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レトロビルに佇むお菓子の研究所〜スパイス香る刺激的で楽しい味わいに出会いに〜

  • 2020.3.14
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名鉄岐阜駅から徒歩5分ほどの場所にある古いビル。ここに青い壁面とステンレスの什器が印象的なお菓子屋さんがあります。旅や人との出会いからインスピレーションを受けて創造したというお菓子は、ピリッとスパイスのアクセントが効いたクッキーやお酒の効いたゼリーなど大人の味わい。ラボラトリーのように日々お菓子を追求し、楽しい味を生み出しているお店です。

レトロビルに佇むお菓子の研究所〜スパイス香る刺激的で楽しい味わいに出会いに〜
レトロビルに佇むお菓子の研究所〜スパイス香る刺激的で楽しい味わいに出会いに〜
ガラスタイルと小さな青い看板が目印
レトロビルに佇むお菓子の研究所〜スパイス香る刺激的で楽しい味わいに出会いに〜
ことりっぷ

岐阜駅の北側は繊維問屋街が広がり、個人の商店や飲食店が数多く立ち並ぶエリア。ファッションからグルメまで幅広いお店が立ち並び、街歩きにはぴったりです。今回紹介するお店「thé et toi.(テト)」は、そんな街に残る繊維会社のビルを改装して作り上げたお菓子屋さん。小さな看板しか出ていないので、見落とさないようにしてください。

レトロビルに佇むお菓子の研究所〜スパイス香る刺激的で楽しい味わいに出会いに〜
ことりっぷ

店内を入ると印象的なのが、青い壁とステンレスの什器。レストランなどの厨房用のステンレス台にお菓子が並べられています。巨大なビーカーのようにも見えるケーキカバーにお菓子の名前が書いてあり、店員さんがカバーを開けてお菓子を取ってくれますよ。

レトロビルに佇むお菓子の研究所〜スパイス香る刺激的で楽しい味わいに出会いに〜
ことりっぷ

「インテリアは、インドで青い街と呼ばれているジョドプールをイメージしました」というオーナーの古野さん。インドのお祈りに欠かせないマリーゴールドも飾られ、青い空間のアクセントに。「インドで出会ったお菓子に衝撃を受け、その味わいをヒントに新しいお菓子を作りたいと思いました。旅を通してであった食材や人との出会いがアイデアの源です」と言います。

出会いから生まれるクリエイティブなお菓子の数々
レトロビルに佇むお菓子の研究所〜スパイス香る刺激的で楽しい味わいに出会いに〜
「キャロットケーキ」(450円)

そんな古野さんが作る、スパイスで楽しませるお菓子をご紹介します。まずは数少ない定番商品となっている「キャロットケーキ」。人参がたっぷり入った生地にはシナモンなどのスパイスを上品に効かせて。砕いたクルミの食感も楽しく、焼菓子とは思えないほどしっとりしています。上にのせたチーズクリームと合わさることでさらに口溶け滑らかに。洗練されたお菓子に仕上がっています。

レトロビルに佇むお菓子の研究所〜スパイス香る刺激的で楽しい味わいに出会いに〜
ピンクペッパーなど、スパイスがアクセントになった季節の焼菓子

ブルーチーズと金柑を組み合わせた塩気やほろ苦さがアクセントになったケーキはクランブルやピンクペッパーの食感も楽しい一品。シャンパンを使ったゼリーやラム酒漬けレーズンがギッシリのパウンドケーキなど、お酒をたっぷり使ったお菓子も数多く並びます。お菓子はほとんどが季節で変わり、ほぼ毎月入れ替わるので、新しいお菓子との出会いを楽しみにしてくださいね。

驚く顔や楽しむ姿にイメージを膨らませて
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「シェアクッキー チャイ」(1枚330円)

「隣にいる人とシェアして楽しんで欲しいという思いも込めて作りました」という「シェアクッキー」は直径10cm以上ある、表面はざっくり中はしっとりした焼き菓子。インドのミルクティー、チャイをイメージしてナッツやスパイスが入った、フレーバーもあり、こちらはワインや蒸留酒にも合いそうです。

食べてもらいたい人やシチュエーションをイメージしながら、形、大きさ、味わいを形作っていく古野さん。お酒やスパイスが醸し出す深い味わいで、研究者のように新たなお菓子の世界切り開いています。ぜひ岐阜の街を歩いて、そんなお菓子の世界の扉を開いてみてください。

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