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赤ちゃんの喃語(なんご)はいつから?言葉の発達を促す5つのポイント

  • 2020.5.7
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赤ちゃんが発する「あぅ~」「ぶぶ~」などの声を喃語(なんご)と言います。言葉を話す前のほんの短い間にだけ発するステップ。赤ちゃんの成長にとってとても大切です。今回は、喃語がいつから始まり、どう発達していくのかを詳しくご紹介します。

喃語は赤ちゃんの発声練習

喃語とは、赤ちゃんが泣いている時以外に発する声のことです。喃語は、赤ちゃんが言葉を話す前の発声練習で、成長とともに様々な発声をするようになります。最初は「ああ(aa)」「うう(uu)」などの母音を発し、次第に「ダ(da)」「ブ(bu)」「マ(ma)」など母音と子音が合わさる音を発声できるようになります。

赤ちゃんは、発声しながらその音や自分の口や喉の動きを楽しんでいます。ママが話す言葉や周囲から聞こえてくる音を真似ることで、言葉を話す練習をしています。

喃語の発達と話すまでのステップ

  • Step1 泣く
    生まれてすぐの頃は、空腹や排せつなどの不快感を伝えるために泣きます。
  • Step2 クーイング
    「あ~」や「う~」などの柔らかい声を出すようになります。赤ちゃんが「心地よい」「気持ちいい」など機嫌のよい時に発する声です。生後2ヶ月頃に見られ、音を出す器官が順調に育っているという目安になります。
  • Step3 喃語(なんご
    骨格が整い、音を作ることができるようになると「ああ」「うう」という母音を発声するようになります。生後4~6ヶ月頃になると「ブ」「マ」などの母音と子音を組み合わせた音や「あう」「ばぶ」「あむ」など2音以上の喃語と呼ばれる声を発するようになります。
  • Step4 指さし
    生後7~9ヶ月頃になると大人の話す声や周囲の音を真似たり、意味を理解するようになります。身振りや指さしを交えて自分の気持ちを伝えることもできるようになります。この頃になると発する喃語が、あいまいなものからだんだんとはっきりとした発音に変わってきます。
  • Step5 一語文
    意味を持たない発声のことを喃語と呼び、マンマやブーブなど意味を持った言葉のことを「一語文」と呼びます。子どもが伝えたい事や物の名前を大人が教えていくことで、言葉とその意味を結び付けて覚えていきます。この頃に積極的にお話しをすることでどんどん言葉が発達していきます。
  • Step6 二語文
    「まんま、ちょうだい」「わんわん、いた」など、意味のある2つの言葉をつなげることを二語文といいます。最初のうちは片言ですが、徐々にはっきりと発音することができるようになります。

「ブブブ~」「あう~」など一生懸命に発声している姿はとてもかわいらしく、時には赤ちゃん自身がキャッキャと楽しそうにしていることもあります。

そんなかわいらしい時期は、アッという間に過ぎてしまうものです。赤ちゃんは生まれてから1年程かけて「言葉」を習得して「話す」というステップに進みます。赤ちゃんによって発達スピードは様々なので、焦らず見逃さないようにしたいですね。

喃語を引き出す5つのポイント

喃語は赤ちゃんとの会話の始まりで、言葉の発達に必要不可欠なものです。豊かな表現や言語力が育つ「喃語」を引き出すポイントを5つご紹介します。

楽しく会話することで言葉が育つ

赤ちゃんは自分の声に周囲の大人が反応すると、嬉しくなってどんどん声を出すようになります。大人が赤ちゃんをあやし、赤ちゃんが笑うというやり取りは、赤ちゃんにとっても心地の良いものです。

こうしたコミュニケーションを交わしていくことで、赤ちゃんが「もっと伝えたい」という意欲を引き出すことができますよ。

赤ちゃんが喃語を話すのは、ほんの短い間だけです。かわいらしいこの時期の会話を楽しみながら成長を見守りましょう。

photo/PIXTA

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