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自宅でバーチャルクラスが受けられると話題の「the Mirror」実際どうなの?試してみた。

  • 2020.3.19
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Mirrorのヨガストレングスクラスの冒頭、ただ一つ、心によぎったことは「これは未開の領域だ」ということでした。チャイルドポーズを指示されるとすぐに、マットに意識が向き、私は今何をしているかということに気づかされました。ヨガ、つまり呼吸とフローに意識を集中する動作です。しかし、テーブルトップのポーズを取るときに、鏡に映るヨガインストラクターの動作を見たり、話に耳を傾けたりしていると、どうしても気が散ってしまいました。

Mirrorとは何か?

その名の通り、鏡(ミラー)であり、ハイテクの鏡です。

Mirrorはストリーミングプラットフォームと機能性デバイスの2つの機能を持っています。このスクリーン(高さ:約132cm、幅:約56cm、奥行き:約3.5cm、重量:約32キロ)は、ヨガ、バーレッスン、キックボクシング、ピラティス、HIIT(高強度インターバルトレーニング)、カーディオ、ウェイトトレーニングなどのフィットネスクラスを楽しむことができ、電源をオフにすると、一見すると装飾家具として魅力的な鏡に見えます。レッスンは、資格を有する熟練したインストラクターたちによってリアルタイムで行われ、リアルタイムのレッスンが終了するとその録画映像を後日、コースライブラリーからストリーミングで観ることができます。毎週70以上の新しいライブクラスが開催され、2018年9月にMirrorが発売されて以来、増え続けるオンデマンドワークアウトのライブラリーのおかげで、飽きることはありません。

MIRROR(@getthemirror)がシェアした投稿 - 2020年 3月月12日午前9時05分PDT

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Mirrorの魅力の1つは、快適な自宅スペースからグループフィットネスクラスに参加できることです。ユーザーには、ワークアウト中に画面の下部にアイコンが表示され、他の誰があなたと一緒にクラスを受講しているかが表示されます。他の参加者と共に取り組むという面では、自宅にいながら、オンラインでバイクエクササイズが受講できるPeloton(ペロトン)と似ています。

ヨガストレングスクラスを受講しているときに、大きな液晶ディスプレイにアイコンがたくさんあることに気付きました。:ワークアウトが完了するまでのカウントダウン・タイマー、右上に表示される曲名(鏡のフレームに埋め込まれたスピーカーから音楽と言葉の合図が聞こえる)、ワークアウトのタイムライン、そして画面の左側には消費カロリーカウンターがあります。心拍数モニターをMirrorに同期して、分析するパフォーマンスデータに別の情報を追加することもできます。

しかし、実際のところデータはどれくらい必要なのでしょうか。実際のところ、画面上に表示される様々なアイコンに圧倒されて、私は気が散ってしまいました。消費カロリーの表示から、難しいポーズをとっているときのタイマーへと、次々に気移りしてしまいました。さらに下向きの犬のポーズをしている間、数回呼吸をしながら次は何のポーズなのか気になり、タイムラインをチラチラみてしまったのです。そして、画面下にあるユーザーアイコンのせいで、一緒にプラクティスをしている人々が気になるかどうかについては、床で行うポーズの時は、視界が隠れて気になりません。しかし、コブラのポーズで画面を見上げると、視線にはユーザーアイコンが入ってきます。

残念なことに、画面上のそこかしこに表示されるアイコンと画面中央に映し出されるインストラクターのビデオによって、鏡の前でプラクティスする本当のメリットが打ち消されてしまっています。自分のフォームやアライメントをチェックするという本来の鏡としての使用方法はそこに存在しませんでした。

Mirrorのメリット:手軽さ

もちろん、自宅のリビングルームに様々な分野のフィットネススタジオを持つというのは費用がかかります。他の選択肢と比べると、合理的な価格と言えます。

Mirror自体は1495ドル(約16万円)で、ストリーミングサービスを使用するには一ヶ月あたり39ドル(約4200円)の追加費用がかかります。

初期投資に随分かかるように聞こえますが、見た目に美しい鏡を買おうと思えば、5万円〜10万円はしますし、人気のヨガスタジオチェーンに通おうと思えば、月々1万円はします。Mirrorを購入すれば、見た目に美しい家具を手に入れると同時に、自宅フィットネススタジオも手に入るのです。

PelotonはMirrorの明らかな競合で、その価格はエアロバイクで2245ドル(約24万円)、ランニングマシーンで4295ドル(約46万円)、さらにストリーミングサービスへのアクセスで月額39ドル(約4200円)に相当します。Pelotonはサイクリング、またはランニング(どちらのマシーンを購入するかによる)にしか使えませんが、Mirrorの場合は、7種類以上のフィットネス方法があります。

Mirrorのコストを考える場合に重要なのは、あなたが自宅でエクササイズをすることにどれほどの価値を見出すかがポイントです。このデバイスは、忙しい人やスケジュールに全く余裕のない人、また、ワークアウト中にプライバシーを重視したい人に適しています。また、Mirrorは見た目の美しさから、装飾家具としての価値もあり、モダンな雰囲気のリビングルームやベッドルームにもぴったりでしょう。

Mirrorのデメリット:技術的な難しさ

悲しいかな、どんな技術にも落とし穴はあります。オンデマンドのヨガストレングスクラスで、30分のビデオを再生するのに15回もバッファリングしました。これにはとてもイライラしました。さらに、インストラクターがクラス用に選んだ音楽は、内蔵スピーカーからは再生されませんでした。インストラクターの声は途切れることはありませんでしたが、ディスプレイに内蔵されたスピーカーからは、本来聴こえるべき音楽の代わりにホワイトノイズが聴こえてきました。

また、MirrorはiOSデバイスとのみ互換性があります。私の場合、Androidを使っています。つまり、ストリーミングサービスを利用するために必要なアプリにアクセスができません。今回私がMirrorを試すことができたのは、同僚がiPhoneを貸してくれたからです。こういった設定の面から、購入を検討できる人は限られています。

クラス内容は

ナイキ・マスタートレーナーであるアレックス・シルバー–ファーガンによるヨガストレングスクラスは非常に素晴らしいです。そのクラスはアーサナにケトルベル トレーニングをプラスしたもので、汗を掻きながらも最終的にはシャバーサナでリラックスすることができました。その指導方法はわかりやすく、各ポーズは初心者から中級者のヨギにも向いています。とっつきやすい内容ではあるものの、やりがいも感じられ、私は30分のクラスの後、全身にエネルギーがみなぎるのを感じました。

結論

結論から言えば、私はMirrorをとても楽しみました。フィットネスの種類が多いので飽きることなく続けることができ、クラスの質は直接人に指導を受けるクラスやYouTubeビデオと何ら変わりません。ホームスタジオ関連の製品としては一般的な価格帯であり、自宅でのエクサササイズを優先される方にとっては、購入に値します。しかしながら、ヨガ専用のツールとしては、画面上に映し出される様々なアイコンに大変気が散りました。Mirrorでヨガをするのはグラウンディングやスピリチュアルなプラクティスというよりも、ワークアウトという印象でした。最終的に、この製品は常にじっとしていられないタイプや大規模クラスや直接人に指導を受けるのが苦手な人に大変おすすめです。

教えてくれたのは…カイル・ハウスワースさん
コロラド州ボルダー在住。コロラド大学ボルダー校を卒業後、ヨガジャーナル編集部のインターンとして勤務している。

Translated by Hanae Yamaguchi

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