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海外スナップで見つけた「スカート名人」|GISELeスタイリストが注目した理由は?

  • 2020.3.15
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GISELeスタイリストたちの協力のもと、スカートをよりよく着る秘策をリサーチ。ストリートSNAPを総覧して見いだしたテクニックの数々を、詳しく解説してもらいました。

KEYWORD 01
メリハリのあるグラデーション
ともするとのっぺり見えてしまう、色の数をしぼった装い。てっとり早く緩急をつけられて、なおかつ感度も高まる選びと合わせを教えてもらいました。

タックINでくびれをメイク


無地ニットとボリューミィなキルティングスカートで、強弱のついたフィット&フレアに。首や腕など、要所要所で素肌を出して抜けをつくったのも高評価。(高木さん)

カーキとグレーの2色づかい


色数を減らすことで、洗練度を上げられるグラデーション。渋い色なら、より上品で大人っぽい気が。似て非なるカーキとグレーの配色が新鮮。(出口奈津子さん)

シアーな質感を一点投入


透け感シャツにプリーツスカートと、ニュアンスのある素材を合わせたのがポイント。質感も色もやわらかく、まとまりのよい感じに惹かれました。(渡邉恵子さん)

ワンピのようにAライン


白Tを見せたりパンプスで軽さを出すことで、上も下も重ためな組み合わせを攻略。白になじませるようにブラウンの小物を加えたのも好バランス。(高木さん)

モードなアイテムだけで


ボリュームそでやアシンメトリースカートなど、尖った印象を与えるデザインが、やさしい色をメリハリづけ。+白ブーツで、さらにシャープな見た目に。(岩田さん)

<STYLISTS VOICE>
ぼんやり見えやすい白系のグラデーション。エッジの効いたデザインをとり入れると、簡単にメリハリがつくのでオススメ。(岩田槙子さん)
小物も近いトーンでまとめるほうが、スカートの気品が生きると思う。装いが白なら、小物は白かマイルドな茶系もいい。(高木千智さん)

KEYWORD 02
キレイめなのに”かっちり”すぎない
スカートをはくとしばしば直面する、コンサバに見えないか問題。シンプル&上品なものどうしをかけ合わせながら、適度に脱力して見せるコツとは?

色だけ変えて感度UP


ジャストサイズのニットにスカートと形はキレイめ。スカートをペールブルーに変えたら、コンサバ感が薄れて今っぽく。キャメルの小物が好相性。(渡邉さん)

定番服のサイズを上げる


トレンチもスカートもボリューミィなバランスが、今の気分に合っている。ヒール合わせだとロングスカートが古く見えるので、ぺたんこ靴がオススメ。(石関さん)

旬の要素を淡いトーンで


胸元を大胆に開けたジャケットに、サテンスカートを合わせた女性らしいIライン。スカートに光沢があるおかげで、今季らしさが出てる。(樋口かほりさん)

最低限しか肌を見せない


キレイめなアイテムを使っていたとしても、タートルやブーツを仕込んで肌をおおうとハンサムな見え方に。メンズライクな色づかいにも惹かれました。(樋口さん)

レトロな方向に転ばせる


スプリングコートとパールアクセのなつかしい合わせが、逆に今っぽさを演出。コンサバになりがちなパンプスを白に変え、モダンに傾けたのも上級技。(渡邉さん)

<STYLISTS VOICE>
両端のSNAPに共通するのは、レトロなエッセンスが入っていること。トラッドでなんとなく今っぽいから、シャレて見える。(渡邉さん)
スプリングコートやシンプルなニットなどの正統アイテム。それだけだと無難なので、今っぽいカラーを1色とり入れるのも手。(石関靖子さん)


KEYWORD 03
スタイルUPのテクが光る
体型をそれとなく隠せるのもスカートの魅力。よりスタイルUPをめざすなら、どんな工夫が必要? 足元を抜くかあえて重さを出すか、スタイリストの回答は二極化。

Iラインを徹底する


アウターのすそからプリーツスカートを見せて、縦のラインを強化。+ロングブーツでIラインが途切れて見えないおかげで、すっきりとした仕上がりに。(樋口さん)

黒の小物で引き締める


小物をすべて黒にすれば、あいまいカラーの上下も締まって見える。もっさり見えやすいひざ丈スカートは、足元に重さを出すとバランスがとりやすい。(石関さん)

ヌーディなベージュで統一


ミディ丈スカートに濃色のシューズだと、悪目立ちしてしまうことも。スカートと同じくベージュでそろえたら、縦に”つながり”が生まれて、脚長に見える。(渡邉さん)

アシンメトリーの形が頼りに


今季多いアシンメトリースカート。丈のそろっているものよりも、脚の太く見えるところを隠してくれるのでほっそり見える。白ブーツで抜けをプラス。(出口さん)

足元にかけて明度を変える


淡色でスタイルUPに導くなら、エクリュからクリアな白と1色にしぼらないのがコツ。BIGジャケットに足元はミュールと、重さと軽さのバランスも絶妙。(岩田さん)

<STYLISTS VOICE>
肌なじみがよく、軽さを出せるヌーディカラーの靴。スタイルUPに効くので、靴選びに迷いがちなスカートの合わせにオススメ。(渡邉さん)
縦長に見えるようにするのがスタイルUPの秘訣。スカートのすそからブーツをのぞかせれば、細長いシルエットをつくれます。(樋口さん)

KEYWORD 04
力まず女っぽい黒スカートの使い方
合わせるトップスやシューズ次第では、ドレッシーにも転ぶ黒のスカート。素材や形に個性をまとった主役級の黒を、気張らずとり入れる方法をヒアリング。

上下ともゆるいシルエット


黒スカートは意外と目立つので、極力シンプルに、メリハリをつけずに着るのが好き。ベルトを使わず、ニットとつないだようなIラインだと力を抜ける。(樋口さん)

真逆のテイストを合わせる


エナメル素材の黒スカートに、ボリュームブラウスを合わせたスタイリング。トップスで甘さを加え、黒スカートの強さをおさえたところが上手。(出口さん)

メンズみたいなジャケットと


メンズライクにハズすと、コンサバ度が薄れて今っぽさが増す。相反するテイストを合わせたことで、黒スカートにそなわる女っぽさも引き立ちます。(石関さん)

ムダをそいで黒一色


デコラティブなスカートこそ、全身を黒にしてミニマルに見せるのがオススメ。よけいなものを足さずに、スカートを主役にしている感じが潔くていい。(高木さん)

女度の高い質感をMIX


ネイビーと黒の濃色だけでつくるグラデが絶妙。サテン×プリーツと、ツヤっぽく女らしい素材感を合わせていながら、落ち着いた色だから品もいい。(岩田さん)

<STYLISTS VOICE>
なるべく足元は軽く、抜けを出すのが大切。女らしくキマりがちな色でもあるので、はおりや足元でメンズライクにハズすといい。(石関さん)
はきやすいように見えて、存在感が強く合わせが難しいことも。トップスをINせず、「がんばってる感」をおさえるとよさそう。(出口さん)

Selected & Commented_Yasuko Ishizeki, Keiko Watanabe(KIND), Kaori Higuchi(KIND), Makiko Iwata, Natsuko Deguchi, Chisato Takagi

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