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お友だちトラブルや娘の言葉づかい…おうち遊び解禁で母も学んだ【後編】【コミュ障にわとりの一人っ子育児 Vol.6】

  • 2020.4.23
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みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。 「お友だちと家で遊んでいいよ」の後編です。

<前回までのお話>
人見知りの娘、ちり子のために、家で友だちと遊ぶのをOKにしているわが家。掃除、飲食物の用意、遊び相手など、やることは多い。それでも最近はだいぶ落ち着いてきたけれど、トラブルもあって…。

※この記事は、外出自粛要請前の体験談を基にしています。



そんななか、新築の壁紙を剥がされてしまった!

■友だちと家で遊んでいるときのトラブル



誰がやっちゃったの!? そして、どうする…?

ちり子のお友だちが来るまで、壁紙はこんな状態ではありませんでした。

しかし、ほうきの柄をうっかりぶつけて、以前から傷が入っている箇所でもありました。 そこから剥がれてしまったんだと思います。

おもちゃを探しに、ちり子の部屋に2人でいた時間がありました。この時、2人のお友だちがリビングで待っていました。

その時…。



1人の子が、もう1人を止める声が聞こえました。その時は全然気にもとめてなかったのですが、もしかしたら“あの時”だったのかも~と思いました。

しかし、現場を見たわけではないですし、それに、もう1人の子というのは…。



あのピカルくん。小学校で、初めて遊びに来てくれた、大事なお友だちです。

普段はとても良い子なので、たぶんその時だけふざけちゃったのかなと思います。

とはいえ、やっぱりその場を見てはいないし、関係がギクシャクするのもイヤなので、言わないことにしました。

次に来た時、何気なく「壁紙、剥がれやすいから気を付けてねー」とちり子に言ってもらうだけにしました。

しかし、問題は剥がれた壁。修理のため、業者さんに見てもらいました。 修理費の見積もりを後日に出してもらうと…。



■これからも仲良く遊んでほしいから…



高すぎる!!

いかん、この件については誰も責めないと決めたのに、2万3千円も払うことになったら絶対に根に持ってしまう…。下手すると一生。

そこで、剥がれた箇所は細いし、自分で貼るので壁紙だけ買えないか聞いてみました。

すると…。



めっちゃ安いやん!!

というわけで、手先の器用な夫にうまいこと貼ってもらい、壁紙はきれいになりました。 これで解決

他にも…。



ちり子の言動に注意したり。

仲良くなった相手には、おもに男の子に対して、ときどきキツい言葉が出てしまうちり子。 家で遊んでると、そういうのにも気づくので、注意しないといけません。

また…。



何かあると、言いつけにくる。

逆にちり子が何かやらかして、お友だちが私のところに言いにくることも、もちろんあります。 家で遊ばせていると、こういう小さなゴタゴタにも親が呼ばれることがあり、毎回その対応に悩みます。

そんなある日。



■お友だちをよく知っているから冷静になれる



「お友だちのぴぴちゃんに、学校で貸したものをなかなか返してくれなくて困っている」との相談を受けました。

ぴぴちゃんはよく遊びに来るので、素直で良い子なのはわかっていました。

ただ、たまにゲーム機に集中しすぎてなかなか返してくれないことが時々あったので、学校でも似たような状況だったのかなと思いました。

家に遊びに来る子のお母さんとは、連絡先を交換することがあります。

ぴぴちゃんのお母さんの連絡先も知っていたので、ちょっと聞いてみることに。

「ちり子から、学校でぴぴちゃんに貸した文房具がなかなか返って来ないと相談され、現場を見たわけではないので申し訳ないのですが、ちょっとぴぴちゃんに確認してもらえませんか…」という内容をメールで送りました。

すると…。



ちゃんと認めてくれました。謝罪もしてくれて、それからは貸しっぱなしになることもないようで、問題は解決しました。

■おうちで遊ぶ大きなメリット
家で遊ぶのをOKにするのは大変。でもメリットも大きいのです。子どもの、友だちと遊ぶ様子が身近で見られるのも大きいと思います。

めんどくさがりの私は、もしも、ちり子が外で遊ぶ子だったら、せいぜい「持っていくお菓子、みんなで分けるのよ」ぐらいしか言わなかったかもしれません。

お友だちの家に遊びに行くときは「ちゃんとおうちの人にあいさつをするのよ」ぐらいだったかもしれません。 「言葉づかいは優しくね」までは言わなかったかも…。

家にいると、ちり子がお友だちに何か悪いことを言ったりしたら気づくことができるのは良かったなと思います。

また、お友だちの様子も見られます。



■子どもの学校生活も想像できるように
ぴぴちゃんと遊ぶ様子を普段から見ていなかったら、「えっ、鉛筆を返してくれないの? その子と今後も遊ばせて大丈夫かな?」と過剰に心配してしまったかもしれません。

ぴぴちゃんは良い子だということを知っていたので、落ち着いて対処することができました。

また、ママ友がいない私でも、お友だちの親の連絡先を知っているのは、わが家で遊ばせているから。 遊びに来たお友だちが、ママの連絡先を持ってきてくれたり、私の連絡先をこちらから渡すこともあるのです。

ママ友がいない私にとっては、何かあった時のためにも連絡先を知れるのは助かります。



お友だちが家に来るということは大変なこともあるよ、とは思います。

家に呼ぶときのルール、相手の家に遊びに行くルールは家族で決めておきたいなと思います。

また、親が子どもの友だち関係にどこまで入るかというのも悩ましいところです。少しずつ子どもだけで解決していかれるように導くことを私も学んでいかないといけないですね。

大変だけど、見合うメリットはある。そう思います。

とくに、うちの娘には、友だち作りの助けになったと思うので、家遊びをOKにして本当によかったと感じます。 「こういう良さもある」という、ひとつのご参考になれば幸いです。

(鶏岡みのり)

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