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体臭について知っておきたい7つのこと

  • 2020.4.14

体臭の話なんて気持ち悪いと思うかもしれないけれど、この問題は誰にでも起こりうる。気温が高くなるにつれ、お気に入りのドレスやジムウエアが臭う確率も高くなるので、いまのうちに体臭を防ぐ方法を知っておいた方がいい。その内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類がある。エクリン腺は全身にあり、水っぽい汗を分泌して体を冷ます。アポクリン腺は毛包が密集した場所(頭皮、脇の下、脚の付け根など)にある。ホイットニー・ボウ医学博士いわく、アポクリン腺から出る汗は皮脂を含んでいるため、ねちねちしている。

毛が多いほど体臭がきつくなる。ボウ博士によると、体臭を引き起こすのはアポクリン腺から出る汗そのものではなく、アポクリン腺から出る汗にくっついてくるニオイ菌。ニオイ菌がアポクリン腺の皮脂を分解すると、近寄りたくないような臭いが生じる。また、毛が多ければ多いほどニオイ菌が付着する表面積が増えるため、体臭がきつくなる。

デオドラントスティックはかなりパワフル。体臭の予防に最も効果的なのはスティック状の制汗剤。ボウ博士の話では、制汗成分が汗腺に作用して汗の分泌を止める一方で、消臭成分が汗の臭いを隠してくれる。

治療も可能。ボウ博士が言うように、市販の製品ではどうにもならない極端なケースでは、皮膚科でボトックス注射を受けることも可能。ボトックス注射は米国食品医薬品局が認可した治療法で、発汗を止めるのに役立つけれど、3~4ヶ月おきに注射が必要になる。マイクロ波で汗腺を永久に取り除くミラドライという機器もある。ただし、脇の下の汗腺にしか使えない。

食べ物も体臭に影響を与える。ボウ博士によると、ニンニク、玉ねぎ、カレーは昔から体臭を悪化させることで有名。

洗いすぎが逆効果になることも。抗菌性のボディソープで臭いがちな部位をゴシゴシ洗うのはいいけれど、アルコールを塗り込むなどの奇策はNG。ボウ博士いわく、アルコールによって乾いた皮膚を潤すために、体が汗の分泌量を増やしてしまう。

ストレスは汗のもと。ボウ博士が言うように、大事なインタビューの直前に脇の下がびっしょり濡れてしまうのはストレスのせい。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Kenny Thapoung Translation: Ai Igamoto

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