1. トップ
  2. 病気の女の子のために…配達員の「思いやり」に称賛の声

病気の女の子のために…配達員の「思いやり」に称賛の声

  • 2020.4.16
  • 753 views

外出自粛が続く中で需要が増しているオンラインショッピング。世界各地で緊急事態宣言やロックダウンが続く中でも業務を続けなくてはならない、“エッセンシャルワーカー”である配送業者ですが、そんな中でアメリカで目撃された、とある配達員の行動が話題になっています。

今週、FedEx従業員のジャスティン・ブラッドショーさんは、配達物を持ってフロリダ州のとある家を訪れたところ、玄関に張り付けられたメモを目にしました。そこには「この家にいる人は、自己免疫障害を持っています」という内容が記されていたのです。

そのメモには「自己免疫疾患を持つ人は、新型コロナウイルスへの感染によって合併症を発症するリスクが高く、疾病対策センター(CDC)から警告を受けています」と綴られ、配達員へ向けて、ドアの前に荷物を置いていくよう指示がありました。

実は、この家に住むキャリー・ブラシさんには、「1型糖尿病」を持って生まれた11歳の娘がいたのです。彼女は後に 「娘のエマは、彼女の病だけが原因で新型コロナウイルスに感染しやすいというわけではありませんが、感染した場合に重症化する可能性があるのです」と、<Yahoo Lifestyle>に語っています。エマちゃんは2時間ごとに血糖値をチェックし、インスリンポンプを使用して低血糖を回避する生活をおくっていました。

そんなメモを目にした配達員のブラッドショーさんは、段ボール箱を消毒するという行動をとることに。

ブラシさんの玄関に備え付けられた防犯カメラには、ブラッドショーさんがメモを読んだあと、トラックから消毒剤とペーパータオルを持って戻ってくる姿が収められていました。荷物を消毒液でこすり洗いした後、ブラッドショーさんは箱の表面に「ドアのメモを読んで、段ボールを消毒しておきました。お大事に!」と、スマイルマークとともにメッセージを残したそう。

この一連の行動を防犯カメラを通して見たブラシさんは「素晴らしいわ」という一言を添えて、段ボール箱の写真をツイッターへ投稿。現在、世界中からブラッドショーさんの行動が称賛されています。

先行きの見えない閉塞感の中での心温まるニュースに、ほっこりした人も多いはず。エッセンシャルワーカーとして業務量が増えているにも関わらず思いやりある行動を見せたブラッドショーさんに、拍手をおくりたいですね。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

※また、日本における新型コロナウイルスに関する最新情報については厚生労働省やWHOのサイトをご確認ください

元記事で読む
の記事をもっとみる