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ハッピー・マニア、シュガルン、働きマン…。「しあわせ」を追求する安野モヨコの世界へ没入

  • 2020.5.25
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現実から空想世界まで。とにかく「リアルで強く、美しい女性」を描き、絶大な支持を得ている漫画家・安野モヨコ。デビュー30周年を記念して、その創作の軌跡をたどる展覧会が、2020年7月1日より世田谷文学館で開催される。

「ハッピー・マニア」1996 年 ©Moyoco Anno/CorkHarumari Inc.

代表作『ハッピー・マニア』では「ふるえる程のしあわせ」を追求して徹底的に恋愛し、『働きマン』で「女性にとって仕事とは何か?」と悩みながら倒れるほど働く女性の姿をリアルに描いた安野モヨコ。一転、『さくらん』では艶やかに煌めく吉原の世界を、『シュガシュガルーン』ではキュートな魔法のファンタジー…と手がけた作品の世界観は幅広い。

男と女それぞれにとっての恋愛、あるいは社会人の現実と少女の空想世界といった、相反するテーマをていねいに描き分ける安野モヨコ。圧倒的なその世界観の表現に、熱狂的なファンは多い。本展では「女」-「男」、「荒」-「和」、「美」-「醜」、「夢」-「現」など相反するテーマごとに、初期作品から最新作までの作品原画を中心に展示する。

澁澤龍彥『バビロンの架空園』装画 2017 年 ©Moyoco Anno/CorkHarumari Inc.
2017 年 年賀状イラスト ©Moyoco Anno/CorkHarumari Inc.

休業期間を経た安野モヨコは現在、ファン待望の『ハッピー・マニア』の続編となる『後ハッピーマニア』の連載もスタートし、漫画家としての活動を再び本格化している。さまざまな作品を通じて、誰かに合わせ模倣するのではない本当の自分の欲望とは何か、しあわせとは何かを読者へ問いかけてきた。安野 モヨコ(ANNO)が創り出す、その普通でない (UNNORMAL)、唯一無二の「ANNORMAL [アンノーマル]」な作品世界。懐かしのシーンや胸にくる名言など、カヨコのいうところの「ふるえる程のしあわせ」を堪能しに行こう。

「後ハッピーマニア」2019 年 ©Moyoco Anno/CorkHarumari Inc.

【安野モヨコ プロフィール】

1971 年東京都生まれ。高校 3 年生で漫画家デビュー。1995 年に連載を開始した『ハッピー・マニア』は今までにないセンセーショナルな恋愛ストーリーに多くの女性読者が共感。青年・少女漫画誌や新聞・週刊誌にも多彩な作品を描き分け、ドラマ・映画・アニメ化 作品も多数。主な作品に『花とみつばち』『さくらん』『シュガシュガルーン』『働きマン』『オチビサン』『鼻下長紳士回顧録』のほか、エッセイ『美人画報』『くいいじ』や、監督・プロデューサーの夫・庵野秀明との結婚生活を描いたコミックエッセイ『監督不行届』など。 2019 年より雑誌「FEEL YOUNG」に『後ハッピーマニア』を連載中。
編集部注釈
新型コロナウイルス感染予防対策のため、本展示は中止・延期になる場合があります。なお、チケットは事前予約制。 臨時休館情報も含め、詳細は世田谷文学館ホームページをご覧ください。

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