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「何年もしていない…」セックスへの焦燥感と女性の価値とは#大人こそ知りたい性のこと

  • 2020.5.16
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セックスは"しないといけない"もの?

定期的にメディアに登場する「セックスでキレイになる」神話。「輝く女でいたいなら、セックスをし続けなければいけない」という無言の圧力にも感じます。「したくないなら、別にセックスしなくていいのです。でもね、その気持ちはわかります。身近にセックスをしている人がいると、その現役感に当てられてしまうのでしょうね。何度も言いますが、セックスがしたくないなら、別にしなくていいんです」(金子先生)

セックスしないと、蜘蛛の巣が張る!?

都市伝説のように言われていることですが、セックスをしないことにより、女性の体に何か不具合は起こるのでしょうか?

「セックスの前に、更年期による体の変化を知っておいて欲しい。女性ホルモンが低下すると、分泌機能が衰えて、いわゆる『濡れにくい』状態になります。同時に膣の伸びが悪くなるのです」(金子先生)

この事実を知らずに久しぶりに以前と同じ前戯でセックスを行うと、痛いと感じたり上手く挿入できないことが。その結果、女性としての自信を喪失してしまうことも。そんな時は、まずパートナーの理解が必要ですし、サポートしてくれるグッズや治療の手を借りるという方法もありです。気になる人は婦人科へ行くことをおすすめします。

セックスは本当に必要か?

「セックスは、挿入することだけではありません。本来ならカップルの数だけ、セクシュアルなコミュニケーションのスタイルがあるはずです。もしパートナーと性衝動のタイミング合わない、パートナーがいなくても性衝動があるなら、マスターベーションもあります」と金子先生。

セックスは、必ずしも必要ではない。自分の欲求が何かをしっかり知ることで、自分だけの快適なセックスライフが見つかりそうです。

「セックスで悩む人は多いけれど、セックスだけが豊かになっても、人生がトータルで幸せになれるわけではないでしょう。セックスするもよし、しないもよし、それぞれに素敵な形があるでしょう」(金子先生)

パートナーがいるなら「二人のセックスの意味」を。シングルの場合は「自分にとってセックスの意味」を考えればいい。「長い間セックスをしていない」という劣等感を抱かなくてもいい。「セックスがない自分は女性として魅力的ではない」という呪縛に苦しめられなくてもいい。性への固定観念や周囲からの目を気にして生きるのではなく、自分自身の心と体、自分とパートナーとの性について向き合うだけで良いのです。呪縛や劣等感から自分を解放し、自分らしいセクシャルライフを送れるよう願っています。

教えてくれたのは...金子和子先生
日本性科学会 理事。臨床心理士。日赤医療センターで、30年以上セックス・セラピストとして勤務後、現在は「日本性科学会カウンセリング室」および「主婦会館カウンセリング室」でカウンセリングを行ない、多くの性の悩みの解決のサポートを行なっている。

Text by Yuki Ikeda

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