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「私の人生を返して」台無しにされた子ども時代…それでも母を憎めない理由【親に整形させられた私が、母になる Vol.13】

  • 2020.3.27
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■前回までのあらすじ

過食嘔吐の治療の話のはずが、いつの間にか私の進路の話に…。学校も部活も容姿さえも母のいいなりになってきたが、母は「私だって親が決めてきた」と聞く耳を持ってくれない。さらに「親のせいにするな」と言われ…。

》学校も容姿すら母が支配してる…それでも「親のせいにするな」と言われて

■私はいつだって自分の意思を引っ込めるしかなかった

■母の「理想の子」じゃなければ愛してくれない…

■母を悪者にして憎み切れないワケ

母に対する感情は、そう簡単に割り切れるものではありません。

私としては嫌だったことも、母としては愛情だったと言うことがわかるからです。

『ある部分は自分の希望を押し付けている代わりに、ここの部分は娘の希望も取り入れてあげよう』

『そうすれば娘もきっと納得してくれるだろう。お願いだから納得してほしい』

などの、母の中での葛藤もわかります。

母の【支配していたつもりはない。むしろ愛情のつもりだった】は、

いじめの【いじめてたつもりはない。むしろいじってあげているつもりだった】

それと少し似ているような気もします。

いじられた側にとってはつらいこと。

でも、そこで反撃したら、その場の空気を壊してもっと酷いいじめ(ハブられる、など)になることが恐怖だったから、嫌ないじりに耐えていた…

こんな感じなのかもしれません。

大人同士、もしくは子ども同士だったら『合わない人とは距離を置く』『違うグループと仲良くする』ということもできますが、親子の場合はそれも難しい。

『合わない親子』はどうやって付き合っていくのが最善なのでしょうか────

※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。

(グラハム子)

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