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「ステージ上で流産」ホールジーが過去の経験について告白

  • 2020.3.2
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歌手のホールジーは新アルバム『マニアック』を先月リリース。その中のシングル「モア」は子どもが欲しいという気持ちについて歌った曲。『The Guardian』でのインタビューで、彼女はこの曲をリリースするのに緊張したと明かした。それは過去に流産したことを公に話したときに、ネット上で批判された経験からだったそう。

ホールジーは、過去の流産の経験についてこう話した。

「人生で1番自分が社会不適合なんじゃないかと感じたの。手に負えないような人生をやり遂げているのに、生物学的に地球でやるべきだと唯一されてること(出産)ができない。だけど女性のシンボル、そして自信を与える存在としてステージに立たないといけないの。混乱するわ」

『Elle UK』によると、去年のTwitterでホールジーは子宮内膜症であることもツイートしている。

「私は子宮内膜症で3回流産して、4回手術もした。ほぼ毎日痛みに悩まされてて、約$300,000(約3,200万円)を集めて研究ととサポートに寄付したの。変わった人になろうとか、人と違う人になろうとしてるわけじゃない。ただあんまり話題にならない病気でも、普通であることをわかってもらいたいだけ」

このツイートは今は消されてしまったけれど、ホールジーはこのことについて今回のインタビューで回答。子宮内膜症はもともとは子宮の内側だけにあるはずの子宮内膜が、子宮の内側以外の場所にできてしまう病気で、20、30代女性の10%以上が発症するそう。

『The Guardian』でのインタビューでは、最近の状態は良好で「母になること」は「いつかできると思ってる。そう思えるようになったのは奇跡だわ」と前向きに考えているそう。

また、2018年に『The Doctors』で、コンサート中に流産したことも明かしている。

「妊娠したことをツアー中に知ったの。妊娠が私の将来や、キャリア、人生や恋人との関係にどんな意味を持つか考える前に、気付いたらコンサートの真っ最中にステージの上で流産していた」
「何百人もの十代の若い子が見ている目の前で、洋服にまで血が染み込みながら、それでもコンサートを続けないといけない。その瞬間、もうこんな決断は一生したくないと思ったの。好きなことをしてるのに病気で辛い、あるいは病気だからそれができないということをね」

この辛い経験からホールジーは子宮内膜症の治療に専念することを決意し、手術を受けたおかげで今では体調不良が改善したという。

また当時彼女はまだ23歳だったけれど、この経験が卵子凍結への決心にもつながったと話している。 そして、将来の妊娠や繁殖能力を守ることは、明るい未来や自分が描く目標のためにもとても重要であるというメッセージを伝えた。

2018年ニューヨークで行われた「ウィメンズマーチ」(女性の権利、人権に対する問題への認知を高め、尊重した社会を作ることを目的としたイベント)では、「Story of Mine」という自身や友人が受けたセクハラについてのボエムを発表するなど、辛い経験をオープンに話して、私たちを勇気付けてくれるホールジー。そんな彼女の強い想いや言葉は私たちの心にも響く!

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