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佐々木希と学ぶ「花の生け方」【第十八回】#希んちの暮らし

  • 2020.5.12
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佐々木希がフラワーアーティスト・篠崎恵美さんに『花の生け方』を学ぶ

【おうち時間】を豊かにしてくれる花の存在。お花の癒しもこの世界的危機を乗り越えるための大切なライフライン、国民のメンタルケアだと考えられている国もあるのだそう。花の定期便などのサブスクリプションが注目され始めるなど、さらに私たちにとって大切なものになっていきそうです。

今回の#希んちの暮らし連載振り返りは、フラワーアーティストとして活躍する篠崎さんに、花の扱い方を教えていただいた回。花や花器の選び方、360度きれいに見せる生け方から長持ちさせる方法まで、気になっていた疑問も解説します。

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フラワーアーティスト・篠崎恵美さん( edenworks代表)

フラワーアーティスト。"edenworks"として、花の一般的な業務の他に、アパレルショップの店内装飾、ショーウィンドウや百貨店メインヴィジュアル、ブランドのカタログや雑誌、広告やCM撮影など花の小道具から大型セットまで手がける。
http://edenworks.jp

好きな花を選び、その花を軸に考えていく

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篠崎さん:まず絶対に入れたい好きな花を選び、その花を中心にバランスをとっていきましょう。お店の人に花束を頼むときは、絶対に入れたい花、飾りたい場所、花器の大きさ、誰に贈るのか、どんな家なのかを伝えるといいですよ。

佐々木希:白を中心に黄色や紫で色を足すくらいが今の気分みたいです

篠崎さん:次に、見落としがちなのが"どこに飾るか"ということ。壁の前、テーブルの中央、高い位置、床など、飾る場所によって、花のどの部分が見えるのか変わってくる。そこを意識することが大事です。

希:飾る場所は意外と考えてなかったかもしれません!

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「これはカスミ草? 風で揺れたら可愛いだろうな」と草カスミを追加。

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選んだお花を並べて、全体のバランスを見ながら束ねていきます。

使用した花LIST
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□ レースフラワー
□ ライラック
□ カモミール
□ オンシジューム
□ ラナンキュラス ラックス
□ スカビオサ
□ 草カスミ
□ ニゲラ

希:花器の大きさはどうですか?

篠崎さん:花器の大きさと高さは重要です。花を束ねるとき、花器の高さの1,5〜2倍くらいの高さにするとバランスが良いですよ。

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篠崎さん:口がすぼまっている花器は、どんな花にも似合います。シンプルかつ美しい花器は、1つ持っておくと便利です。

回しながら差していくとバランスが良くなります

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今回は”リビングに飾りたい”という希の希望なので、どの角度から見ても美しいような立体感ある組み方を。束ねた花を手で持つ位置を一定にして、回しながら一本一本ていねいに差していきます。

篠崎さん:選んで頂いた花を見ると、野花のような雰囲気の花がお好きなんですね。

希:そうですね。

篠崎さん:こういうナチュラルな花束の場合は、"お花畑ならこういう風に咲いているかな?"と考えながら、ランダムに束ねていいですよ。

完成したら持っていた部分をヒモで結ぶ。

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篠崎さん:水につかるであろう下の部分の葉や、枝は取り除いておくと、花が長持ちします。切り方ひとつで花を長く美しく保てるから、ここはていねいにやりましょう。

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\出来上がり/
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360度どの角度から見ても可愛らしい。
希:後ろを向いている花があってもいいんですよね。花の後ろ姿も愛らしいと今日教えてもらって気づきました。

水切りをして長持ちさせて

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希:カットしていいんですね。水切りも大事ですか?

希:家の中で注意しておくことはありますか?

篠崎さん:水切りは大事です。時期と種類にもよりますが、今日の花束も水切りしていれば2、3週間はもつんですよ。

希:そんなに?! 花も生き物ですもんね。


スタイリスト/長張貴子 ヘア&メイク/高橋里帆 構成・取材・文/柿本真希 デザイン/重盛郁美

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