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「カロリー制限ダイエットはリバウンドする」は迷信!? 研究で明らかになったホントの効果とは

  • 2020.4.8
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鏡を見てウエストを測る女性

カロリー制限にひと工夫したところ

体重計やシューズ、タオルなどのフィットネスグッズ

ダイエットのための食事法はカロリー制限や糖質制限などさまざま。このうちカロリー制限というダイエット法は、体重が減っても脂肪が落ちないとか、無性に食べたい欲求が強まるとか、じつはいろいろな問題につながりかねないという研究結果も。

今回、英国と米国の研究グループは、毎日ではなく1日おきなど断続的にカロリー制限する方法に着目。食欲を引き出してしまう問題を減らせるのではと研究したのです。研究グループは、体重が標準より多い女性を対象に、毎日または1日おきのカロリー制限ダイエットに取り組んでもらい、体重や体脂肪の減り具合、食欲のリバウンドの有無などを比較してみました。

食欲はいずれにしても収まる結果に

野菜サラダを食べる女性

そうしてわかったのは、どちらのカロリー制限の方法であっても同じように体重と体脂肪が減り、食欲が増すなどのよくない変化は起きないということでした。体重が5%以上減った時点で比較した体脂肪や食習慣は、どちらのグループも同様に改善。空腹感や無性に食べたくなる衝動などは増えるどころか、逆に減っていました。

毎日でも断続的でも、カロリー制限によるダイエットは、食習慣の好ましくない変化を伴わず、体脂肪を落とすことが可能と、研究グループは結論づけています。カロリーを制限すると食欲は増すようにも見えますが、今回の研究では逆という結果に。リバウンドの原因は、食欲が増してしまうからではないよう。カロリー制限をするときには、食欲増進を気にしすぎるのもよくないのかもしれません。

<参考文献>

Does continuous energy restriction and intermittent energy restriction lead to unfavorable eating behaviors after weight loss?
https://nutrition.org/does-continuous-energy-restriction-and-intermittent-energy-restriction-lead-to-unfavorable-eating-behaviors-after-weight-loss/

Matched Weight Loss Through Intermittent or Continuous Energy Restriction Does Not Lead To Compensatory Increases in Appetite and Eating Behavior in a Randomized Controlled Trial in Women with Overweight and Obesity. J Nutr. 2020;150(3):623–633. doi:10.1093/jn/nxz296
https://doi.org/10.1093/jn/nxz296
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31825067/

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