1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 「ありのままで愛されたい…」それなのに、逃れたはずの母の言葉に縛られる【親に整形させられた私が、母になる Vol.19】

「ありのままで愛されたい…」それなのに、逃れたはずの母の言葉に縛られる【親に整形させられた私が、母になる Vol.19】

  • 2020.5.15
  • 83838 views

■前回までのあらすじ

小さいころから『母の求める正解』だけを探し求めていたために、「自分の好きなこと」「やりたいこと」が自分でもわからなくなってしまった。そうして、成長するにしたがって母の評価指標である「他人からどう思われるか」が判断基準となっていってしまう。

■整形をしたい気持ちとしたくない気持ち

■「整形しなくても愛されたい」これを考えることは罪なの?

整形するか否か、考えているときに、脳裏に浮かんだのは母の言葉でした。

『他人は言ってはくれない。親だから容姿の悪さを言ってあげられるんだ』

『他人も口に出さないだけで、皆ブスだと思って見下しているよ』

そう思うと、

【もう整形しなくてもいい?】と一瞬でも考えてしまった自分が、とてもおこがましく感じました。

母は私を思って整形させてくれたのに、それを嫌だと感じてしまう自分が悪い、間違っているのだ、と思いました。

母は私を思って整形させてくれたのだから、ブスに戻って絶望させてはいけない。

美人でなければ、母からはもちろん、誰からも愛されないと思い込んでいたのです。

→次回に続く

※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。

(グラハム子)

元記事で読む
の記事をもっとみる