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リモートワークでもモチベーションをアップするコツは?

  • 2020.5.19
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成果が見えにくいから、難しい…どうすればいい?
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出典:シティリビングWeb

新型コロナウイルスの影響でリモートワークとなり、成果が見えにくいためモチベーションを保つのが難しい状況です。成果が見えない中でのモチベーションアップのコツはありますか?

「内発的動機」モードに切り替えましょう

働き方改革が急激に進行している現代社会において、リモートワークができる環境があることは、本当に幸せなことです。様々な現場の最前線で命がけで働いてくださっている人々を支えるためにも、できる限り社会的距離を保ちながら、生産的な仕事をしていくことが求められている時勢です。

「外発的動機」と「内発的動機」

とはいうものの、慣れないリモートワークに初めて取り組む人は、モチベーションを保つのが難しいでしょう。筆者も慣れるまではモチベーションコントロールがとても難しかったことを記憶しています。心理学的に言えば、職場で働く多くの皆さんは「外発的動機」で働いています。どういうことかというと、給料やボーナスなどの報酬、評価制度や競争システム、周囲からの評判や罰則・規制などの外からの刺激によって、働くモチベーションが誘い出されています。

一方で、「内発的動機」と呼ばれる自分自身の内側から沸き起こってくる意欲に従った仕事をしている人は、リモートワークであろうとなかろうと持続的にモチベーションを保つことができます。

働く動機・意味・働く楽しみを掘り下げてみては?

厳しい言い方をするようですが、成果が見えないからモチベーションが上がらないと感じている人は、外発的動機で働いています。人生100年時代です。短期的な刺激や報酬でモチベーションを上下させているうちは、これから先の長い職業キャリアを歩み続ける過程で限界にぶつかるかもしれません。今回、新型コロナウィルスの影響でリモートワークに環境が変わったことを一つのきっかけにして、自身の働く動機、働く意味、働く楽しみを掘り下げてみると良いでしょう。仲間がいるから頑張ることができるという動機も外発的動機の一つですが、リモートワークになると、この一体感も醸成しづらいので、どうしてもモチベーションが下がります。

外発的動機で働いていた人が突然内発的動機で働くことは難しいので、転換していくコツとして、以下のことをお勧めします。

やる気は、やっているうちに勝手に出てくるもの。まずはやってみよう!

まずは、通勤しなくて良くなったことによる時間的報酬と引き換えに、「自分時間」の新しい活用方法を探しましょう。ITスキルの勉強を始めてみたり、好奇心はあっても挑戦することができなかった他職種の業務スキルを学んでみたり、衰えがちな体力や健康増進のために筋トレを始めてみたり、中長期に職業キャリアを安定したものにさせていくため自己啓発書を読んでみたりするなど、「自分時間の使い方」をアップデートしていくことが今すぐできることです。内側から沸き起こってくる自己有能感、自己実現感などを育てるようにしてください。

もちろん、一人でできることと、職場のチームでできることと、会社全体でできることとは異なりますが、どんな状況だとしても「心は自由」です。リモートワークの機会を、できる限り前向きに、ハッピーにとらえて自己成長の機会としてしまいましょう。

最後に一つ。やる気は、「やる気を出そう!」と思って出るものではありません。やっているうちに勝手に出てくるものです。やらないでいればいるほどやる気アップからは遠のき、負のスパイラルにはまっていきます。何か一つでも構いませんので、昨日の自分より今日の自分にできたことを見つけて、褒めて、ぎゅっと心を慰めて、スモールステップで小さな「やる気」を積み重ねていきましょう。

感染症との戦いも長期戦ですが、職業キャリア形成も長期戦です。日々の仕事の中に小さな喜びを一つ一つ発見し、積み上げていったとき、とてつもなく大きな喜びが訪れます。千里の道も一歩から。今日から新しいキャリアの積み上げを開始してみてくださいね。

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