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デートしていた相手から急に連絡が来なくなりました【ひかりの恋愛相談室】

  • 2020.3.4
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「ひかりの恋愛相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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デートを重ねていた相手から、急に連絡が来なくなると、ショックなものですよね。今回は、ネット婚活の現実も踏まえて紹介します。

Kさん・35際のお悩み

バツイチ、子なしで、派遣社員として働いています。婚活サイトでやりとりをして、2度デートした男性がいました。もちろん、プラトニックなデートです。
毎日のようにLINEでメッセージのやりとりをしていて、私は次のデートで付き合うことになるのではないかと期待していたのですが、ある日、急に連絡がパタリと来なくなりました。別に喧嘩も何もしていないのに、です。

はじめは、仕事が忙しいのだろうと思って待っていたのですが、2週間経っても返事が来ず。そこで再度、メッセージを送ってみたのですが、既読になったものの、返事が来ません。これって、どういうことなのでしょうか?

Kさんへの回答

残念なことですが、彼からの返事が来ないというのが、「これ以上、関係を進める気はない」という答えでしょうね……。まだ付き合っているわけでもなく、2回デートをしただけの間柄であるだけなら、関係性が薄いので、彼としてもわざわざ断るよりも、このままフェードアウトしようという考えなのでしょう。

別に喧嘩をしたわけでないのであれば、理由は、「付き合うには、ちょっと違うと思ったから」、もしくは、「もっと他にいい人が現れたから」という可能性は高いでしょう。ネット婚活の場合は、同時進行で色々な人とやりとりをして、とりあえず何度かデートをしてみるという人が多いので、必ずしもデートしたからって、「脈が大アリ」というわけではないんですよね。

もちろんデートを3回、4回と重ねていった場合は、本命だと思われている可能性は高いですが、人によっては、「何度か会って、相手をよく理解してから付き合うかどうかを決めたい」と思う人もいるでしょう。特に、ネット婚活の場合は、共通の知り合いがいないので、相手の嘘にも気付きにくいでしょうしね。
同じく、「まだ好きにはなっていないけど、デートを重ねたら、もしかしたら好きになれるかも」というチャレンジの気持ちでデートをしている人もいるものなんですよね。

だから、今回の件で言えば、ネット婚活においてはよくある話です。Kさんが何か悪いことをしたから、というわけでもないと思うので、「ご縁がなかった」くらいに捉えてもいいと思います。

“付き合うご縁ではない人”にすがっても仕方がない!

「久々に好きになれた相手なのに、ご縁はないの?」と思う人もいるかもしれません。“ご縁がない相手”というのは、どういうことかというと、「付き合うご縁の相手ではない」「結婚するご縁の相手ではない」ということです。

もちろん「あなたが好きになるご縁の相手」であり、「何度かデートを重ねるご縁の相手」であったのは事実です。だから、そういう意味ではご縁はあったけど、「深く関わるご縁ではない」ということです。
このまま“付き合うご縁ではないない人”に未練を抱いても、時間の無駄になってしまうこともあるので、次に行った方がいいでしょう。

でも、ご縁のない相手とデートしたからといって、無駄だったわけではありません。彼とのデートは楽しかったのではないでしょうか?だから、Kさんは、彼と付き合いたいと思ったわけですしね。

結果がどうであれ、Kさんが「ひと時でも楽しいデートが経験できて、ラッキーだったな。今度は、付き合うご縁の相手と出会えるといいな」と前向きに考えられるのであれば、また素敵なご縁が訪れることでしょう。

逆に「彼と付き合いたかった。彼ほど素敵な人はもう現れないかも。それにしても、2回もデートをしておきながら、振るなんて。私の時間を返して!」と思うような人は、結果主義者なので、今後も婚活がうまくいかなくなると、自分を精神的に追い込んでしまう可能性は高いです。そうすると、ますます婚活はうまくいかなくなってしまうかもしれません。

例えば、3年間付き合った人と結婚には至らず、別れてしまったとします。その恋愛は、人生において無駄だったのでしょうか?その3年間、彼と出会わないまま、恋愛とは無縁の時間を過ごしていた方がよかったのでしょうか?

おそらく「何もないよりは、楽しい恋愛ができてよかった!」と思う人も多いことでしょう。
そういうことなのです。どんな結果であれ、楽しく過ごした相手に感謝をして、そして次に行く。そういう積み重ねができる人は、たとえ“結婚”という結果が出せていなくても、魅力的に輝いていけるのです。

「トキめかせてくれて、ありがとう」と思える人に!

ちょっと話は逸れますが、私の周りにはパートナーと死別した人が何人かいます。急死、病死、自殺など、亡くなられた原因はさまざまです。
では、パートナーが亡くなり、現在、自分が1人ぼっちになってしまったら、その人と出会ったこと、過ごした月日は無駄だったのでしょうか?そんなわけはないですよね?

結果はどうであれ、一緒に過ごした期間、楽しいひと時を過ごせたのであれば、「付き合ってくれて、ありがとう」という気持ちが沸くはずです。

それは死別に限らず、短期間の恋愛においても同じです。「トキめかせてくれて、ありがとう」「楽しいデートをさせてくれて、ありがとう」「恋の切なさを教えてくれて、ありがとう」なのです。

そうやって、出会う人たちが自分の人生を豊かにしてくれると思ったら、婚活で色々な人と出会うことは、それはそれで楽しみになるものです。それこそ結婚したら、そんなに色々な人とデートをするわけにはいかないので、独身ならではの特権なのです。

婚活では、結果ばかりにこだわるのではなく、過程も大切にしましょう。自分に訪れたご縁を大切にしながら、もっと独身であることを楽しむのです。
Kさんは、彼とのご縁が切れてしまったことは残念ですが、「楽しいデートができて、ラッキーだった。また新たな人と出会って、素敵なデートをするぞ!」と思いましょう。
また素敵なご縁があるといいですね!過程を楽しみながら、前向きに婚活をしましょうね。

コラムニスト・ひかり

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