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節目の時に…エリザベス女王がブローチに込めた思い

  • 2020.5.12
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ジュエリーを用いたささやかなメッセージを送る達人として知られている、エリザベス女王。5月8日(現地時間)に行われた、VEデー(ヨーロッパ戦勝記念日)75周年のTV演説で女王は、意義深いアクアマリンのクリップブローチを着用して登場した。

これは、1944年に父ジョージ6世から18歳の誕生日プレゼントとして贈られた「ブシュロン(Boucheron)」のペアのブローチで、アールデコ調のデザインが特徴の美しい逸品。

第二次世界大戦中に王位に就いていたジョージ6世は、イギリスを含む連合国がヨーロッパで勝利を収めた1945年のVEデーに、国民に向けたラジオ演説を行った。女王がTV演説を行った日、デスク上にはジョージ6世の写真が飾られており、身につけていたブローチと亡き前国王との結びつきを考えると、この節目にふさわしい選択だったといえそう!

イギリス王室はこの日の演説に先立ち、SNS上でジョージ6世に敬意を表明。王室の公式TwitterおよびInstagramの両アカウントでは、当時ジョージ6世が行ったラジオ演説の音声をシェアしている(この演説にならい、女王の演説はジョージ6世がラジオ演説を行った75年前と同時刻の、午前9時に放送された)。

女王は演説の冒頭で、次のようにコメント。

「私は今、父が演説をした75年前とちょうど同じ時間にお話をしています」

「父のメッセージは、彼の言うところの『大いなる解放』の実現を目指すために、あまりにも多くの犠牲を払った国内外の人々を称えるものでした」と語り、父について言及。

さらに「私は今、父の言葉と当時自ら経験した喜びに満ちたお祝いを振り返りながら、イギリスとイギリス連邦、そしてすべての同盟国が見せた強さと勇気に感謝しています」と付け加えた。

亡き父の跡を継いで国王となった女王、このブローチを手に取るたび、きっとジョージ6世との思い出に浸っているはず。なおジョージ6世といえば、アカデミー賞4部門受賞の『英国王のスピーチ』(2010)でコリン・ファースが演じており、女王も作品を気に入ったと報じられているので、未見の人はチェックしてみて!

※この翻訳は抄訳です。

Translation:Masayo Fukaya

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