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シンガポールのヘルスコンシャスは日焼けをしたい!? COVID-19が変えた人々の生活習慣や価値観

  • 2020.5.22
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シンガポールの人々の生活が一変!?

外食文化から自炊へ

4月7日から「Circuit Breaker(サーキット・ブレーカー)」と呼ばれる外出自粛要請が政始まったシンガポール。不要不急以外の外出は基本的にNGとなり、医療従事者を含むエッセンシャールワーカー以外はテレワーク。飲食店はテイクアウト(”Take away”と呼ぶ)のみ営業が許可されている。

とはいえ、多くの人が外食をするより自炊することを選択している。女性起業家や企業のトップが女性ということも珍しくないシンガポールでは、共働き世帯がほとんどで、多くの家庭ではこれまでは3食外食が当たり前だった。また、ホーカーセンターと呼ばれる複数の屋台を集めた施設で食べるローカルグルメは、自炊するよりも安価に済む。金銭感覚にシビアな目を持つシンガポール人にとっては外食を選ぶ方が断然お財布に優しい選択でもあった。

それが一変し、スーパーマーケットでは多くの人が列をなし、大量の食材を購入している光景がここ1ヶ月続いている。特に東洋医学が国の予算で広く普及していることもあり、自然治癒力を上げる食材や免疫力を上げると言われる食材が人気だ。

にんにく、しいたけ、唐辛子などは、多くのスーパーマーケットの棚から消えた。

美白ブームが終わる!?

シンガポールでは、ここしばらく韓流ブームが続いていた。ドラマや映画、K-Pop、そして、K-Beauty。多くの女性が、韓国人女性のように陶器のような真っ白な肌を維持するために、日焼けは絶対的にNGという風潮だった。

ところが、今ヘルスコンシャスな人を中心に”あえて”日焼けをしようとする動きが見えている。常夏な気候の中でのランはそれまで完全防備が基本だったのが、スポーツブラで爽快に走っている人が続出。

理由は、日光を浴びることによって、ビタミンDを生成してくれたり、デトックス効果や血流をよくする効果が期待できるためだという。COVID-19は体を強くし健康を保つため容姿に対する価値観を変えつつあるのかもしれない。

トータルヘルスを見直す

外出自粛や慣れないテレワーク、そして見えないウィルスとの戦いにより、多くの人が何かしらの不安を抱え、体調を崩す人も少なくない。なかには不眠や鬱の症状を訴える人も。

そこで体の健康はもちろんのこと、心を強く持つことも重要視されている。なかでも国ですすめられている「運動」を取り入れたメンタルヘルスケアは、政府の信頼が厚いシンガポールらしい選択の一つだ。

「サーキット・ブレーカー」が始まって以降、朝早くからランニングをする人は日に日に増えている。また、日本同様にオンラインフィットネスは人気だ。営業休止中のフィットネススタジオやヨガスタジオのレッスンはもちろんのこと、パーソナルコーチからマンツーマンで運動、食事、生活習慣などトータルで指導を受けている人も。これは、より長期的な目線で自分のトータルヘルスを意識し始めている人が増えているということではないだろうか。

適度に体を動かし適度に汗をかくことで、自律神経のバランスを整え不安やストレス解消、睡眠の質を向上させる効果も期待できる。もちろん、運動不足解消や、コロナ太りを防ぐことにも繋がるため一石二鳥だ。「サーキット・ブレーカー」が行われたことによって、運動を積極的にしたり、食習慣を見直すなど、健康にとってよいキッカケになった部分もあるよう。外出自粛自粛が明けたあとも、このヘルシーマインドは、いい意味で残っていくかもしれない。

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