1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 花粉症のムズムズに「酢酸菌」!カンタン「ワン・ス(酢)プーン」習慣とは?

花粉症のムズムズに「酢酸菌」!カンタン「ワン・ス(酢)プーン」習慣とは?

  • 2020.3.29
  • 1773 views

都市部では約2人に1人が花粉症、インフルや風邪でリスク増も

今年も花粉症の季節―アレルギー疾患で医療機関を受診する患者は年々増加の一途をたどっています。東京都福祉保健局発表の「平成28年度版 花粉症患者実態報告書」によると、30年前に比べて有病率はおよそ3倍以上に上昇。またインフルエンザや風邪が流行し、喉がダメージを受けると異物を排出する機能が低下。花粉が体内に入りやすくなり、花粉症の発症リスクを高める可能性があると考えられています。

花粉症ケアの3つの対策:食生活で免疫力を改善

花粉症の基本ケアは3つ。

1・「花粉を体内に入れない」

2・「免疫力を改善する」

3・「薬で症状を抑え込む」

私たちの毎日の食生活で無理なく実践できるのが「免疫力の改善」。特に「口から入った多様な細菌やウイルスを腸内に取り込むこと」が、免疫細胞の活性をうながし、免疫機能を高める最適な方法と言われています。

「酢酸菌」がつらい花粉症の不快感を和らげる

最新の研究結果では、酢酸菌が免疫細胞の活性化に関わる「TLR2」と「TLR4」の2つのスイッチを押すことで、免疫バランスを調整。「花粉飛散期における鼻づまりの不快感」や「ホコリやハウスダストによる鼻の不快感」を緩和し、つらいアレルギー症状を抑えるとの効果が発表されています。

菌は異なる2種類を一緒に摂取することで相乗効果が

菌にはグラム陽性とグラム陰性の2種類がありますが、異なる2種類を一緒に摂取することで、自然免疫をつかさどるマクロファージが活性化されるといわれています。にごり酢はグラム陰性である酢酸菌を含む貴重な食品。グラム陽性菌を持つ食品と同時に食べることが、効果アップのポイントです。

「酢酸菌」を含む酢とは?

自然の成分そのままの「にごり酢」は、昔ながらの製法で、健康を維持する食品として世界中で日々の食事に取り入れられてきました。 ただし一見透明な酢の中にも、酢酸菌が含まれるものもあります。

では手軽に酢酸菌チャージができる身近な「酢」とは。

免疫力を高めるためには、一度に大量摂取はNG。酢は殺菌作用を持つほど効果が高い反面、それだけ刺激が強い食材なので胃腸を壊す恐れがあります。

酢酸菌は「毎日」「適量」ずつ取り入れることが大切。

今回は調理なし・いつものメニューに「かけるだけ」の、効率的な食べ方を紹介します!

毎日カンタン「ワン酢プーン!」習慣 3選

1.黒酢(日本)×納豆!

玄米を主な原料に、一般的な酢よりも長時間かけて発酵・熟成させて作られる黒酢。肝機能の改善や抗酸化作用などさまざまな健康効果があり、気軽に飲める「黒酢ドリンク」も人気です。

納豆は日本を代表する発酵食品のひとつ。含まれる「納豆菌」はグラム陽性のため、グラム陰性の黒酢とはベストパートナー。かけるだけで納豆特有の臭みや粘りも取れて、食べやすくなります。免疫力の維持に有効な大豆タンパク質を豊富に含み、発酵により消化吸収力も良好。不調なときにこそ食べたい食材です。

2.香酢(中国)×ギョーザ!

中国で紀元前からつくられている「香酢」はもち米が原料。その名のとおり香り高く、スープや炒め物など料理に幅広く活用されています。

「ギョーザにお酢」は定番の組み合わせですが、いつもの酢を「香酢+豆板醤」に変えてみましょう。豆板醤は発酵食品「みそ」の一種で、こうじ菌は酢酸菌と相乗効果のあるグラム陽性菌です。豆板醤に入っている唐辛子のカプサイシンは、餃子に含まれる炭水化物の代謝を高めて速やかにエネルギーに変換。疲労を予防するほか、血流改善効果で免疫力を高める働きもあります。

3.バルサミコ酢(イタリア)×ヨーグルト

イタリアの酢といえば、ブドウを原料にしたバルサミコ酢。ポリフェノールが豊富で、若返りを意味する「balsamic」が名前の由来とされています。中世後期にはペストの治療薬として用いられ、現在も常備薬として持ち歩く習慣を持つ地域があります。

準備はゼロ、いつものヨーグルトにかけるだけ。ヨーグルトが含むグラム陽性菌は免疫活性パワーを持つ乳酸菌で、酢酸菌とは最強タッグ。バルサミコならではのフルーティーな甘さがヨーグルトの酸味を和らげ、味に深みを加えます。ヨーグルトは吸収効率の高い乳由来のホエイタンパク質を発酵したもので、牛乳より消化吸収力が優秀。子供やシニアなど、消化機能が弱めの人の免疫力維持に適しています。

いつもの料理に「酢」を1杯かけるだけ

酢にはクエン酸パワーにより疲労回復効果もあります。心も身体も揺らぎやすい春、上手に取り入れてリフレッシュしましょう。

ライター/松田真紀
1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年明治乳業株式会社入社。電通などを経て2014年スポーツと健康に特化した株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)趣味はトライアスロン、フルマラソン。全米ヨガアライアンス200習得中。

元記事で読む