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一斉休校から春休みまで自宅学習の支援広がる。活用方法と過ごし方はどうする?

  • 2020.3.5
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新型コロナウィルスの影響により、3月2日より全国で一斉臨時休校が始まりました。期間は自治体により異なりますが、概ね3月2日から春休みまでとなり4月の始業式まで学校に行かないという地域が多いようです。

学校が休みになると普段の生活で学習をどう取り入れていくかが心配なところです。自宅で出来る学習法や過ごし方を見てみましょう。

今だけ無料のオンライン学習サイトを活用しよう

長期の休みに入り心配する人が多いのは、休み中勉強が遅れてしまうということ。学校の授業がなくなる為、自宅で全く勉強をしないと約1ヶ月何もしないこととなってしまいます。ここは年度末という時期を考え、1年の復習や次学年の予習を進めておくといいでしょう。

書店でも、復習ドリルなどの売れ行きが好調となっているようです。また、基本は自宅待機するというスタンスからオンライン学習の需要が高まっており、各社も通常有料であるサービスを無償で提供するなどの対応を行っています。利用出来るサービスを見てみましょう。

・まなびwith

年少から小学6年生までを対応とした小学館の通信教育です。ゲームやクイズ、映像などを取り入れたオリジナル教材を使うことにより考える力・ひらめく力を楽しく身につけることが出来ます。

2019年度3月号をPDFで無料公開し、ワークブック送付サービスも提供しています(一人1冊)。対象期間は3月31日まで、対象者は小学生。

https://manabi-with.shopro.co.jp/manabico/freestudy/#pdf

・Gakken

幼児から中学生までの通信教育講座で、国語算数などの主要教科以外に英語・作文・中学受験対策など豊富なコースがあります。

学習指導用動画を無料開放しています。対象期間は3月31日まで、対象者は小学生・中学英(コンテンツ利用は一部会員登録が必要)。

https://www.gakken.co.jp/homestudy-support/

・Z会

幼児から小学生・中学生・高校生、大学受験コースなど幅広い年代向けのコースを用意しています。記述問題の添削などサポートが手厚く、難関大学への合格実績も評価を得ています。

通信教育教材の一部を無料提供します。対象期間は3月2日より順次、対象者は小学生・中学生・高校生・大学受験生。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000049291.html

・アオイゼミ

リアルタイムの映像授業や豊富な授業動画により、学習を総合的にサポートするオンライン学習塾です。対象は中学生以上となりますが、プロ講師のライブ授業がスマホやタブレットで好きな場所で受講出来ることが人気の理由です。

授業動画4000本を無料開放しています。対象期間は3月31日まで、対象者は中学生・高校生(会員登録必要)。

https://www.aoi-zemi.com/

他にも、オンライン学習サービス「スタティサプリ」は、学校や自治体単位で動画サービスを無料提供しています。

普段利用していないサイトを使える機会は今の時期だけです。この機会に色々なサイトを利用し無料体験だと思って活用するのもいいですね。今まで利用を考えていなかったサイトが意外と子どもに合うなどもあるかもしれません。

勉強系YouTube

自宅に長くいるとゲームやYouTube動画の時間が長くなるのではという心配もあるかもしれません。しかしYouTube動画の中には、学習が出来るものを公開している場合もあります。長時間の視聴は避けたいところですが、子どももYouTubeであれば積極的に学ぶ気になるかもしれませんね。講義形式のもの、バラエティ色の強いものなど様々ですが、気になるものをチェックしてみましょう。

・とある男が授業をしてみた

小学生から高校生を対象とした2000本以上の勉強動画が視聴できます。配信しているのは塾講師の経験がある葉一さんで教え方のうまさが評判となっており、チャンネル登録者数は80万人を超えています。

公式サイト:https://19ch.tv/

・Mikan Ringo

小中学生を対象としており、塾の先生であるさかぽん先生の授業が動画で見られます。

公式サイト:http://sakaponsensei.tv/index.html

・映像授業TryIT(トライイット)

「家庭教師のトライ」が提供する映像授業動画です。公式サイトでは登録が必要ですが、無料で視聴可能です。

公式サイト:https://www.try-it.jp/

・QuizKnock

テレビでもお馴染みの、クイズ王伊沢拓司を中心としたメンバーによるクイズやゲームなどのチャンネルです。入試問題や勉強動画もあります。

休校時の学習や自宅での時間を支援する為、ドリルの無償提供や動画アプリの無償提供、さらに児童書が読める様にオンラインサイトを無償で公開するなどの動きが広がっています。ほとんどが3月末まで対応していますので、この機会にサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。

自宅待機中の子どもの過ごし方

学校が休みとなり、子どもたちも最初の内は喜ぶかもしれませんが長期間自宅で過ごすことは徐々にストレスがたまる可能性があります。精神的なケアをする為のポイントをご紹介します。

・子どもの気持ちを受け止める

学校などの居場所や友達との交流がなくなることや打ち込んでいた部活に行けないことは、フラストレーションがたまり、心が不安定になりがちです。いつも以上に子どもの話をよく聞き、共感してあげましょう。

・役割を与える

長い休みの間に、家事などの役割を与えましょう。「助かった、ありがとう」などほめることで自己肯定感が高まり、気持ちが安定します。

・1日を振り返る

日記などで1日の振り返りをするといいでしょう。生活ぶりを客観的に可視化することが出来ます。起床時間などは通学している時と変えず、生活リズムを保ちましょう。

自宅学習の仕方がわからない子におすすめの学習法

学校と塾以外で学習をしてこなかった子どもの場合、いきなり自分で学習をやれと言われても中々そうはいきません。お互いイライラしてフラストレーションがたまってしまうでしょう。

そんな場合にオススメなのが、長期間用に1冊ノートを用意することです。頑張ったことを全部書いたり貼ったりしていきます。「学習すればノートが埋まる」ということがモチベーションとなり、学習を続けることにつながります。

どの教科でも良いので、この期間に行ったことを1冊のノートに集約してみましょう。高望みはせず、子どもとよく話し合いながら次にすることを選んだり考えたりしていきましょう。

「そうは言っても何をすればいいか分からない」という方の為に、国語の場合の学習例をご紹介します。

・筆写

毎日10分程度でいいので、教科書の教材やドリルなどから筆写を行います。あまり長時間だと嫌になってしまうので、10分くらいがちょうどいいでしょう。10分でも1ヶ月続ければ5時間になります。

・漢字練習

教科書の最後に載っている新出漢字を活用し、習った漢字を復習します。漢字辞書などを利用してもいいでしょう。自分で書けるか確かめてから、すらすら書ける様に繰り返します。教科書には熟語も載っているので、それを活用して文章を作ってみるなどもいいですね。

・辞書を引く

教科書に出てくる言葉などで意味が不明確なものを辞書で調べて書き留めます。用例などもあわせて書くとなおいいですね。辞書を引く習慣も身につくかもしれません。

他にも、日記の様にその日の出来事や思ったことを書いたり、市販の問題集を行ったらやり終わった物をノートに貼ったりするのもいいですね。やったことがたまっていく感覚を味わうことが目的なので、あまり内容に執着せずに楽しく続けられることを試してみましょう。

勉強以外では、物作りもストレスの発散になりオススメです。料理や編み物・刺しゅう・DIYなど、子どもが興味のあるものにチャレンジしてみましょう。難易度の高いジグソーパズルなどもいいですね。没頭出来ると時間もあっという間に過ぎていきます。普段は学校や習い事で忙しくこういった物作りに時間を取ることは難しいと思いますので、自宅にとじこもるこの機会を利用してみましょう。

筆者の地域では春休み前に登校の予定がありますが、ほとんどの地域では春休みまでの措置でありそのまま春休みに突入することとなるでしょう。実際、4月の始業式まで登校予定はないという方もいます。休校措置を終えても、感染拡大のリスクがある内には不要不急の外出は控えるべきであると思います。

大変であるのは親だけではなく子どもも同様であり、状況を嘆くだけでは気がめいってしまいます。「こういう時期だからこそ、こういう時期にしか出来ないことをやろう」と気持ちを切り替えて、色々工夫をしていけるといいですね。

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