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肌荒れの原因にも…!ベッドシーツを洗うべき「正しい頻度」

  • 2020.4.30
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湿気がこもったり、寝汗をかいたり…と、毎日使っているからこそ衛生面が気になる寝具。目立った汚れがないと、ベッドシーツの洗濯を先延ばしにしてしまうことも…。

そこで、ベッドシーツを洗う最適の頻度や、清潔に保つ方法など、素朴な疑問に大手消費財メーカーの研究者であるローラ・グッドマンさんが回答! 肌トラブルがずっと悩みだという人は、実は枕カバーに問題があるかも…? ウィメンズ デイ アメリカ版からお届けします。

ベッドシーツを洗う最適な頻度は?

グッドマンさんによると、基本的にベッドシーツや布団カバー、枕カバーは1~2週間に1回洗うのが最適とのこと。恋人と一緒に、あるいはペットと一緒に寝ていたり、人より汗かきだという自覚がある場合は、1週間に1回洗うのが妥当だそう。

<米国皮膚科学会>は、顔にニキビができやすい肌の場合は、枕シートを1週間に2~3回ほどの洗濯することを推奨。

「よく化粧を落とさずに眠りについてしまったり、髪を1週間に数回しか洗わなかったり、肌の保湿のために乳液やクリームをたっぷり塗る人たちも、枕シートを頻繁に洗いましょう」

洗わなかったらどうなる?

私たちは寝ている間、1時間につき約2億もの古い角質、または皮膚細胞が剥がれ落ちてシーツに付着するそう。7時間睡眠をとると、なんとその数14億…! <米国喘息・アレルギー財団>によると、その角質をエサとするダニがシーツに繁殖し、病気を発生することはなくてもアレルギーの原因になることもあるそう。

シーツを長い間洗わずに角質とダニの温床になると、鼻水やくしゃみが止まらなくなったり、最悪の場合は呼吸困難を引き起こす可能性もあるのだとか。

その他にも、食べカスなどの汚れや化粧、外の汚染物質なども付着することもある、とマウントサイナイ病院の皮膚科医ジョシュア・ツァイヒナー医師は説明。その結果、皮膚のトラブルを引き起こしたり、ウイルス感染の原因にもなりえるそう。

特に乾燥肌や敏感肌の人は肌のバリアが薄いため、肌トラブルのリスクが高まるそう。さらに、「湿気のある場所を好む菌などの微生物が、枕に住み着くこともある」とツァイヒナー医師。

毎週洗う時間が無かったら?

忙しない毎日送る人にとって、ベッドシーツを洗うために時間を割けない場合もあるはず。特に自宅にある洗濯機が小さかったり乾燥機がないと、コインランドリーに行く必要が出てくることも。

グッドマンさんは、汚くなったシーツを使い続けることを避けるため、ベッドシーツ・布団カバー・枕カバーの一式を3セットほど持っておくことをオススメするそう。

もし洗濯をする時間の余裕があるのなら、タグに記載されている洗濯表示を確認して、それに従うのがシーツを長持ちさせるための鍵。ポリエステルやコットンなど、素材によっては、洗う際にぬるま湯か熱いお湯でも耐えられるかが変わります。ポリエステルは温度の高いお湯を避ける必要がありますが、そうでなければできるだけ熱いお湯を使うことによって、繊維に潜んでいるダニを駆除することができると、<米国喘息・アレルギー財団>では推奨しています。

また、長い間洗濯できずに汚れてしまったからと言って、洗剤を必要以上に入れるのはNGのよう。洗剤を多く入れてしまうと、布の繊維に洗剤が残ってしまい、結果的に肌トラブルの原因になることがある、とツァイヒナー医師は警告します。

週末にシーツを洗濯することによって、シーツの衛生面だけではなく、心のリセットにもなるかも!

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARI

Women's Day

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