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片づけのプロに聞く!おうち時間を快適に過ごすための片づけ・整理整頓のコツ

  • 2020.5.14
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ステイホーム中の今、「部屋にモノが多くてくつろげない」「パンパンで使いづらいクローゼットをどうにかしたい」と、お片づけモードに入っている人も多いのでは?そこで、整理整頓が苦手な人でも〝途中で挫折しない〟片づけのノウハウを、片づけのプロ・吉川永里子さんに教えてもらいました。スッキリ片づいた部屋で、快適なおうち時間を過ごしましょ♡

教えてくださるのは・・・収納スタイリスト・吉川永里子さん

〝片づけられない女〟だった経験を活かし、「片づけはストレスフリーに暮らす近道」をモットーに、働く女性・主婦目線での整理収納ノウハウを提案。めんどうなノウハウを覚えなくても、部屋がスピーディーにキレイになる片付け術で人気!

時間やお金、気持ちに余裕が生まれる「片づけ」はいいことずくめ!

何を隠そう、私自身が片づけられない女だったんです(笑)。だからこそ、皆さんにも早く片づけることで手に入る、と~ってもたくさんのハッピーに気づいてほしい!片づけには、次のような3大メリットがあるんです。

時間的メリット

探し物がなくなる

仕事や家事の効率が上がる

自分の好きなことをする時間が増える

P-TOUCH CUBE PT-P710BT ¥13,750(税込)/ブラザー工業

スマホの専用アプリを使って簡単にラベルシールが作れるラベルライター。素材や色のバリエーションが豊富で、自分好みのラベルシールが作れます♡

マスキングテープ『mt』
andGIRL/カモ井加工紙

和紙の質感が絶妙で、ほどよい粘着力で貼りやすく剥がしやすくて便利です♡

■「全部出し」と「保留ボックス」で、片づけ上手になろう!

全部出すと床がモノで埋まって後戻りできない状態になり、「片づけるしかない!」と覚悟が決まる!

片づけが苦手な人は、まず片づける場所のものを〝全部出してしまう〟のがオススメ。ブルーシートやレジャーシートの上に、〝全部出し〟したモノをひとつずつ手に取り、「使っている」「使っていない」「迷う」の3択でジャッジ。5秒で判断できなかったら、用意しておいた〝保留ボックス〟に入れると片づけがスムーズに進むんです!保留ボックスに入れた中身は、改めて時間のあるときに判別してみて。一旦冷静になることで、だんだん保留ボックス自体も邪魔になり、ほとんどがゴミになることも。

■片づけは〝狭い〟〝よく使う〟〝実用品〟の3要素がそろった場所から始めて!

片づけたいけど、なかなか重い腰が上がらない・・・という人がまず手をつけると良いのが〝狭い〟〝よく使う〟〝実用品が入っている〟の3要素がそろった場所。棚や引き出し一段分、洗面所などから片づけ始めるのがオススメです。

今回はいちばん片づけの効果を感じられるクローゼットの整理から開始!

■片づけるといちばん効果を感じられる場所!クローゼット編

クローゼットは、毎朝洋服を選ぶ場所だけに、片づけ直後から効果を感じられる場所。なので、一番最初に片づけるならクローゼットから始めて!片づけるとコーデもしやすくなって、1日がハッピーに過ごせます!

片づけに必要なことは、今シーズン使ったかどうかを厳しくジャッジすること!

クローゼットを片づけるときに、まずチェックするのは〝今シーズン使ったかどうか〟。今シーズン使っていないアイテムは、基本処分するのがオススメ。今シーズン使っていないけど捨てるかどうか迷ったときは、「保留ボックス」に入れて、クローゼットの外に見えるように保管したままでOKです。

■洋服の収納は「掛ける」か「畳む」のどちらかを決めてから片づけを実践!

洋服を「掛ける」場合のメリット・デメリット

メリットは、収納がとにかくラク!デメリットは、収納できるボリュームが少なくなること。洋服を掛ける場合は、「アイテム別」で「丈の長さ順」にかけていくと、裾の下のスペースを有効活用できるのでオススメです。

洋服を「畳む」場合のメリット・デメリット

メリットは、掛けるよりも収納できるボリュームが大きく、服も伸びない!デメリットは、畳む手間がかかること。洋服を畳む場合は、引き出し式の衣装ケースに、洋服を上から見たときにすべて見えるように立てて収納するのがオススメです。

洋服を畳んでしまう場合は、キャスターが付けられる引き出しタイプがオススメ!

1段ずつバラバラになっている「引き出しタイプ」のケースが便利!

深さ20cmくらいの「浅い収納ケース」のほうが立てて収納しやすく、簡単に取り出すことができます。

ケースはアイテムごとに1段ずつ用意するのが◎

「トップス」「ボトム」「インナー」などアイテムごとに分けて、引き出しごとにラベルを貼って。そうすれば、どこに何をしまったかが一目瞭然!​

衣装ケースの底に、キャスターが付けられるタイプのものを選ぶのがポイント

キャスター付きだとクローゼットの奥にしまっているモノが取り出しやすく、掃除もしやすい!

次は、ごちゃごちゃしがちな雑貨や本・書類の片づけにトライ!

■本当に使うものかをしっかり見極めよう!雑貨編

雑貨類は「とにかく増えやすいアイテム」と自覚するのが大事!「本当に使っているもの」「生活に役立っているもの」だけを厳選するのがポイントです。入れるものの大きさや形状に合ったサイズの収納ボックスを使いましょう。

アクセサリーやコスメ、文具など、小さいものは使っているものだけを厳選!

アクセサリーケース、コスメポーチ、コスメボックスは専用ボックスを1つ買って、その中に入る分までしか持たないようにすると、物が増えすぎなくて◎。

増えがちなペンは、小さなペン立てに入る分だけ!と決めてしまうと◎

ペンは、小さめのペン立てで十分。

書類や本は、データ保存かジャンルごとにファイルに収納!

書類はできる限りとっておかないのが基本。支払いや提出が必要なものは、忘れないよう「一時的なファイルやボックス」に入れて「目立つ場所」に置き、用が済んだら即処理を。

保管が必要な書類は、ジャンルごとにファイルを使って収納。すべての書類を家のどこか1カ所にまとめておくのが、紛失防止&部屋スッキリのポイント!原本でとっておかなくても良い書類は、写真を撮るか、スキャンしてデータで保存するのがオススメです。

最後は、キッチンまわりの片づけにトライ!

■色々増えすぎてないかを改めてチェックしてみて!キッチンまわり編

使う調味料の数を少なくしてキッチンまわりをスッキリさせて!

片づけが苦手な人は、味付けの基本である5つの調味料(砂糖、塩、酢、醤油、味噌)に加え、バルサミコ酢やナンプラーなど変わりダネの調味料を持っていることが多いんです。普段、5つの調味料と油、みりんくらいで料理ができると、必然的に置くものが少なくなってキッチンまわりがスッキリします。

また、「大きいサイズ」の調味料はいくらお得でも絶対に買わないこと。「使いきれずに残ってしまい、もったいなくて捨てられない」「大きいボトルはかさばる」などなど、いいことナシ!

キッチンツールやカトラリーはボックスやケースを駆使して収納!

キッチンの引き出しは、お箸やカトラリー、ピーラーなどのキッチンツール、食器などが混在してごちゃごちゃしてしまいがち。アイテム別に入れる場所を変えて、何種類ものものが同じ引き出しに入らないようにしましょう。プラスチックのボックスやケースを使って、サイズや用途別に分けて収納するのもオススメ。「いざ使おうと思ったときに見つからない」なんてことがないよう、「取り出しやすくしまう」ことを意識した収納を!

ステキなおうち時間のためにも〝片づけ〟ですっきり充実した時間を過ごして♡

いかがでしたか?「時間」「お金」「気持ち」に余裕が生まれるなど、いいことずくめの〝片づけ〟。これを機に今あるモノを見直して、キレイなお部屋でステイホームを気持ちよく乗り切りましょう!

取材/andGIRL編集部 文/伊藤彩子

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