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派手カワな世界観にハマる!極悪ヒロイン、ハーレイ・クインの魅力って?

  • 2020.3.24
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悪のカリスマ=ジョーカーの恋人であり、可愛くてセクシーで破天荒なキャラクターが人気を博したハーレイ・クインが主人公の映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』。物語はジョーカーと破局後の彼女を描いていきます。モラルのない暴れぶりながらも、どんな男に対しても自分流のスタイルで戦う彼女の姿に共感を覚える女性は多いはず。今回はこの作品について、映画ライターの渥美志保さんに語っていただきました。(編集部)

『ジョーカーの恋人』を卒業した極悪ヒロインの、ポップでキラキラな活躍

DCコミックスの悪役が総出演した『スーサイド・スクワッド』は、個人的には作品としてイマイチ・・・という印象でしたが、そのなかで唯一魅力的だったのが、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クイン。ど派手で陽気で凶暴でかわいくて痛快で、この時代にまたしても規格外の女子キャラが出てきた感じでした。この作品はそのハーレイ・クインを主人公にした新作です。

前作であのジョーカーの恋人として登場した彼女ですが、今作の冒頭で知らされるのは二人の破局。例えば、有名人とか大金持ちとか権力者みたいな男の恋人だった女性が、その男と別れた途端に「お前誰だよ」と手のひら返しの扱いを受ける、みたいなことって世の中にありますよね。ハーレイ・クインはまさにそんな状況で、「今までは”闇の帝王=ジョーカー”の恋人だったから許してたけど、別れたなら話は別」と、あらゆる男たちが彼女の命を狙い始めます。

この映画の楽しさは、ハーレイとその周辺が常にカラフルでキラキラであること、とでも言いましょうか。モデルみたいな細~い体型ではない、ガチなスポーツマンであるマーゴット・ロビーは、アクロバティックなアクションをリアルな重量感とともに見せているのですが、それでいてすごーくポップ。

お気に入りのサンドウィッチを奪われてキレたり、逃げてる途中に露天で売ってるラメのバッグに目を奪われたり、「男と対等に戦うために女を捨てる」みたいな感覚が全くありません。カラフルな煙幕とキラキラなテープが爆発する”ハーレイ仕様”のショットガンで、デカい男を次々とふっとばしてゆく場面も、めちゃめちゃ楽しい。

『アベンジャーズ』とか『バットマン』とか『ジョーカー』が追及した「見ごたえ」「人間ドラマ」みたいなものとは逆方向、とにかく愉快なアメコミそのままの世界がある感じ、とでもいいましょうか。

同時に、そのへんにいる女の子な部分も普通に持っています。ジョーカーと別れて化粧がぐずぐずになるほどボロボロに泣き、「アイツ、ジョーカーに捨てられたらしいよ(笑)」という陰口に怯え・・・でも「いつまでもこうしてはいられない、私も一人で生きなければ!」と髪を切り、ペット(ハイエナ!)を飼いはじめ、立ち上がるハーレイは、映画を観ている私達と何ひとつ変わりません。

映画のラストには、仕事で、暴力で、男社会に追い詰められた女性たちがハーレイのもとに集まり、「女には男が必要。どうせ一人じゃ生きられない」という呪いを蹴散らしてゆきます。彼女たちが決して「仲良しグループ」じゃない—— 一人で戦っても殺されるだけだから、という一点で連帯してるだけ—— なのもすごくいい。女子が元気になれる映画の決定版です。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』【監督】キャシー・ヤン【出演】マーゴット・ロビー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジャーニー・スモレット=ベルほか全国公開中©2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

http://wwws.warnerbros.co.jp/harleyquinn-movie/

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