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パリのハイジュエラー、ショーメがヴァンドーム本店をリニューアルオープン。

  • 2020.3.11
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1階のブティックの内装。メゾンを象徴する麦の穂の絵柄が、布張りの壁に刺繍されている。
1階のブティックの内装。メゾンを象徴する麦の穂の絵柄が、布張りの壁に刺繍されている。

1780年創業で今年240周年を迎えるショーメが、パリ・ヴァンドーム広場にある本店を2月29日にリニューアルオープンした。

1907年からショーメが本店を構えるヴァンドーム12番地の邸宅は、ショパンが晩年を過ごしたことでも知られる歴史的建造物。ル・グラン・サロン(いくつもの歴史的な広間)を備えており、洗練されたパリのアパルトマンの魅力を漂わせるロケーションだ。

ヴァンドーム12番地の歴史を物語る、芸術的なサロン・ショパン。
ヴァンドーム12番地の歴史を物語る、芸術的なサロン・ショパン。

そんな文化遺産や歴史に敬意を払いつつ、モダンで華やかな装いに生まれ変わった本店。ブティックからハイジュエリーのアトリエ、そしてサロンにいたるまで、一新されたレイアウトと壮麗なインテリアデザインには、創業者が想い描いたメゾンの礎とエスプリが反映されている。

「蝶々夫人」のオペラ戯曲にインスパイアされた「トレゾール ダイユール」コレクションのリング。オニキスの仏塔部分をオープンすると、細かなオープンワークの陰影が浮かび上がる。¥18,800,000
「蝶々夫人」のオペラ戯曲にインスパイアされた「トレゾール ダイユール」コレクションのリング。オニキスの仏塔部分をオープンすると、細かなオープンワークの陰影が浮かび上がる。¥18,800,000

今回のリニューアルを記念して、ハイジュエリーのリングコレクション「トレゾール ダイユール」が特別に制作された。16世紀からヨーロッパで伝承され、男性が婚約者に永遠の愛を込めて送る“ハウスリング”をモダンに解釈した豪奢なリング。直線的な構造とフェミニンな曲線が織りなす存在感のあるそのデザインは、世界各国の建築物がインスピレーション源。まるで美術品のような美しさに、アトリエのサヴォワールフェールが表現されている。

歴史ある伝統とモダ二ティが交差するブティックで、パリが誇る由緒正しきジュエラーの世界観を体感して。

問い合わせ先/ショーメ 03-5635-7057

https://www.chaumet.com/

Text : Makiko Awata

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