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実は新しい概念? 約55%の人が抱えている“ストレス”の本質

  • 2015.4.15
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【男性からのご相談】

仕事で突き上げを食らっており、家庭の中ではなかなか居場所もなく、ものすごくストレスがたまっています。 もちろん、誰もがストレスを抱えているのだとは思うのですが……。でも、そんなとき、現実逃避かもしれませんが、「そもそもストレスって何だろう」っていう疑問にぶちあたりました。ストレス、ストレスと言っていますが、これって目には見えませんよね。本当はどんなものなのでしょうか。

●A. ストレスはできてからわずか100年に満たない概念。

こんにちは、健康ライターの大塚朝香です。

「ストレス」という言葉を耳にしたことのない人はいないと思います。心理的な圧迫感、という意味で使われるものが多いこの言葉ではありますが、元々は、「外側からかける圧力、物理的な圧力によって、物体が歪んだ状態」を指す言葉でした。

しかし、1936年に、カナダの生理学者によって、“ストレッサー”に関する説が打ち立てられました。ストレッサーというのは、“ストレスの原因”というような意味合いで使わており、“心”にだけとどまるのではなく、“ストレッサー”を持続的に加えることによって、体に好ましくない反応が起こるとしたものです。

私たちがよく耳にする“ストレス”という言葉は、実は非常に新しい概念なのです。

●ストレスの考え方

このようなことから、“ストレス”というのは、実は心理的な負担だけにとどまらないのだと分かります。そのほかにも、環境によってもたらされるストレッサーや、公害物質によってもたらされるストレッサーなどもあるのです。

ストレスは多くの人が感じているものであり、過半数(55%)の人が、「精神的な疲れを感じている」としています。これが進行していくと、“やる気の低下”“うつ”などが出てくるのです。また、それによって、肩こりなどの身体的な痛みも出てくることがあります。

ストレスを解消するもっとも手っ取り早い方法は、その原因から離れることです。騒音によってもたらされているならその場から離れるのがよいですし、公害などなら引越しが、人間関係によるものならその人たちと距離をとるのが理想です。

ただ、これは簡単なことではないでしょう。そのため、たとえ気休めだとしても、気晴らしの方法を考えておくことが必要になります。また、どうしても気分が好転しないということであれば、医師などの手を借りることをおすすめします。

ストレスは誰しもが抱えるもの。だからこそ、対策を“開発”しておきたいですね。

【参考リンク】

・ストレスと病気 | パークサイド広尾レディスクリニック

●ライター/大塚朝香(フードアナリスト)

家でできるダイエットで、1年で17kg減量したアラサーライター。ファミレス勤務→葬儀会社勤務→デパート勤務を経てライターに。デパート勤務時代やダイエット時代に学んだ、「おいしくてヘルシーで安く、満腹感があってお洒落なメニュー」を編み出すのが得意。3000以上の美容記事を執筆し、100以上のオリジナルレシピを発表し、糖尿病や高血圧、メンタルヘルスにも携わってきました。母が看護師、兄が社会福祉士、姉が介護福祉士のため、医療や健康面の質問にもお答えできます。

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