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クリエイティビティを刺激するNetflixドキュメンタリー【FUDGENA:カトートシの “アートのはなし” vol.5】

  • 2020.4.21
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STAY HOME

いま、どこに行っても耳にするこの言葉は

もともと完全インドアだったわたしの座右の銘でもある。

STAY HOME!

わたしは世の中がこんなことになるずっと前から

ひとりすすんで外出自粛していたのだ。

だから家にいるのは大得意!

…と思っていた。

 

「強いられた自由は、もはや自由ではない」

とどこかの哲学者が言っていたような、いないような。

普段はあまり外に出ないわたしだけど、

楽しみにしていたアートイベントも展覧会も軒並み中止。

窓の外を眺めながら、

ああ、当たり前ってこんなに脆いのね。

 

あんなに大好きだったお家も、こんな状況ではまるで檻。

生活も怠惰になって、

昨日の残り物で済ますお昼ごはんや代わり映えしない部屋、

一日中パジャマで過ごしてまた違うパジャマへと袖を通す…。

自分の中のクリエイティビティがもはや瀕死状態。

そんな残念なおうちじかんになっていませんか?

 

そんなあなた(とわたし)に送る今回のテーマは

「今こそジブンを育てる時、

クリエイティビティを刺激するNetflixオリジナルドキュメンタリー3選」

 

最近のNetflix

って、なんだかすごいんですってね。

赤いNの文字をひらけば

いつだって必ず興味をそそる映画や番組が準備されていて、

それらをすべて見るにはわたしたちの人生は短すぎる(最高の絶望)。

今回は観るだけでうずうずしてくる、

鈍ったクリエイティビティを刺激するドキュメンタリーを3つ紹介。

 

アート・オブ・デザイン

 

これはNetflixの中でもいちばん好き、本当に大好きな番組。

毎回いろんな分野で活躍するデザイナーを取り上げて、

彼らの仕事内容やライフスタイルを紹介していく。

 

しかしただのおしゃれドキュメンタリーと侮ることなかれ。

まるでデザイナーたちの頭の中をそのまま覗き込むような構成になっていて、

天才的な思考の過程がわかる40分弱が毎度毎度濃い、濃すぎる!

 

本当にどの回も面白いけど、強いて言うならおすすめはこれ↓

・「ザ・ニューヨーカー」の表紙を手がけるイラストレーターのクリストフ・ニーマンの回

・玩具会社Heroes Will Riseの設立者で、創造力を豊かにする玩具をデザインするキャス・ホルマンの回

 

空のハシゴ ツァイ・グオチャンの夜空のアート

 

「芸術は爆発だ」

岡本太郎の言葉をまさに体現するようなアーティスト、ツァイ・グオチャン。

火薬の爆発を使った絵画制作やインスタレーションで今世界を席巻する現代芸術家の彼が、

夜空にハシゴ(スカイ・ラダー)をかける作品を成功させるまでに密着したドキュメンタリー。

 

中国の文化や思想を背景にした彼の独創的な作品が世界各国で賞賛され、

北京オリンピックでは開会式のアートプロジェクターとして花火を担当、

今や現代美術の場に欠かせない存在となった彼が長年こだわり続けたスカイ・ラダー。

悪天候やテロなどによって何度も失敗してきたスカイ・ラダーに、

彼がなぜそこまで、そんなにもこだわり続けていたのか。

 

彼の生い立ちから芸術家の苦悩、成功の代償、そして最後にカメラが映した、

彼が見たかったものと、見せたかったもの。

 

炎のガラス・マイスター

 

北欧の工房に集められたのは10人の吹きガラスの職人たち。

毎回出されるテーマに沿って、制限時間内に作品を作り上げてその出来を競い合い、

最終的に選ばれた最も優秀な1人には、

賞金6万ドルとコーニングガラス美術館の研修プログラムが贈られる。

国際的なガラス職人としてのキャリアを築けるまたとないチャンスを掴むため、

1000度を超える溶解炉を前に熾烈な戦いが繰り広げられる。

 

少しの揺れや温度変化で容赦なく割れてしまうガラス。

迫り来る制限時間や極限の精神状態の中でハプニングの連続。

見ているこっちの心がパリンと割れてしまいそうになるけれど、

最後の最後まで諦めない汗だくの職人たちの姿が本当に格好いい。

 

滝のような汗で色が変わったTシャツ。

こんなに汗かいて死ぬ気で何かを目指したことって最近あったっけ。

職人たちの本気に「よし、自分も」と上を向きたくなる最高のドキュメンタリー。

 

最後に

この状況が一刻も早くおさまることを願って。

次、広い空の下で会えた時には、

それぞれのクリエイティビティを持ち寄ってとびきり楽しいことをしよう。

その日まで、皆、どうか、どうか。

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