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向こう見ずで、怖いもの知らずだった息子が「怖さ」を知った日【子育ては毎日がたからもの☆ 第87話】

  • 2020.4.8
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プールが大好きな我が子たち。
去年の夏のことでした。


スイミングを習ったことはなく、幼稚園の授業で水遊び程度しかしたことがなかった息子でしたが、犬かきのようなバタフライのような、謎のジタバタ泳ぎで、数メートルを息継ぎ無しで泳いで(?)いました。

泳ぎ切った時の達成感と、周りの賞賛が嬉しくて、何度も何度も繰り返しました。

初めは、「今から行くよ!」と呼び掛けてから泳ぎ始めていたのですが、そのうち呼びかけもなく泳ぎ始めるようになり、ヒヤヒヤすることたびたび。

驚くほど怖いもの知らずだけど、「絶対受け止めてもらえる」という安心感からか、無謀な泳ぎをしていたのだと思います。


そしてこの冬、室内プール付きホテルに泊まった時のこと。

前回もすごく泳いでいたし、最近は水泳教室に通うようになっていたので、前回以上にたくさん泳ぐんだろうなぁと楽しみに思っていました。

しかし・・・




半年前までの怖いもの知らずはどこへやら?

プールサイドにしがみついたまま、まったく泳ごうとしません。距離を1メートルくらいに縮めてやっと、怖がりながら飛びついてくるだけでした。

「怖い!!!」

そんなセリフとともに、しがみついてくるばかりでした。

これまでは、向こう見ずで怖いもの知らずだった息子ですが、少しずつ危険を察知できるように。溺れてしまった時にどうなってしまうのか、想像できるようになってきたのかもしれません。


私自身は子どものころ慎重すぎるほどの慎重派で(今はそうでもないけれど)、いつも「もしこの遊具の紐がちぎれたら…」とか「もしプールでおぼれてすぐに誰も見つけてくれなかったら…」と、必要以上に最悪な事態を想像してしまい、何もできなくなるタイプでした。

(ぺぷり)

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