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生理中の女性が参加!「womb yoga」がシンガポールで人気の理由

  • 2020.3.3
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生理は恥ずかしいこと?

「アイスクリーム食べたいね」
「いいね。けど今日はパスしておくわ」
「あ、もしかしてアレなの?」
「...うん」

生理について友達と交わすことと言えばこんな会話が一般的かもしれません。大抵の場合は男性が近くにいない女子のバスルームで。

本当はもっと話したい。けれど、なんだか恥ずかしい。そう感じている人はきっと多いはずです。

生理中の女性に寄り添う『womb yoga』とは

筆者の住むシンガポールでは昨今、女性のための「womb yoga」というヨガが話題になっています。「womb」とは「子宮」を意味する言葉。「womb yoga」とはつまり「子宮ヨガ」という意味。参加者の大半は、生理期間中に当たる女性たちです。

「womb yoga」のクラスでは、ただヨガをするだけでなく、自分の生理にオープンになることが他のヨガクラスとの大きな違いです。

「生理が最近は不規則で...」
「私は今日は生理2日目です」
「出産をしてからまだ生理は再開していません。まだ授乳中なので、正直再開してほしくありません」

自分の生理については詳しく語る人もいれば、そうでない人も様々。それでも、女性の多くが生理時期に何らかの不調を抱えていることに、何とも言えぬ安心感を感じるかもしれません。

なぜ自分の生理にオープンになる必要があるのでしょうか。 それは、自分の生理からくる身体の不調や悩みを似たような境遇の同士達と共有して解決したいから。

生理期間中にヨガしてもいいの?

そもそも「生理時期にヨガをしてもいいのか」という疑問が湧く方もいるかもしれません。結論から言って生理期間中もヨガをすることは可能。ただし、注意が必要です。三点倒立や肩立ちのポーズなど逆転のポーズは生理期間中はNGポーズとされています。理由は、子宮が逆さまになるポーズは経血の流れに影響する可能性があるため。生理期間中は、坐位や仰向けのポーズなどを中心に、心身がリラックスするヨガをするのがおすすめです。

ヨガが生理にもたらすうれしい影響は

生理中の女性の身体は繊細。先述の通り、逆さまになるポーズやお腹を強く圧迫するようなポーズは避けることが推奨されています。

ですが、「今日は生理だから」という理由でヨガレッスンを休む人はシンガポールでは稀です。シンガポー ルで「womb yoga」が話題なのは、ヨガが生理に効果的と感じている女性が多いことを示している証拠でもあります。生理中にヨガを行うことで得られる実感についてまとめてみました。

血流改善

生理期間中の子宮は、不要な子宮内膜を経血として身体の外へ排出するために収縮を繰り返します。この子宮収縮が生理期間中の下腹部痛や腰痛の原因と言われています。

子宮は筋肉でできており、身体の冷えや運動不足などによって血流が悪くなると、子宮の筋肉が緊張し硬くなってしまうことがあります。

生理期間中に血流が悪化し子宮が硬くなると、不要な子宮内膜を身体の外へ出すために、更に強く子宮が収縮し、それが生理痛の悪化に繋がるのです。

生理期間中も適度な運動で全身の血流を促進することで血流の滞りを和らげ、それが結果的に生理痛を緩和することに繋がると考えられています。

ストレス解消

生理中は女性ホルモンの分泌バランスが乱れやすいため、気分の浮き沈みが激しくなります。 適度に身体を動かすことでストレス解消に繋がり、生理中の不安定な気持ちやストレスを解消して くれるのに適しています。

生理期間に不調を感じる人は『月礼拝』がおすすめ

月礼拝は骨盤周辺の筋肉を大きく動かすポーズが組み合わさったシークエンスで構成され、女性本来の機能を整える役割もあると言われています。生理期間中の腰痛や冷え、下腹部痛などの改善にも効果的です。

毎日のアサナプラクティスで太陽礼拝を実践している方も多いとは思いますが、生理期間中は太陽礼拝を月礼拝にシフトするのもおすすめです。

月礼拝のやり方

1.山のポーズ

山のポーズ
山のポーズ

足の親指をつけ、踵は少し離した状態に立つ。 尾骶骨をたくし込んで、お臍を背中に引き寄せるようにコアを意識する。 胸を張って、肩はリッラクス。目線は前。

2.立位の三日月のポーズ

立位の三日月のポーズ
立位の三日月のポーズ

息を吸いながら、両手を天井に回しながら上げ、頭上で合掌。 息を吐きながら腰を軸に身体を右側へ倒し、目線は左斜め上を見上げる。 身体をもとに戻し、左右を入れ替え繰り返す。

3.女神のポーズ

女神のポーズ
女神のポーズ

右足を大きく横に1歩広げ、両方のつま先を斜め45度外側に開く。 息を吐きながら、ひじと膝を直角に曲げる。 尾骶骨をたくし混んで、お臍を背骨に近づける。

4.三角のポーズ

三角のポーズ
三角のポーズ

息を吸いながらひじと膝をゆっくり伸ばし、両腕は真横に床と平行に伸ばす。 右のつま先は90度外側、左のつま先は45度内側に。 息を吐きながら、上体を右側に動かし、真横にゆっくりと倒す。 視線は左の指先。

5.ピラミッドポーズ

ピラミッドポーズ
ピラミッドポーズ

上体を右側に向け、マットの前の縁と骨盤が平行になるようにアライメントを整える。 お腹から深く前屈する。

6.三日月のポーズ

三日月のポーズ
三日月のポーズ

両膝を曲げて両手を床につけ、左足を大きく後ろに伸ばす。 左足の甲と膝を寝かせ、右足はかかとの上に膝がくるように曲げる。息を吸いながら両手と上体を床から持ち上げる。 視線は斜め上。 左脚の鼠径部が伸びていることを確認。

7.サイドランジ(深い伸脚)

サイドランジ
サイドランジ

両手を下げ、身体を左に向ける。右のかかとをマットにつけ左足を真横に伸ばす。 指先は軽く床につき、左の内もものが伸びていること、背筋が伸びていることを確認。

8.マーラーサナ

マーラーサナ
マーラーサナ

左脚を引き寄せて、つま先と両膝を斜め45度外側に向ける。 腰を落とて胸の前で手を合わせ、膝の内側を両ひじで押す。 背筋と首筋を伸ばす。

ここまでが1クール。以降は、左右を逆転させ以下の順序で行う。

• サイドランジ
• 三日月のポーズ
• ピラミッドポーズ
• 三角のポーズ
• 女神のポーズ
• 立位の三日月のポーズ
• 山のポーズ

自分自身の身体の声に耳を傾けて

生理期間中は、浮き沈みの激しい時期でもあります。だからこそいつも以上に自分を大切にするためのケアが必要。womb yogaのように誰かと生理の辛さを共有することで救われることや、自分の身体に合ったアサナプラクティスをすることで、生理期間中の身体の不調改善に繋がるかもしれません。

自分の身体の声に耳を傾けて、生理期間中も笑顔でいられる人が増えることを願っています。

ライター/桑子麻衣子
シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインスタクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステイナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。

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