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ウィリアム王子、感染者を支援する慈善団体のパトロンに任命

  • 2020.4.15
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新型コロナウイルスがもたらした危機が続くなか、イギリス王室のメンバーにとっての“通常業務”は当面、休止の状態にある。ロイヤルたちの代表的な仕事といえば、握手や式典への出席、要人との面会、慈善団体への訪問など。社会的距離(ソーシャルディスタンス)の確保が欠かせないとされている限り、どれも行うことができないものばかり。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

※また、日本における新型コロナウイルスに関する最新情報については厚生労働省やWHOのサイトをご確認ください。

それでも王室メンバーたちは、バーチャルな空間で人々と繋がるという新たな方法を通して、国民の士気を高めている。

ウィリアム王子はイースター(復活祭)の週末、慈善団体「ナショナル・エマージェンシーズ・トラスト(National Emergencies Trust)」のパトロンに任命された。この団体は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により苦境に陥った人たちを支援する、国内のその他の慈善団体を支援するための資金集めを行っている。

ナショナル・エマージェンシーズ・トラストがこれまでに提供した資金は、総額およそ1,250万ポンド(約16億9,000万円)。この金額について報告を受けた王子は、次のように語った。

「イギリス国民は危機に直面したときこそ、最もその良さを発揮すると思います。私たち全員がお互いに団結し合います。コミュニティであるというその意識が、何よりも迅速に、私たちに支援をもたらしてくれるのです」

ウィリアム王子は今年3月、住まいのケンジントン宮殿で撮影したビデオを公開。ナショナル・エマージェンシーズ・トラストと、その資金調達の取り組みを支持するメッセージを発信している。

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Whenever and wherever adversity strikes, the people of the UK have a unique ability to pull together. The way that local communities support those affected shows the very best of our values and human nature. The public’s desire to help in the wake of tragedy needs to be managed and channelled in the best possible way - which is why the establishment of the National Emergencies Trust was so important. The NET has launched an appeal to raise funds to help local charities support individuals suffering hardship as a result of the #coronavirus outbreak. Visit @national_emergencies_trust_ or the link in our bio to find out more.

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「悲劇的な事態が発生したとき、誰かを支援したいという国民の思いは、可能な限り最善の方法で取りまとめられ、伝えられなくてはなりません。だからこそ、ナショナル・エマージェンシーズ・トラストを設立することは非常に重要なことだったのです」

様々な慈善活動を行うロイヤルたち。メンタルヘルスの問題から資金の調達まで、今こそその影響力に期待が寄せられているといえそう。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:Hearst Contents Hub

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