1. トップ
  2. 恋愛
  3. 幼少期の○○が肝心!? 教室へ通わずに子どもの”英語力”を伸ばす秘訣

幼少期の○○が肝心!? 教室へ通わずに子どもの”英語力”を伸ばす秘訣

  • 2015.4.21
  • 10725 views

【ママからのご相談】

3歳の娘がいます。周囲のお友達のほとんどが英語教室に通っています。中には0歳児から通っているお子さんも。 うちは、中学生になって学校の授業で習ってくれればそれでいいという考え方なのですが、周囲が熱心だとやはり焦ってしまいます。英語はやはり幼少期から教室へ通わせておくべきでしょうか。

●A. 幼少期から学ばなくても英語を伸ばすことはできます。

こんにちは。中高英語教員ライターのakiです。

今や、英語を早期から習わせるご家庭はとても多くなりました。でも、ご家庭での方針が明確にあるのであれば、周囲に流される必要はないと思います。

実際、中学1年生から英語を始めたお子さんが難関国立大に合格されている例もたくさん見ていますし、逆に幼少期から英語教室に通っているのに英語の成績に伸び悩んでいる人もたくさん見ています。

確かに英語は、幼少期から習っておくと音や文字に素直に反応しやすいという利点があります。でも、だからといって必ずしもお教室に通わせる必要はないと思います。

要は、幼少期から“あること”をしていると、遅い年齢から学習を始めても英語は伸びるのです。では、一体その“あること”とは何でしょうか?

●映画、音楽、アニメ、趣味……好きなことに英語を取り入れてみる

それは、小さいときから何かしらの英語環境をつくる、ということなのです。

『わが子を「英語のできる子」にする方法』著者の英語子育てアドバイザー・清水真弓さんによれば、遅くから勉強したにも関わらず英語が得意になったお子さんの特徴として、

・ある外国ミュージシャンの大ファンだった

・ある外国のテレビシリーズを欠かさず見ていた

・自分の趣味などを発展させるために、アメリカなどの外国に住むという夢をもっていた

などと具体的に挙げられています。

英語の歌、本、アニメ、ゲーム、映画……何でもいいのです。英語に関連した親子で一緒に楽しめるものをご家庭で取り入れるだけで英語の下地ができるのです。

「英語のポケモンのビデオを見て英語に興味を持った」「大好きな絵本の英語版に触れ英語に目覚めた」「近所に外国人のお友達が引っ越してきて英語が身近になった」

など、お教室や学習以外にも英語に気づけるきっかけは幼少期からたくさんあります。それを、上手に親が取り入れて英語環境を作ってあげると良いのです。

●コミュニケーションとしての生の英語に触れる

また、私自身が教鞭をとっていたときに英語がよくできるお子様の特徴として、英語を科目ではなく、コミュニケーションとして捉えられているということがありました。

『家族とハワイ旅行に行ったときのレストランの店員さんとの挨拶が忘れられない』

『ホームビジット(留学生を休日の一日だけ預かるシステム)でアメリカ人の大学生と遊園地に行って楽しかった』

など、コミュニケーションとしての英語に興味を持っていたお子さんは、中学に入ってからも英語の勉強を苦労なく進めていました。

英語の文法や単語なども“記号”として暗記していくのではなく、コミュニケーションツールとして楽しく頭に入れていたように見受けられます。その結果、知識もぐんぐん頭に入っていき成績も良かったです。

----------

いずれにしても、今やインターネットや無料動画などでいつでも英語を聞いたり見たりすることができます。高額な教材やお教室以外でも、英語の下地を作れる環境はたくさんあり、それを上手に活用することで中学からの英語にも備えることができると思います。

【参考文献】

・『わが子を「英語のできる子」にする方法』清水真弓・著

●ライター/aki(中高英語教員)

大学卒業後、出版社に就職。グルメや旅行など様々な特集や冊子を企画出版する。その後取得している小学&中高英語教員免許を使わねばと、私学中高一貫進学校で英語の教員として働く。児童英語講師、塾講師、家庭教師なども経験。幼児教育から大学受験まで全て現場を見てきた経緯あり。現在は一卵性双子姉妹の母として育児をしつつ、カルチャースクールの講師をしたり自宅で翻訳や執筆に携わる。ハワイが大好きでハワイアンリトミック講師資格も取得。近い将来、双子と一緒に親子ハワイ留学をするのが夢。

の記事をもっとみる