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パパ育児のメリットは?パパの子連れ外出お助けアイテム

  • 2020.4.11
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「イクメン」という言葉が出来たり、男性の育児休暇取得が増加したりするなど、パパである男性の育児が注目されています。しかしパパならではの悩みもあるようです。パパが育児をする際どんな悩みがあるのでしょうか。また、その対策についてお伝えします。

パパの育児参加率はどのくらい?

育児の主体はママという家庭が圧倒的に多いと思いますが、実際育児に参加しているパパはどのくらいの割合なのでしょうか。

どの程度パパが育児に参加しているかについては「積極的」が22%、「どちらかというと積極的」が22.3%に対し、「消極的」が2.2%、「どちらかというと消極的」が13.3%でした。積極的と答える割合は10年前と比べて増加し、特に未就学児の子を持つ30歳代の割合が多くなっています。

どのような育児に参加しているかについては「お風呂に入れる」が69.8%、「遊び相手をする」が68.7%と高くなり、「ミルクを飲ませる・ご飯を食べさせる」が40.5%、「オムツを替える」が38.1%、「寝かしつける」が35.7%、「保育園などへの送迎」が24.7%でした。まだ低いとはいえ、「ミルクを飲ませる・ご飯を食べさせる」や「オムツを替える」というパパが増加しています。

※一般社団法人 中央調査社「中央調査法(NO622)」より

諸外国に比べてパパの育児参加率はまだまだ低いとは言われていますが、積極的に参加している、もしくはしようとしているパパは昔と比べて増加しています。

パパ育児のメリット

パパの育児参加については家庭や個人によっても異なると思います。積極的なパパもいれば、あまりしてもらえないと嘆くママもいるでしょう。

パパが積極的になることは、子どもの成長に影響があるのでしょうか。実はパパが育児に関わることは色々なメリットがあります。

・社会性の発達

社会性の発達にはパパとのかかわりが大きく関係すると言われています。一般的なルールを教えたり、いけないことをしたらしっかり怒ったりするなど、ここぞという時にしっかりとした対応が必要です。もちろん忙しくて関わる時間が少ないパパもいるでしょう。しかし関りは時間的な長さではなく質が重要です。短い時間で構わないので、積極的に関わることが大切です。

・子どもの体験の幅が広がる

パパが育児に参加すると、子どもとの遊びが変わります。ママには浮かばない発想での物作りや、体力が必要なダイナミックな遊びなどが可能になります。「ママだと出来ない」というわけではありませんが、パパだから出来ること・ママだから出来ることという多様性がうまれることは子どもにとって良い影響を及ぼします。

・夫婦の連携が子どもをのびのびとさせる

パパが積極的に育児に参加することは、ママの負担を減らすことにつながります。また、育児をすることで大変さを感じてくれれば、より思いやりをもって接してくれるでしょう。その連帯感が子どもにとっての安心感につながり、のびのびと育つことにつながります。

パパと子どもの外出にはハードルがある!

育児に参加する、もしくはしようという気持ちがあるパパが増える一方、パパが幼い子どもと外出する際には様々なハードルがあるようです。一番困るのは、オムツを交換したりミルクをあげたり出来る場所を探しても見つからないことです。

少しずつ増えてはいますが、圧倒的に少ないのがオムツの交換台がある男性トイレです。交換台を見つけることが出来ず、やむを得ず男性用トイレの個室で子どもを立たせて交換するということも多い様です。交換台を見つけられず困った経験をしたことがあるパパはとても多く、不便である以外に「やはり育児はママがするもの」という意識を助長しかねないということを懸念する方もいます。アメリカでも、2018年に交換台の増設を求める署名活動が始まり、パパ達が設置の為の寄付金を募る活動を始めています。

授乳室については男性の立ち入りが禁止されているところがほとんどであり、パパがミルクを作って飲ませたいと思っても場所を見つけることが出来ません。オムツの交換台とミルクを作れる給湯器がある男女共用のスペースに合わせて、女性専用の授乳スペースを設置するという企業も増えています。百貨店や高速道路のサービスエリアなどでこういった動きが広まっています。しかしまだまだ不足しており、今後こういったスペースの増加が求められています。

パパの子連れ外出をお助けアイテム!

パパが赤ちゃんを連れて外出する時に役立つ無料アプリをご紹介します。

・パパマママップ

パパと赤ちゃんだけのお出掛けに必須のアプリです。駅名や地名を入力すると地図上にベビールームの場所などを表示してくれます。男性の利用があるかどうかも確認出来るので、初めて行く場所でも利用しやすいですね。授乳室内の「お湯や電子レンジの有無」「貸出ベビーカーの有無」など細かい情報も入手出来ます。

・教えて!ドクター

子どもが急に体調を崩した時にアプリで対処法を検索出来る他、予防接種の時期を知ることが出来る予防接種シミュレーター・救急車を呼ぶべきかどうかを判断するコンテンツなどがあり、実際に救急車を呼んだり子育て支援センターや自治体の窓口に電話をかけたりすることが出来ます。

・知育アプリPIBO

子どもが愚図ったり飽きたりしてしまった時に利用したい絵本アプリです。年齢や興味に合わせた360冊以上の絵本を読み聞かせることが出来ます。読み聞かせが苦手なパパにも有効ですし、音声をOFFにして利用すれば外出先で一緒に読むことも出来ますね。有料会員は読み放題ですが、無料でも1日3冊の絵本を読むことが出来ます。

他にも外出に備えておきたいこと・注意点はいくつかあります。

ベビーカー移動の際は、駅でたくさん歩くはめになることもあります。電車の乗り換え情報アプリで駅のエレベーター設置情報をあらかじめ調べておくと便利です。

事前に情報収集しておいた方がいいこととしては、出先で足りなくなった時の為に紙オムツやベビーフードなどを買える店を調べておきましょう。子どもと長く接しているママやじいじばあばに、お気に入りのオモチャや、ないと愚図ってしまうタオルなどお気に入りのものを聞いておき忘れずに持っていきましょう。

パパがお出掛けする際にはマナーも大切です。例えばオムツ交換台と女性専用の授乳室が隣接している場合は、プライベートな空間である授乳室を利用している方に不安を感じさせないような気づかいが必要です。

パパと小さい赤ちゃんだけの外出は不安がつきものです。しかしママも初めから上手く出来るわけではありません。大切なのは「育児はママが主流」「パパは育児が苦手」という意識を捨てることです。経験を重ねることで子どもとの過ごし方にも慣れてきますし、一緒にいる時間が長いほど子どももなついてくれるでしょう。恐れず積極的に外出してみると、色々な発見があるかもしれません。

筆者の子どもが小さい時にも、パパにオムツ替えなどをお願いしたらやってくれようとするものの、男性が出来る場所がなく結局私が行うということもありました。育児に参加しないのではなく“出来ない”という環境になってしまうのは一番良くないですね。

赤ちゃんと外出すればトラブルが発生することが多くあります。パパだけでそのお出掛けをこなすことは、ママの大変さを理解し協力してくれることにもつながります。何より、とても短い赤ちゃん時代の時間を密に過ごすことで、普段の子どもとの接し方や子どもからのパパへの気持ちにも変化がうまれることでしょう。

パパが子育てしやすい環境が整い、育児に積極的に参加するパパがもっと増えて当たり前である世の中になっていくといいですね。

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