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ウディ・アレン、アカデミー賞を意識したティモシー・シャラメの言動を批判。

  • 2020.3.31
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Photo_ James Devaney/GC Images
Woody Allen, Timothe Chalamet and Selena Gomez seen on location for Woody Allen's untitled movie on September 11, 2017 in New York City.Photo: James Devaney/GC Images

これまで元パートナーのミア・ファローの養女ディランに対する性的虐待疑惑を否定し続けてきたウディ・アレンは、新刊の回想録『Apropos of Nothing(原題)』でティモシー・シャラメの行動に批判を浴びせている。

監督作『A Rainy Day in New York(原題)』に出演したティモシーをはじめ、エル・ファニングセレーナ・ゴメスは素晴らしかったとするものの、その後にティモシーが今後ウディと仕事をしないと発言したのは、『君の名前で僕を呼んで』でノミネートを受けていたアカデミー賞主演男優賞の受賞に有利だと考えてのことだととして、こう指摘している。

「『Rainy Day』の3人の主役は素晴らしかったし、一緒に仕事もしやすかった」「ティモシーはその後、私と仕事をしたことを後悔しており、ギャラをチャリティーに寄付すると公言したが、それは『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞候補に挙がっていたから、私を非難することで有利になると彼のエージェントと考え、そうしただけだと私の妹に言った」「とにかく彼と一緒に仕事をしたことを私は後悔していないし、私の収入を返すつもりはない」

最終的にアカデミー賞主演男優賞は、『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』のゲイリー・オールドマンのもとへ渡ったものの、ティモシーは出演料をタイムズ・アップ、ニューヨーク市のLGBTセンター、RAINN(全国レイプ虐待近親相姦ネットワーク)へ寄付しており、また共演者のレベッカ・ホールやセレーナもタイムズ・アップとその弁護費用基金に寄付をしている。

一方で、自身を非難するよう迫られたエルの対応をこう称賛している。「エルは(ダイアン・)キートンのように素晴らしい生まれながらの才能を持ち合わせている。記者に私と仕事をしたことを後悔していると言うように迫られた時、彼女はその行為があったと言われている時に自分はまだ生まれてもいなかったので意見はないと言った。正直な答えだ」

同作品はアメリカで公開無期延期となっており、また配信元のアマゾンも公開を中止、またアレンとの契約も破棄している。

Text: Bangshowbiz

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