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桜の季節に着たい! 大人のための“春色”高見えコーデ

  • 2020.3.26
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ファッションのお悩み解決スタイリスト・すえおかりみこさんのコラム。今回は、大人女性が春っぽいきれい色をコーデに取り入れるときのコツを教えていただきます。幼く見えない、高見えするコーデのつくりかたをチェックして。

■大人女性にとって“きれい色”コーデは難易度が高め

春になるとこぞって明るくてきれいな色を身につけていた20代のころの私。何も考えずにそのままずっと毎年「明るくてきれいな色」を繰り返していましたが、ふとその「明るくてきれいな色」がとてもとても浮いていることに気づいたのが30代の終わりごろだったでしょうか。

それから色の勉強をするまで、春のコーディネートをどんな配色で過ごせば良いのかわからず、微妙な配色で春をのりきっていたように思います。

秋や夏、冬の色に比べると春の「明るくてきれいな色」は大人女性にとって難しい色。どうしても幼さが全面的に出てしまうので、若づくり感、落ち着かない印象に繋がりやすいのです。

■色選び次第で大人見え&高見えが叶う

でも40代だって工夫すれば春らしさを感じさせる色にチャレンジできます。「明るくてきれいな色」でも、少しグレーをまぜたような濁った色、いわゆるくすみ色であれば、たとえ上下ともに取り入れても比較的落ち着いた印象になります。

たとえば若草色とくすみピンクの組み合わせのコーディネートです。暗い色ではないのですが、どちらもグレーを混ぜてくすませた色。

この上下はカラーカードで表すと、次のような配色です。

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若草色とくすみピンクの組み合わせ

同じ色みでもグレーが入らなければ、こんな配色になります。

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グレーがまざらない色味の組み合わせ

このような春のお花畑を連想させる2色の組み合わせは、40代以降になるととても難しく、また勇気がいるものとなってきます。
色が似合う、似合わないには個人差もあるのですが、「明るくてきれいな色」は、グレーを馴染ませてくすんだ色の方が大人っぽい雰囲気を出しやすいです。

■GU「リネンブレンドギャザーブラウス」で春色上品コーデ

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明るい色はお値段が見えやすく、プチプラでコレ! というものを見つけるのは難しいのですが、このブラウスはGUのもの。
リネンブレンドギャザーブラウス、色は56 OLIVE(税別1990円)です。

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色表記は「OLIVE」。その名の通り、オリーブの葉のような柔らかくとても上品さあるグリーンです。リネンがメインですが、レーヨン混で素材もソフトな雰囲気。色、素材ともに大人女性が取り入れやすいプチプラアイテムだと思います。

■甘さ控えめ“白”ジャケットコーデ

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もうひとつは、「春の白コーデ」。

大人っぽいジャケットコーデです。ジャケットでに白を取り入れてみました。

白は「明るくてきれいな色」よりもずっと取り入れやすい春色ですが、選ぶアイテムや合わせ方によっては幼く見える色。

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今回は甘さが出やすいスカートには黒を取り入れ、それだけで大人っぽい印象が出るジャケットを白にして、「幼く見えない白の取り入れ方」を意識しました。

■色選びにこだわって大人の春色コーデを楽しんで!

桜も開花し、いよいよ春本番。

40代には扱いが難しい色が多い春ですが、色の選び方にこだわって、ぜひ大人の春コーデを楽しんでみてください。

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