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遅刻は信用を失う!? 時間にルーズなママのスケジューリング改善術

  • 2015.4.14
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【ママからのご相談】

昔から時間にルーズなところがあり、いつも約束に遅れがちです。出かける前にバタバタするのです。 この間、子どもの保護者会の集まりに遅れて行くと待ち合わせていた保護者会の方数名に、「あなたはいつも遅れてくるから想定内だよね」と言われてしまいました。はずかしい上にショックで、ずっとその言葉が頭にあります。どうすれば時間に正確になれるかアドバイス下さい。

●A. 時間を逆算してみましょう!

ご相談ありがとうございます。ライフオーガナイザーの阪口ゆうこです。

私も遅刻グセはひどかった! でもこれは直せます。

●時間というもの

そもそも時間というものは生きとし生けるもの全てに平等に与えられているものです。1分は60秒。1日は24時間。1年は365日。「いや〜、私は1日20時間でやってるんです」というのは体感の話ですね。

その中でどのように動くか、それが重要なのです。

●逆算する

まず基本的な手段ですが、逆算するという方法。例えば、10時に待ち合わせで午前中いっぱい保護者会の会議があるのならば、このように考えてみましょう。

・10時に約束だから移動時間を考えて9時半に家を出よう

・9時半に出るということは9時に家事を終わらせよう

・9時に家事を終わらせるには8時から掃除機をかけて洗濯しよう

・8時に食べ終われるように7時半に朝食をとろう

・7時半に朝食をとるから7時に起きよう

なかなかタイトな設定ですが、基本的に時間を守れる人は自然にこの計算をしています。でも、こんなキチキチしたスケジューリングにぞっとする人も少なくありません。ちなみにうちの母もそうです。スケジューリングが苦手で万年遅刻気味。出掛けようとすると何かと問題が生じると言い訳。「本当かよ!」って思います。

こんなに細かい時間配分無理! そんな方でしたら時間のジャンルを大きく分ければいいのです。

・9時から8時までの1時間が家事掃除

・8時から7時までの1時間が自分の時間

みたいに。ね? できる気がしませんか? きっと優雅に外出できます。

●用意する

そして備えあれば憂なし。そもそも明日は大事な約束! なんて日は準備をしておくことが有効です。洗濯は必ずしも約束の朝にやらなければならないなんてことはありません。前日やればいい。そう思います。そして急いでなければ明日やればいい。そうとも思います。

掃除は必ず約束の朝にもやらなければいけないなんてこともありません。今日はいつもより軽めにやればいい。そう思います。そして1日くらいおサボりもいいのでは。そうも思います。

要は、優先順位をつけるのです。一番大切でやらなければならないのは何か? を考えるのです。それは、時間を守って待ち合わせに行くこと。つまりは人からの信用を守ること。ではないですか? またできる気がしてきませんか? 準備というのは心の準備です。やらなければいけないことからやればいいのです。

●遅刻をするということ

近年の日本は遅刻に対して敏感です。日本の電車は数分遅れるだけで多大な謝罪のアナウンスをします。鉄道会社側が仕事や約束に向かう乗客の予定を狂わせてしまっている。という謝罪です。それだけ信用がなくなるようなことなのかもしれません。

ショックを受けたとおっしゃってますがさらに追い打ちでごめんなさい。相談者様は時間を守っている方からは、『危機感が薄めな楽観的な人』と思われているかもしれません。これはとてもソフトな言い方ですね。最初はこう思われるでしょう。

しかし『どうにかなると思ってどうにもならなくってなおかつ自分は許されると思っている人』これはハード目に書いてますが、信用を失い続ければいずれこうなります。遅刻してスーパースター的な働きが出来る人というのはほとんどいません。陵南の仙道くらいです。『まだあわてる時間じゃない』は彼の名台詞ですね。

逆に言うと、「すごく仕事ができるのに、この人遅刻するんだよなぁ」というレッテルを貼られます。遅刻を繰り返す方が直す必要に迫られるようになるのはまさに相談者様のように信用を失っていると感じたときです。何が重要で必要かを見極めて逆算をすればいいのです。

時間は使い方で変わります。振り回される側でなく、有効的に使う側になれることを祈っています。

【参考文献】

・『「片づけられない!」「間に合わない!」がなくなる本』司馬理英子・著

●ライター/阪口ゆうこ(ライフオーガナイザー)

大雑把で面倒臭がりな働く母親をしています。要領の悪さには定評があり、それをカバーするためライフオーガナイザーに。日々の暮らしを根本から考え直し、自分らしく組み立てながら滋賀県で家族と毎日笑って暮らしています。

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