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古くて新しい! いつ観ても楽しめる、エディターが愛するアナログな映画。

  • 2020.3.24
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古くて新しい! いつ観ても楽しめる、エディターが愛するアナログな映画。

2020.03.24 12:36

今週末の映画鑑賞は、レトロムードな作品はいかが? 時代を超えた名作から今注目したい作品まで、美しい映像とユニークなストーリーラインを楽しめる映画をエディターがご紹介。

『ディーバ』(1981)

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2本の録音テープを巡るスタイリッシュなパリ映画。

ジャン=ジャック・べネックス監督の『DIVA』は大好きなフランス映画。オペラオタクな郵便局員の主人公ジュールが、レコードを出さないことで有名なオペラ歌手のコンサートを隠し録りしてしまい、その録音テープと、犯罪組織を暴露したもう1本のテープとが入り混じり、さまざま事件に巻き込まれていく・・・というストーリー。こう書いていくと犯罪ミステリーな印象が強いのですが、プライドの高いオペラ歌手や、コケティッシュなベトナム人の女の子などユニークな登場人物によって、とってもスタイリッシュでほかの映画では味わえない空気感が漂っています。パリの街を舞台に 主人公が走り回るバイクや、物語の鍵となる録音テープ、海の波が描かれたジグソーパズル、廃車になった車がインテリアになった主人公の部屋など、劇中に散りばめられたおしゃれなプロップが物語の重要な役割を果たしているのも、今回のテーマである「アナログな映画」でこちらを選んだ理由。ガール世代のみんなにも、この映画にあふれている「アナログなドキドキ」を味わってもらいたいです!(VOGUE GIRL副編集長 荒井 現)

 

『リアリティ・バイツ』(1994)

ウィノナが超絶可愛い! MTV世代のアナログ映画。

80-90年代のミュージックビデオは今と比較するとテクノロジーが発展していない分ぶん、ノールールでDIY的なアナログの楽しさが新鮮です。ミュージックビデオではないですが、90年代当時の若者の感覚を反映したドキュメンタリータッチの映画が『リアリティ・バイツ』。大学を総代で卒業しても進路が決まらず、自分探しに翻弄するリレイナ(ウィノナ・ライダー)、ニート生活を送るトロイ(イーサン・ホーク)など、人生の目的をX世代の仲間たちのドキュメンタリー制作を通して見つけていく青春ストーリー。ベン・スティラーの初監督作品で、ホームビデオの映像がミックスされていたり、MTV風の編集があったりと、映像を見ているだけでも楽しい。今も通じる名台詞やサントラも名曲揃いで、年に1で観たくなります。そして、ショートボブのウィノナを見たら、可愛いすぎて思わず同じ髪型にしたくなってしまうこと請け合いです。(VOGUE GIRL エディター 蔵澄 千賀子)

 

『エンパイア レコード』(1995)

ロックなサントラ&ファッションで、スカッと元気に!

アメリカ郊外にある24時間営業の小さなレコードショップを舞台に、売却危機にさらされたお店をを救おうと奮闘する個性豊かなアルバイトたちが繰り広げる、ハプニング続きの1日を描いた『エンパイア レコード』。今やネットでポチッとすれば音楽がダウンロードできる時代ですが、お店に足を運んで音楽を掘り出す高揚感、そこで出くわす人たちとの繋がり、CDを手に取って所有することで生まれる愛着など……シンプルだったアナログ時代の懐かしさが漂う作品です。劇中に流れる90年代のロックやガレッジ・ポップ、そして若き日のリブ・タイラーやレニー・ゼルウィガーが身につけている、ミニスカート×へそ出しのグランジファッションも最高にクール。現在、AMAZON PRIMEでも絶賛配信中です。(VOGUE GIRL エディター 諸岡 由紀子)

 

『スタンド・バイ・ミー』(1986)

公開30年経っても色褪せない、ノスタルジックな青春ドラマ。

スティーヴン・キングの原作をロブ・ライナー監督が映像化した『スタンド・バイ・ミー』。過ぎ去った青春を思い出しノスタルジーに浸れる映画として、言わずと知れたこの名作をおすすめします。描かれるのは、小さな町で退屈していた12歳の少年4人組が死体探しをする2日間の冒険。あるひと夏の思い出を経て、人生の苦さを知り、徐々に大人へと近づいていく少年たちの友情ストーリーには、心にじんとくるシーンが満載。大人になった今の私たちの暮らしには、スマートフォンがあって、いつでも誰かと繋がれて、それはとても便利だけれどその分とてもせわしない。だからこそ、時間を気にせず、気の知れた仲間で連れ立ってアドベンチャーに繰り出せる彼らの姿が心に沁みます。誰にだってあった純粋で屈託のない日々はティーンエイジャーの特権。この映画を観るたび、遠いあの日を思い出し、みずみずしい気持ちを取り戻せます。(VOGUE GIRL ジュニア・エディター 宮島 彰子)

 

『殿方ごめんあそばせ』(1957)

永遠のフレンチアイコン。

家にいるときは、BGM代わりとしていつも映画を写しています。古いものから最新のものまで幅広いジャンルを観ますが、1番好きなのは50-60年代のジャン=リュック・ゴダール監督映画や、その時代のミューズたちが出演するフランス映画。美しい古いパリの街並みやおしゃれすぎる衣装、どこを切り取っても絵になります。女優たちの生き生きとした演技も素敵で、特に永遠のフレンチアイコン、ブリジット・バルドーの魅力は格別。セクシーなのにキュート、芯があるけどおっちょこちょいな大統領の娘を演じた『殿方ごめんあそばせ』は、気分を上げたい休日に観ることが多いです。今でいうと韓ドラのようなスピード感のあるラブコメが好きな人はハマりそうです!(VOGUE GIRL アシスタント・エディター 塚原 由香理)

 

(c)Amazon/Everett Collection/amanaimages
『COLD WAR あの歌、2つの心』(2018)

冷戦下で紡がれる、鮮烈なラブストーリー。

カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにもノミネートされた『COLD WAR あの歌、2つの心』。時代は冷戦下のポーランド。歌手を夢見る少女とピアニストの男性が、何度も離れ離れになりながらも成長し、傷つけあい、そして愛をはぐくんでゆく、究極のラブストーリーです。民族音楽や民族ダンス、さらにはジャスにのせて紡がれる2人の激しい生き様に心揺さぶられ、陶酔してしまいました。一見レトロなモノクロ映画なのですが、近年作られたということもあってその映像美はお墨付き。 光と影のコントラストが鮮明で、まるでその色彩がはっきりとわかるほど、五感に直接訴えかけてきます。また、この物語はパヴェウ・パヴリコフスキ監督のご両親の経験を基にしているのだとか。そんなエピソードを聞くと、この映画の世界観がますます現実味を帯びてきて、何度も繰り返し観たくなってしまいます。(VOGUE GIRL アシスタント・エディター 田中 莉子)

 

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