど面白い物語になっていく(笑)」

自分も参加したいと思う人は、どんどんコメントを残してほしい」という石田明。「みんなの悪ふざけが、この作品の栄養になるんです(笑)」
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――では、物語に参加する視聴者に対して、リクエストしたいことはありますか?

石田明:みなさんからのコメントの書き込みがなかったとしても、単体として面白い作品になっているとは思うんです。でも、見てくれる人が何かを書き込むことによって、何号室の誰かが勝手に動き出すかもしれないし、書き込んでくれたことを僕が急に言い始めて、住人のみんなを困らせるかもしれないし(笑)。けっこうムチャ振りの連続だと思うんですよ。だから、視聴者にSっ気があればあるほど面白い物語になっていく(笑)。書き込むことが面倒くさい人は、ただ覗いてるだけでもいいですし、自分も参加したいと思う人は、何でもいいからどんどんコメントを残してほしいです。言うたら、みんなの悪ふざけが、この作品の栄養になるっていうか(笑)。一応、1時間で終わる予定なんですけど、見ている人のふざけ具合によっては、長くなる可能性があります(笑)。

――ちなみに5月25日からは、石田さんがSNSを通じてノゾキミ荘の住人たちを紹介する企画も始まりましたね。

石田:はい、覗き見の風景をチラッと見せたりして、このアパートにはこういう住人たちがいるっていうことを伝えていきたいと思っています。本気でヤバいヤツらばっかり出てきますから、フォロワーの中には「えっ、これ誰? どういう人?」ってなる人もいるんじゃないですかね(笑)。でも、そこに何か引っ掛かりを感じて、興味を持っていただけたらありがたいです。

――石田さんは、今回のような舞台のオンライン配信には、どういったメリットがあると思いますか?

石田:まず、セットが要らないっていうのはいいですよね。

それと、舞台上で演じるキャラクターって、すごく濃いんですよ。だから、自分からキャラクターに寄せてしまいがちなんですね。でも、オンラインでやる舞台は自宅で演じてますから、どれだけ濃いキャラクターを演じようが、イヤでも“生(なま)”感が強くなってくる。生に引き戻される感覚というか、その生々しさをうまく利用することで、面白いものを作れるんじゃないかなっていう期待はありますね。

――逆に、オンラインだからこその難しさは?

石田:例えば、映っている人物の後ろにドアがあって、急にそれが開いたら怖いじゃないですか。そういう演出を入れたいなって思うけど、人手が足りないんです。基本、一人ですから。そこが通常の舞台との違いかもしれませんね。だから、ピタゴラスイッチ的に自動でドアが開閉する方法を考えようかなと思ってるんですけど(笑)。

「自分がやりたいことは後回し。やっぱり、子どもと嫁さんのことが最優先ですから」

【写真を見る】外出自粛期間中の“おうち時間”の過ごし方を明かしてくれた石田明。「家族と過ごす時間がたくさんできたことはよかったと思います」
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――ようやく全国的に緊急事態宣言が解除され、少しずつ社会が動き始めていますが、これまでの外出自粛期間中、何か気付いたこと、新たに発見したことはありますか?

石田明:一番思ったのは、井上(裕介)と会わなくても普通に仕事できるんだなっていう。井上と会わなくなったおかげで、肌の色つやがよくなりました(笑)。やっぱり、井上と会うっていうのは、なかなかのストレスなんですよね。ほんま、今はすごく体調がいいですから。

――(笑)。舞台に立てない日々が続いている、というストレスは?

石田:オンライン上で漫才をやるっていう機会が増えてきましたけど、やっぱり、生の漫才に勝るものはないなって。それは心底感じましたね。だからこそ今回のように、生に近いオンライン上の“半生(はんなま)”形式で、何か面白いことができたらいいなとも思います。

――今までのように劇場での公演が再開した後も、オンライン配信の舞台をやってみたいという思いは?

石田:そうですね、今回の舞台がうまく行けば、今後も例えば、足をケガして表に出られない人とか、田舎に帰ってしまって劇場に足を運ぶことができない人たちにも、エンターテインメントを提供できますもんね。そういう意味でも、また機会があったらぜひやってみたいです。芸人だけじゃなく、仲の良い役者さんたちにも協力してもらって、いろんなことをやってみたいですね。

――では、相方の井上さんとの共演も見られるかも…?

石田:あ、基本的に連絡を取ってないんで、それはないです(笑)。

――NON STYLEは今年5月14日に結成20周年を迎えましたが、これからのコンビとしての展望をお聞かせください。

石田:今は「仲が良いお笑いコンビ」というのがちょっとブームみたいになってるじゃないですか。で、井上は、ちょくちょくそのブームに乗ろうとするんですよ(笑)。でも、僕は断固拒否しています。コロナが落ち着いても、井上とのソーシャルディスタンスは守っていきたいですね。

――(笑)。ちなみに、外出自粛期間中、石田さんはどんな“おうち時間”を過ごされていましたか?

石田:家族とこんなに一緒にいられるっていう体験は初めてで。ほんま、今までめちゃめちゃ働いてたんやなって思いました。外出自粛期間中は、毎日が休みみたいなものでしたから。

その間、家でやりたいことは、けっこういっぱいあったんですよね。あそこに棚を作りたいとか、クローゼットの中を片付けたいとか。でも、わが家では優先順位というものがありまして。掃除をする、洗濯物を干す、そして子どもにご飯を食べさせる。そうすると、どうしても自分がやりたいことは後回しになってしまうんですよね。やっぱり、子どもと嫁さんのことが最優先になるんで。だから、僕のクローゼットの中は一生片付かんのとちゃうかなって(笑)。

――執筆作業など、ご自宅でのお仕事も大変なのでは?

石田:そうですねぇ。今までは、新幹線や車での移動中に脚本やネタを書いてたんですよ。吉本は営業が多いから移動時間もいっぱいあって、都合がよかったんです(笑)。でも、ここ2カ月はほとんど家から出ませんでしたからね。

「ノゾキミ荘」の脚本にしても、昼間に作業できたらそんなに時間がかからなかったはずなんですけど、日中は、ほぼ家事優先で。かといって、夜中に書こうと思ったところで、子どもが夜泣きをしたら強制終了やし。なかなか思うように進まなかったです。

…でもまぁ、家族と過ごす時間がたくさんできたから、結果的にはよかったんかなって思ってます。

石田明(いしだ・あきら)=1980年2月20日生まれ、大阪府出身。中学・高校で同級生だった井上裕介と、2000年にお笑いコンビ「NON STYLE」結成
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(ザテレビジョン)

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