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女性が幸せになるために知っておきたい「本当の男らしさ」とは?【ひとみしょうの男ってじつは】

  • 2020.4.13
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今回は、女性が幸せになるために知っておきたい「本当の男らしさ」についてお話をします。というのは、多くの女性が「男らしさ」を勘違いしている(と、ぼくには見える)からです。
たとえば、男らしい体つきに惚れて付き合うのはその人の自由だけど、彼があなたのことを幸せにしてくれない可能性は否定できないわけでして。

さて、女性が幸せになるために知っておきたい「本当の男らしさ」とは?

女性の意見を否定しない

女性の意見を否定しない――これは、女性が幸せになるためにぜひ知っておきたい「男らしさ」です。
男らしさって、たとえば、筋肉ムキムキのことではないのです。ちょっとクールで無口な男のことでもないのです。
もっと言えば、いま世の中に流布している「男らしさ」は、たいていまちがっています。まちがっているというのが言い過ぎであれば、昭和的な発想から生まれた「男らしさ」です。つまり、時代遅れの男らしさなのです。

そんなもの、全部まるっと否定しちゃえばいいのです。
女性がなにかを言ったときに、その発言を否定しないそのことこそが、じつは本当の男らしさなのです。

では、女性がまちがったことを言っているとわかっているにもかかわらず、女性の意見を否定しない男とは? その女性とヤルことだけを狙っているただのヤリ●ンなのでしょうか?

いいえ、そうではありません。
そもそも「なにがまちがっているのか」の基準が男女で違うことが多々あるでしょう?
相手の発言をまちがいと即断して、相手の発言に自分の発言をかぶせる男とは、偏狭な性格だとも言えるのです。

女性を褒める

ところで、女性って、自分が好きではない男から褒められたらキモイと思うでしょう?
たとえば、会社の「ただの上司」から「今日もいい洋服を着てるね」と褒められたら、「キモっ」と思いますよね? 褒めることのどこが男らしさなのかと思いますよね?

でも、自分が好きな男性から褒められたら、超うっとりしますよね? なんなら、はやく彼の前でパンツを脱ぎたいなくらいのことは思いますよね?
ほら、幸せになっているでしょ?

女性を褒めるという行為をふつうにできる男は、以前は「遊び人」「チャラ男」と呼ばれていました。
がしかし、じつはそれは真の男らしさなのです。

女性を褒めて、女性が元気にならないと、この世は湿っぽい世界になる。ということは、誰が女性を褒めるのか?
男でしょう。男にしかできないことを率先して(恥ずかしさを飲み込んで)やるというのが、真の男らしさでなければ、いったいなにが男らしさだというのでしょう。

女性が怒っているときは怒らせる/ヤリたがっている時はそれに応じる

女性が感情的に怒っているときに、輪をかけて怒り出す男って「ちっちぇえ男」だと思いませんか?
本当に男らしい男は、女性が怒っているとき、気が済むまで怒らせます。
また、本当に男らしい男は、彼女がヤリたがっているときに、ちゃんとそれに応じます。

自分が「今日はヤリたくないなあ」と思っていても、彼はどうにかして彼女の要望に応えようとするのです(応えようとするものの、実際には息子が大きくならずできなかった、という結果に終わっても、彼は男らしいのです。なぜなら彼女の要望に対し、万障繰り合わせ、応えようとしたからです)。

おわりに

男って、女性がいないと生きていけません。
「死んでるように」生き長らえることはできますが、生き生きとは生きられないのです。

男ばかりの飲み会を思えばわかるでしょう?
男ばかりの飲み会って、結局、絶望なんですよね。
上司の愚痴を言い、わが身の将来を案じ、「おれもそう」「おれも不安」などと言いあうだけなんです。

つまり、男は、男単体では生きられず、女性に生かされているのです。
ということは、本当の男らしさとは、女性に敬意を払う心持のことだと言えますね。
男らしさって、女性に代わって重たいものを持つ能力でもなければ、クールにふるまうことでもなければ、LINEの既読スルーをすることでもないのです。

極端に言ってしまえば、たとえば、家事をすることが本当の男らしさなのです。
昭和や平成の時代に「家事・育児をする男はオワッテル(女々しい)」と言われましたが、そのオワッテル男が、本当は、真に男らしい男なのです。(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

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