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新型コロナ感染の『007』元ボンドガールが「完全回復」を報告

  • 2020.3.24
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新型コロナウイルスへの感染を公表した俳優のオルガ・キュリレンコが、「完全回復」を報告した。(フロントロウ編集部)

オルガ・キュリレンコが「完全回復」

3月上旬に体調を崩し、その1週間後に新型コロナウイルス検査で陽性と判定されたことを公表したウクライナ出身の俳優オルガ・キュリレンコ(40)が、インスタグラムを通じて「完全回復」を報告した。

3月16日に行なった感染を公表する投稿では、「私が経験しているおもな症状は発熱と疲労感です」と告白し、約1週間前から病院ではなく自宅隔離・療養をしていることを明かしていたオルガ。

生活の拠点としているイギリスが3月22日に母の日を迎えたことにちなみ、愛息のアレクサンダー君(4)と暖炉の前でくつろぐ写真を公開し、母の日を祝うメッセージを投稿したオルガは、こんな風に自身の現在の容体を綴った。

「ハッピー・マザーズ・デイ! 私は完全回復しました。(これまでの体験を)要約すると、最初の1週間は、高熱と強い頭痛とともに寝たきりの状態が続きました。2週間目が終わる頃には、かなり元気になりました。今は、朝には少し咳き込むものの、日中はほとんど出なくなりました! 私は元気です!そして、今、この時間を、さまざまなことを考える機会、そして息子と過ごす貴重な時間ととらえて満喫しています」

この4日前に行なったマスク姿の写真を添えた投稿では、陽性判定後、医師からはとくに薬は処方されず、熱や痛みには市販の鎮痛薬(アセトアミノフェン)で対処するよう指導されたこと、さらに、回復を早めるため自主的にビタミンB5、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛といったサプリメントを服用していたことなどを明かしていたオルガ。

これらのサプリは、持病や体質により摂取すべきではない人もいるため、もし、参考にしたい人は医師やそれぞれの商品のサイトにある警告や注意書きを十分に確認してほしいとしつつ、「みなさん、がんばってください!」と、自身と同じく新型コロナウイルスに感染し、自宅療養している人々にエールを送っていた。

トム・ハンクスも順調回復を報告

映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』の俳優トム・ハンクスと夫人で俳優のリタ・ウィルソンが新型コロナウイルスへの感染を公表してから2週間あまり。

画像: リタ・ウィルソンとトム・ハンクス
リタ・ウィルソンとトム・ハンクス

ハンクス夫妻の公表を皮切りに、オルガや、カナダのジャスティン・トルドー首相の妻ソフィー夫人や、映画『アベンジャーズ』シリーズのイドリス・エルバ、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリストファー・ヒヴュやインディラ・ヴァルマ、映画『アナと雪の女王2』の声優を務めたレイチェル・マシューズ、人気司会者のアンディ・コーエンといったセレブや著名人たちが、新型コロナウイルス感染を続々公表。現在でも、検査で陽性判定を受けたというセレブたちの報告が連日相次いでいる。

ハンクス夫妻は、オルガのように“完全回復宣言”とはいかないが、トムが3月22日にSNSへの投稿を通じて「2週間前、症状が出たばかりの頃と比べるとだいぶ調子がいいよ」と順調な回復ぶりを報告。

「隔離っていうのは、こういう事:誰にも感染させない/誰からも感染しない。常識だよね? しばらく時間はかかるけど、僕たちみんなが、できる限りお互いを大切にして助け合い、少しの窮屈さを我慢すれば…これもまた過ぎ去るさ。僕たちなら乗り越えられる―ハンクス」

「This, too shall pass(away)/いい時も、悪い時もいずれは過ぎ去る」という英語の格言を引用したポジティブなコメントで、今は辛抱の時だが、みんなで協力し合おうと人々に呼びかけている。

セレブたちが新型コロナウイルス感染を公表している背景には、世間の人々に事態の深刻さを理解し、自主隔離や外出自粛に徹底して取り組んで欲しいという総意がある。

そして、ここへ来て、感染からの回復を報告するセレブが少しずつ増えている裏にも、もちろんウイルスを甘く見ることは禁物だが、人々に必要以上に不安を抱えず、希望を捨てないで欲しいと訴えるためでもある。(フロントロウ編集部)

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