1. トップ
  2. いまこそ見たい、「ビバヒル」愛をりゅうちぇるが語る!「ビバヒルを見ないで90年代のファッションを語らないでねって思ってます(笑)」

いまこそ見たい、「ビバヒル」愛をりゅうちぇるが語る!「ビバヒルを見ないで90年代のファッションを語らないでねって思ってます(笑)」

  • 2020.4.3
  • 841 views
りゅうちぇる、「ビバヒル」愛を語り尽くす!
撮影/編集部

【写真を見る】シャツの裾をインしたスタイル、太めのパンツ…“ビバヒル”ファッションで登場してくれた<写真20点>

1990年から2000年に米FOX系列で放映されたアメリカのテレビドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」、「ビバリーヒルズ青春白書」(通称“ビバヒル”)。富裕層の学生が通うウエスト・ビバリーヒルズ高校を舞台に、若者たちの恋愛や悩み、複雑な家庭事情や飲酒、ドラッグなど、当時のティーンが抱えるリアルな問題が描かれた本シリーズは、本国アメリカはもちろん、世界中に社会現象を巻き起こした。本シリーズの大ファンだというりゅうちぇるに、“ビバヒル”を見たきっかけやその魅力、影響を受けた点などについてじっくり語ってもらった。

日本での海外ドラマブームの火付け役的作品。マドンナ的存在のケリーにまじめな正統派ブランドンなど、それぞれのキャラが魅力的(「ビバリーヒルズ高校白書」より)
Huluで独占配信中 [c]2019 Fox Media LLC. All Right Reserved.

「ビバヒルを通して当時のファッションを見るのも楽しいし、盗めるところもいっぱい」

しかし、ドラマが始まったのはいまから30年前の1990年。そんな昔のドラマに、なぜ1995年生まれで現在24歳のりゅうちぇるがハマったのだろうか。「もともとは1番上のお姉ちゃんがビバヒル世代だったので、一緒に観ていたんです。でも、当時は小さかったのでハマるまではいかなくて。高校生のころに原宿のファッションが好きになって、いろんなファッションを知りたいなと思い、改めて見直してみたんです。そうしたら、自分にも重ね合わせてストーリーも楽しむことができるし、もちろんファッションやBGMも楽しめるという感じで、どんどんハマっていきました」。

ファッションへの興味から見始めたというのが、なんともりゅうちぇるらしいが、本作は日本でも“アメカジ”ならぬ“ビバカジ”と呼ばれるファッションブームを巻き起こすほど、90年代のファッションに影響を与えた作品でもある。そして、ファッション界ではいま、世界的に90年代ファッションのリバイバルブームが訪れているんだとか。

【写真を見る】シャツの裾をインしたスタイル、太めのパンツ…“ビバヒル”ファッションで登場してくれた<写真20点>
撮影/編集部

「いま、90年代テイストの古着がすごく流行ってるんです。1周回って当時のものがすごくおしゃれになっていて。だから、ビバヒルを通して当時のファッションを見るのもすごく楽しいし、盗めるところもいっぱいある。原宿や裏原にはビバヒルファッションをしている人がいっぱいいるし、おしゃれが大好きな人は絶対見たほうがいいと思う。ビバヒルを見ないで90年代のファッションを語らないでねって思ってます(笑)」と、柔らかい口調ながらもキッパリと言い切るりゅうちぇる。

ちなみに、自身が一番影響を受けたのは、デビッド・シルバー(ブライアン・オースティン・グリーン)のファッションだそうで、「ビッグシルエットのトップスだったり、ピアスの開け方だったり、アクセサリーなんかの小物使いもすごくかわいいので、結構マネしてます」とニッコリ。

「ビバリーヒルズ高校白書」より
Huluで全シーズン配信中 The CW [c]2019 The CW Network, LLC. All rights reserved.
「ビバリーヒルズ青春白書」より
Huluで全シーズン配信中 [c] MMXIX CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.

「“カップル推し”になっちゃうけど、ドナとデビッドのカップルがすごく好きです!」

同じく“ビバヒル”ファンだという妻のぺことは「一緒に観ながら『こういう服がかわいい』とか、『こういうファッションをマネしてデートしよう!』と話してる」のだとか。また、「『付き合ってたら、こういうこともあるよね〜』とか、会話やシチュエーションを自分たちと重ねながら見られるところもあるんです」と、カップルならではの見方も楽しんでいると話す。

そんな彼に好きな登場人物を聞いてみると、「“カップル推し”みたいになっちゃうんですけど、ドナとデビッドのカップルがすごく好きです!」という答えが返ってきた。「登場人物それぞれにいろんなことが起きるんですけど、この2人は安定していて。ドナは愛くるしい天然なキャラクターだし、デビッドも素直ないい子なので、すごく好きなんです」と、どこか“りゅうぺこ”夫妻を思わせるようなほのぼのカップルを挙げるところも彼らしい。

動画では「ビバヒる」=「ビバリーヒルズ」シリーズでキュンキュンすること、などの用語解説も
撮影/編集部

「オリジナルの“ビバヒルメドレー”を聴くと、テンションが上がるんです」

特に好きなエピソードは「シーズン1の16話『明日のスターを夢見て』で、ブレンダがピーチ・ピットでブランドンの代わりにバイトした時に、ケリーとドナと3人がキッチンで踊るシーンがあるんですけど、それがめちゃくちゃかわいくて大好きです!」と話すりゅうちぇる。「ビバヒルのなにが好きって、流れているBGMとか、みんなでダンスを踊るシーンの曲のセンスが絶妙によくて。僕、どんなに内容がよくても、服やBGMがダサかったら作品を見続けられないんですけど、ビバヒルはそういう意味でも、自分のなかでドンピシャなんです」と本シリーズで使われる音楽も絶賛。

劇中に出てきていいなと思う曲があったらすぐに音楽認識アプリを駆使して曲を探し、オリジナルの“ビバヒルメドレー”を作るそう。「それを聴くと、ビバリーヒルズの高校生になった気分になってテンションが上がるんです」と、生活にあった楽しみ方もエンジョイしていると明かした。

ほかにも好きな海外ドラマは数多くあり、なかでも「glee/グリー」については、「主人公のレイチェルの名前から“チェル”をとって、“りゅうちぇる”にした」と言うほど影響を受けたんだそう。

「『glee/グリー』は、観ていなかったら、いまの自分はなかったと思うぐらい自分を作ってくれた作品。いろんな悩みを抱えた人たちが歌を通して悩みを乗り越えていくストーリーなんですけど、僕も学生時代から個性的というか、協調性ゼロでハデな感じだったので、みんなと違うことでからかわれたりすることも多くて。みんなと違うのは自分がこんな風に生まれてきたから悪いんだとか、なんでみんなと同じに生まれなかったんだろうって自分を責めてばかりいたんです」。

好きなエピソードについて話すと、思わず顔がほころぶ!
撮影/編集部

てっきり、子どものころからずっと明るくてポジティブなキャラクターだとばかり思っていたのだが、意外にも学生時代には周りからからかわれて悩んだ時期もあったと明かすりゅうちぇる。「でも、『glee/グリー』の『Loser Like Me』という曲に、みんな私のこと負け犬っていじめるけど、大人になって私がみんなと違うおかげで才能が開花したら、負け犬のことが羨ましくなるよっていう内容の歌詞があるんです。それを聴いて、もう鳥肌が立って!負け犬でいいんだじゃないけど、みんなと違うことってすばらしいんだって考えが変わったんです」

歌を大切にするようになったのも「glee/グリー」のおかげだそうで、現在の音楽活動についても「『glee/グリー』を観ていなかったら、歌を出してなかった」と断言。「僕、ずっとハッピーな感じに見られてるんだけど、実はそう見せていて。だけど、歌ではハッピーになるためのバックグラウンドがちゃんとあったんだよっていうことも伝えたい。歌にパワーがあるなんて『glee/グリー』を見るまで知らなかったけど、メロディを通して歌詞が心に響いて、歌にすごいパワーがあることを知ることができたんです。だから、僕が『glee/グリー』にキッカケをもらったように、自分もカッコつけていない、偽りのない歌詞で人に影響を与えられるような歌を歌っていけたらなって思います」と目を輝かせる。

「新ビバリーヒルズ青春白書」より
Huluで全シーズン配信中 [c] MMXIX CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.

それにしても、これだけの影響を受けるほど海外ドラマが好きなら、出てみたいとは思わないのだろうか。そう聞いてみると、「それはない」とこちらも断言する。「海外ドラマを観て一番勉強になったのが、“自分を大切にする”とか、“自分は自分だ”っていうことなんです。だから、いまから“誰かになる(役を演じる)”ことよりも、自分の仕事は“自分を伝える”ってことかな、って。だから“りゅうちぇる役”としての出演なら考えるけど、そんなのないから(笑)。いまはまず、自分をもっと発信していくことを大切にやっていきたいなって思います」

「“違う人生が待ってる”“違う人生をくれる”と思ってぜひハマってもらえたら」

「ビバリーヒルズ再会白書」より
Huluで全シーズン配信中 The CW [c]2019 The CW Network, LLC. All rights reserved.

ビバヒルのオリジナルキャストが約20年ぶりに集結したことでも話題になった、現在Huluで独占配信中のシリーズ最新作「ビバリーヒルズ再会白書」は、「『ビバリーヒルズ高校白書』が好きすぎて逆に観ることができない!」と言うほどの“ビバヒルフリーク”であるりゅうちぇる。まだ、ビバリーヒルズに行ったことはないそうだが、もし行ったらドラマゆかりの地にも足を運ぼうと思っているんだとか。「みんなベニスビーチによく行くから、ベニスビーチには絶対行きたい。スティーブみたいに僕もベニスビーチでローラースケートをしてみようかなあって思ってます」とうれしそうに話してくれた。

「ビバリーヒルズ再会白書」より
Huluで独占配信中 [c]2019 Fox Media LLC. All Right Reserved.

最後に、これから“ビバヒル”シリーズを観ようと思った人たちに向けてメッセージをもらった。

「人間関係や恋愛の悩みはいまも昔も変わらないと思うけど、いまと違ってSNSがないぶん、もっとピュアでめちゃくちゃすてきなので、そういうところも楽しんでもらえたらいいですね。絶対、なんらかの形で人に影響を与えるドラマだと思うので、“違う人生が待ってる”“違う人生をくれる”と思ってぜひハマってもらえたらなと思います」。

「ビバリーヒルズ高校白書」「ビバリーヒルズ青春白書」を始めとした“ビバヒル”シリーズ(「新ビバリーヒルズ青春白書」「ビバリーヒルズ再会白書」の全4作)は、現在Huluで配信中。新生活が始まる人も、自宅でゆっくり過ごす時間が増えた人も、この機会にイッキ見してみてはいかがだろうか。(Movie Walker・取材・文/落合由希)

元記事で読む