『こんなあなたは要注意！隠れDV男に捕まらないための8つのチェックリスト』婚活アドバイザー、植草美幸（第89回）

ストレスが蔓延している中でDV男が急増!?

こんにちは、結婚相談所マリーミー代表で婚活アドバイザーの植草美幸です。

毎年、GWは交際中のカップルが成婚へと大きく進展する時期でもあるのですが、今年は緊急事態宣言の最中。簡単にデートもままならない状況ですが、マリーミーにはこんな時だからこそ、本当に信頼できる結婚相手と巡り合いたいと真剣に婚活に向き合っている会員が多くいらっしゃいます。

そんな中、世間では「コロナ離婚」という言葉が生まれるほど、夫婦の絆が試されていますよね。先が見えない不安に加え、在宅ワークで一緒に過ごす時間が多くなったことで、これまで気にも留めなかった、ちょっとしたことが原因でいさかいになることも。でも、きちんと話し合ってこの危機を乗り越えられた夫婦は、さらに絆を強くすることができると思うわ。

話し合いができる夫婦はいいけれど、折り合いをつけられず、そのストレスを暴力という形で表面化してしまうのがDV。これは一度表面化してしまうと、なかなか元の関係に戻すことは難しいものです。

今回は、交際に発展したけれど、早めに隠れDVの兆候を察知して難を逃れた女性のマッチングケースをご紹介します。

CASE

33歳女性・会社員 × 37歳男性・会社員

この女性はマリーミーに入会して数人の男性とお見合いをしたものの交際には至らず、婚活の第一の壁にぶち当たっていたのね。そんなとき、知人の紹介で知り合った男性と意気投合し、お付き合いしたいということで、マリーミーでの活動を一時中断。その男性とのお付き合いを見守ることになりました。

男性の第一印象は「とても優しそうな人」。その印象は、交際に入っても変わらず、デートは送り迎えつきで、その優しさに女性も病みつきになっていたのね。平日に仕事帰りのデートを約束した日は、会社までわざわざ迎えに来てくれる男性。ところが、その日は女性の仕事が押してしまい、約束の時間を過ぎても退社できずにいたところ、突然「俺の女を何時まで働かせるつもりだ！」と女性の職場まで怒鳴りこんできたというの。

常軌を逸した行動に女性は驚いたというわ。それ以降、段々とモラハラな言動が多くなり、キレられることもあったようだけれど、女性は男性の優しい一面を忘れられず、「もうしないから」と謝られると許してしまっていたのね。

DVの後の優しさはDV男の常套手段。精神的なDVも含め、DVはそう簡単に直るものではありません。結婚アドバイザーとしては、断ち切らせるために2つの質問をしてみました。

ひとつは「その人と一緒にいる将来を想像してみる」ということ。その場の優しさに満足するのではなく、1年後、3年後の二人を想像することで冷静に物事を判断できるようになります。

もうひとつは、「自分はどんな人が好きか」を書き出してみること。その人の好きな所ではなく、どんな人が好きかを再認識することで、理想とその男性のズレに気付くことができるわ。

この女性は、この男性に見切りをつけてマリーミーでの婚活を再スタート。普段はとても優しいのが隠れDV男の特徴であり、また、そういう男性を引き寄せてしまう女性もいるのよね。最後に、隠れDV男に捕まらないためのリストを紹介するので、あなたもチェックしてみてください。

こんなあなたは要注意！ 隠れDV男に捕まらないためのチェックリスト

１．会社や家にいつも迎えに来てほしい
２．彼氏からはまめに連絡が欲しい
３．自分より彼の都合を優先しがち
４．自分はモテないと思っている
５．手をつなぐより肩を抱かれる方が好き
６．「お前」と呼ばれるとキュンとする
７．乱暴な俺様口調は嫌いじゃない
８．壁ドンされてみたい

隠れDV男は往々にして束縛が強い傾向にあって、以上の質問に3つ以上当てはまれば、隠れDV男を引き寄せてしまう可能性アリ。束縛して欲しいという女性もいるけれど、そういう男性はDVに発展しやすい関係性になりがちなので大変危険です。

DV男には近寄らないのはもちろん、女性がDV男に育てないようにすることも大切よ。

＊個人情報保護のため、一部アレンジしています。