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おおしまりえの絶対に幸せになりたい!『マッチングアプリにはいい男はいない』【第5回】

  • 2020.3.24
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マッチングアプリにいい男はいないの?

寝ながらでも出会いが増える!

そんな謳い文句で、ここ数年で利用者が増えているマッチングアプリ。サービスの数はいまや数100社あるといわれています。
出会いだけならいくらでも増やせるこの時代、しかしながら、今度は別の問題が出現しました。

「いい男が、いない!」

サービスがいくらあっても、いくら男性が登録していようとも、なぜかいい男が見つからない。そしてあまり惹かれていない人とやり取りを続けた結果、婚活疲れを引き起こす女性が続出しています。

でも、マッチングアプリには本当にいい男はいないのでしょうか。実はいい男がいない問題は、私たち“見る側の目”を変えることで、解決できるかもしれません。

ネットの出会いはバーゲンでお気に入りを見つけるようなもの

そもそもマッチングアプリにはどんな人がいるのか。大手11社に登録し、日夜プロフィールを研究してみた結果いえるのは「ふつーの男性が8割」という地味な結果。
サイトごとに年齢層や職種などにバラつきはありますが、別段ブサイクが多かったりすることはなく、真っ当に働き、真っ当な理由で出会いを求めている人が山ほどいます(もちろん遊び目的の人も一定数いますのでご注意を)。
と、いうことは、逆を返せば「モテる男」は、当然ながらマッチングアプリには参加していません。だってリアルの場で相手を探せるんですから、使う意味はありませんよね。

つまりマッチングアプリという場所は、売り場の整理されていないバーゲン会場のようなものだと思うんです。
陳列もぐちゃぐちゃで、売りポイントもわかりにくい商品からお気に入りを見つけるのが難しいように、ただテンプレに沿って一覧になったプロフィールから、いい人を選ぶのはとても難しい。
あなたの恋愛スキルが未熟であればあるほど、マッチングアプリ上でいい男がいないと迷うことは、当然の悩みなのです。

本当に大事な部分以外がよく見えるのがマッチングアプリ!

白馬の王子様はマッチングアプリにそもそも登録しないので、待っていても来ない。それでも自分から見つけていかないと成果をあげられないのが、マッチングアプリの辛いところ。

とはいえ、皆さんが思い描く“いい男”って、おそらく「性格が合って、自然に楽しめる人」と、判定基準も緩くなっていることでしょう。
しかし、今度は「性格が合う」という落とし穴に、多くの人は苦しめられます。

実は性格が合うと判断するためには、私たちは見た目以外にもいろんな情報を読み取って判断しています。
その人がまとう空気感やニオイ、しゃべるスピードや声のトーンなど、気づいていないだけで五感を働かせて、信頼できる相手かを判断するのです。
しかしマッチングアプリでは視覚以外の情報がなくなってしまうので、何度見ても相手の性格までをきちんと想像することは困難そのもの。
その結果、少しでも分かる部分から判断しようと考え、「趣味」「仕事」「結婚観」など、簡単にわかる部分をフックに選び始め、そして「なんか違うなー」と負のループにハマって疲れてしまいます。

情報は極力見ず! とにかく自分の直感を信じてみる

総合して言えることは、性格の合ういい男をマッチングアプリで見つけるのは超難しい!
そんな絶望的な答えを回りくどく説明しましたが、それでもまだ、私たちには勝機があります。

本来人間みんなに備わっている五感を少しでも高め、意識し、直感力で相手を選び、そして先入観をなるべく入れずに会い、五感を使って改めて相手を判断すればいいのです。

そもそも、マッチングアプリは寝ながら見てはいけません。
落ち着ける部屋で深呼吸し、集中力を高め、余計な思考が一切入らないよう自分を整え、一気に見る。
ここが大事、とにかく5分とか10分とか時間を決めて、一気に集中して操作します。

それも見るのは相手の顔写真のみにとどめてみましょう!
プロフィール文は読まなくてよし!
なぜなら年収や趣味、文体など余計な情報が入れば入るほど、相手を頭で考え、不要にジャッジしてしまうからです。
検索時に年齢や居住地、年収や結婚希望かなど、絶対譲れない条件だけ入力したら、あとは直感に従って男性を選ぶのです。

そして男性とマッチしたら、なるべく無駄にやり取りを重ねず、まずは会うこと。この時、あまりに不誠実な人や遊び目的そうな人は弾けば問題ありません。

就職活動だって、書類選考は最低限の足切りをするためにおこなわれます。大事なのは一次面接から。マッチングアプリでの出会いは、婚活における書類選考のようなものですから、相手を想像しすぎることは無駄といえます。
直感を信じて一定数の人と会って確認する方が、実はいいなと思う人と出会えることは増え、そして疲れることは減っていきます。

婚活がシステマチックになった今、私たちはついプロフィールを盛るなどのパワープレーや、効率論で婚活をしがちです。しかし、女性に本来備わっている、豊かな直感力をもう少し信じてみませんか。
結婚も最後は直感です。
人生心配なことも多いけど、直感力を磨けば外れることも少しは減るかも。その一歩として、マッチングアプリの使い方を変えてみませんか。

おおしまりえ

インタビュー・文/西村真紀

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